5月15日より、今年も高野山真言宗・別格本山 十無量山 観音寺 (橿原市小房(おうさ)町)で
春のバラまつりが始まりました。 通称名を おふさ観音 といいます。
大和盆地にはお寺のローズガーデンが大きく分けて2つ。
北の『大和登美山鼻高 霊山寺』(りょうせんじ;奈良市中町)は人生の輪廻をテーマにした
1200坪の庭園に200種2.000株の薔薇
南のおふさ観音では6月30日までの一ヵ月半、約2,300種類(約2,500株)のバラが
咲き乱れます。
真夏の時期は風鈴まつりになり、また秋には(10月19日~11月30日)秋のバラまつりと
年に二回薔薇が見られます。
ローズガーデンへの入場料や拝観料と言ったものは無料で楽しませてもらえます。
(本堂のみ拝観料300円)
早朝には昨日からの雨も上がって、爽やかな晴れ間とは言え無いもののまずまずの天気、
先ずはご本尊である十一面観音様にお詣りしなくてはなりませんね。
拝観料が要らない分だけお浄財をついつい少し弾んでしまいます。
お線香も上げさせてもらいました。
おみくじも一般的なものと「華おみくじ」があって、絵馬も薔薇の絵が描かれています。
真紅のバラもイロイロ種類があるようで、株によって微妙に色も形も違います。
紫は高貴な感じがしますし淡いピンクは清楚な感じ。
濃いピンクは華やかな感じで香りも強い気がします。
そして数の少ない黄色と静かに周りを引き立てる白。
赤とピンクと白がそれぞれを盛り上げて鮮やかなもの。
花弁の形も肉厚だったりカールしていたり絞りの着物のようであったりと、目をキョロキョロ。
先に咲いていたテッセンも祭りの主役をフィーチャリングしてくれているようでした。
平日ではあるものの、関東弁や瀬戸内弁など関西以外のイントネーションも聞けて、奈良観光
ではそんなにメジャーなルートではない所、はるばる遠方から来られているのがよくわかりました。