間違えんといてくださいね、天津飯 やなしに 天神はんのことです。
ご当地の奈良県大和高田市にもJR高田近くの天神社と、南部にも天満宮の二箇所ありますが
今回は大阪市北区天神橋2丁目の『天満の天神さん』のこと。
菅原道真が祀られていて学問の神様として広く知られ、親しみをもたれています。
標準語だと Tenjin と言う感じで ”テ”にアクセントが来ますけれど、大阪の人は昔から
teNJInはんと、てんじんはん(はん;サンの親しみタイプ)と言います。
表門(大門) を潜って正面が 本社(本殿)
神社自身は天暦年間(950年頃)に建てられていましたが、本殿は江戸時代の記録に残る
だけで七度もの火災に遭い天保14年(1843年)に再建された物です。
本殿を時計と逆回りに東へ回り込むと渡り廊下で東側の神楽殿・参集殿・梅花殿に
繋がっています。
正月の初詣の頃にはこの辺りにテントが張られ本殿での御祈祷の申し込みや入学・入社
祈願の絵馬を書き込む場所となって、地面が見えなくなるくらい密集した参拝者で溢れます。
絵馬納め処 参集殿 本殿裏側
絵馬を書き込んで渡り廊下の下をくぐって向こうへ出た本殿の東横に絵馬の納め処が
あります。
それはそれは沢山吊り下げられていて、国立や私学の有名校からハイレベルな高校、
一流企業への入社祈願などもズラリと並びます。
場合によっちゃ自分の名前が書ければ入れるだろうレベルの学校名があったりして
書かれている文字を見ると、「こりゃやっぱり祈願せんと無理なんやろなぁ」と思ったり。
毎月25日は菅原道真公の御縁日であり、特に一月の24日25日は初天神梅花祭として
午後1時には「うそ替え神事」 午後2時~3時には受験生を対象に難関通り抜けを祈願する通り抜け参拝が催されます。
合格者は4月の1日の入学式・入社式の後に入学感謝祭 白米社初午祭としてお礼参りを
するのも慣わしです。
裏門の境内内部東側には白米稲荷神社、西側には大将軍神社が摂社として祀られて
居ます。
裏門を出て右(東)側に落語専用の小屋、天満繁盛亭があり、左(西)へまわると
天神橋筋2丁目の商店街へと抜けて行きます。
ネタ切れには写真のストックを紐解くに限ります。