くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

大立山まつり②

2016年02月01日 23時07分37秒 | 奈良学

霧雨のような細かい雨で2月(如月)がスタートしました。
着更着(きさらぎ)という説もあるように気温が上がらず、冷え冷えとした1日でした。

さて、昨日に引き続き平城宮跡(奈良市)で「大立山(おおたてやま)まつり」の模様を記録します。
ただし30日(土)の催しの様子であって、29日から今日1日・明日2日までのイベントです。

広陵町の戸閉(とたて)祭の地車(だんじり)が広場から移動された後、続いては世界文化遺産の
吉野山から金峯山寺節分会/鬼の祭典が始まりました。

毎年2月3日には吉野山金峯山寺蔵王堂で節分の法要が行われます。
法要が終わると、鬼火の祭典と呼ばれ る鬼の調伏式が行われます。この調伏式は他の寺社の
ものとは違い、「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れようとするものです。

そして経典の功徳や法力によって、また信徒らが撒く豆によって、荒れ狂う鬼たちを仏道に入ら
しめて終わります。
その起源としては定かではありませんが、金峯山寺の開祖である 役行者が法力で鬼を呪縛し、
仏法を説いて弟子にした故事に基づくといわれています。

吉野観光協会のおかみさんからの紹介もありました。

 

続いての演目は 御所市のススキ提灯献灯行事でした。
観客の後方、朱雀門の方向からススキ提灯2基がやってきました。

ススキ提灯とは、長さ2間半(約4.5m)もの竹製の支柱に、合計10張の提灯を3段にくくりつけ
たもので、先端部には白幣を掲げている。
奈良県内では、秋の収穫を終えた田に積みあげた穂を「ススキ」あるいは「スズキ」と呼び、この
かたちを模したのがススキ提灯であるという。
すなわち収穫の喜びを田の神に見てもらい、五穀豊穣、家内安全、無病息災を祈願する行事で
あるそうだ。

ステージを振り返ると沢山のススキ提灯が並んで神主さんの祝詞が始まっている。

この鴨都波神社に伝わる伝統行事が、7月の夏季大祭と10月の秋季大祭の折に行われる「ススキ提灯献灯行事」。奈良県の無形民俗文化財に指定されている。
祝詞が終わると巫女たちの神楽舞が披露された。

そして勇壮な太鼓の演奏が始まると、ステージに上がった2基のススキ提灯が若者たちによって
額の上に立たせたり、左右に分かれて投げ渡し合いされたり横に倒してグルグルと回されたり。

アクロバチックな大道芸のようだと言えば神様には失礼になるのだろうか?

落としそうで落とさないのは、さすがだと思いました。

 

さてさて今日もまた『あったかもん鍋』の11品

      

  下市町   吉野川の清流に浮かぶ薬膳カレースープうどん
  上北山村  大峯奥駆行者汁
  奈良市   月ヶ瀬の梅香る大和肉鶏塩ラーメン
  御杖村   つえみちゃんの「いっきなべ」

      

  黒滝村   黒滝ちょこっとラーメン(骨まで愛して)
  生駒市   生駒山 ラッキーカレーナン
  高取町   高取ごんだ鍋
  王寺町   やまと雪丸鍋~五穀パンを添えて~

    

  天川村   めっ茶大豆き~天川 幻の茶豆豆乳汁~
  曽爾村   曽爾高原 力うどん
  桜井市   ひみこちゃんのカッパ鍋

これで22品、 残りは明日また11品をUP予定です。