くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

あなおじ

2017年05月09日 23時42分39秒 | ちょっとお出かけ

雨の予報も午前中は何度かパラパラッと来た程度。
間欠ワイパーを使うほどでもなかったのでワンショットのワイパーを使ったら、窓の右端に
黄砂の筋が出来ました。
午後3時ごろからはしっかりとした雨になって「現在に至る」ですが、傘なしで濡れて歩いたり
すると頭髪・頭皮に浸透して行きそうで怖くて、傘を握りしめました。

 

左足の方は5cmも上がらなかったのが相変わらず痛みはあるものの10cmぐらいまで上げ
られるようになり、靴下もズボンも一旦床に置いてつま先だけを嵌めると少し浮かすだけで
履けるようになりました。  もちろん、おパンツも同様でございますことよ

こんなガタガタの足になった原因は3日~5日に渡って掲載した平城宮天平祭・久米レンゾと
全国陶器まつりの5月3日のムチャ歩きに続き4日の西国三十三カ所巡礼でした。

そのひとつ京都府亀岡市にある天台宗の寺院、菩提山 穴太寺。

西国三十三所第21番札所となっている「あなおおじ」「あのうじ」「あなおうじ」と読まれる
こともある、亀岡盆地の閑静な寺です。

仁王門をくぐってすぐ左にある多宝塔が陽射しに眩しく美しく見えました。

安寿と厨子王丸の悲話の伝説に語られる厨子王丸肌守をご本尊としていて、偶然に御開帳の
時期ということで二重の硝子筒に守られていましたが手の届きそうな距離で拝見できました。

ちょうど牡丹の季節で本堂の両脇に鉢植えが飾られていました。

                

本堂に安置される釈迦如来涅槃像(なで仏)は、自分の病の場所と同じところを撫で、自分の
体をなで返すと病気平癒のご利益があるとされています。
掛け布団がかけられているのですが「どうぞ布団を剥がしていただいてお触れください。」と
案内の方に促されていたので、しっかり撫でさせていただいてきました。
ただ、ご浄財の金額が足りなかったかも知れません。

藤も見事に美しく下がっていましたし、何よりもモミジの若緑・新緑が鮮やかでした。

 本堂と渡り廊下で結ばれている円応院の中には天皇家に因む品物が多数展示されていました。

美しい庭園は京都府の名勝に指定されていて同じぐらいの年齢層のご夫妻らしきお二人が
ずっと座って眺めておられました。

 

周りには駐車場に隣接した土産物屋と和菓子屋ぐらいで耕作地が広がっていました。
お昼前に到着して、拝観を済ませて蕎麦かうどんでもと思っていたのが見事に打ち破られました。

5分も走らないところに亀岡の市街地があり、JR亀岡駅や保津川のトロッコ列車の亀岡駅も
西友やイオンショッピングセンターもあるのですが、ちょっと外れただけでガラッと風情のある
お寺の別世界にのどかな西方浄土のような感じを受けました。