35回目の記念日を「珊瑚婚式」と言うのだそうです。
25回目の「銀」までは毎年名前が付いているけれど、それを越えたら5年毎なのだとか。
そりゃもう長男が34歳になったのだから無理もないけれど、もうそんなに経ったんだなぁと思う。
「熟年離婚」だの「家庭内別居」だの「元気で留守がいい」なんて流行語が肩越しに過ぎて行った
けれど、よくまあその流行に乗らないで居られたものだ。
母の叔母の、そのまた姪の同級生の娘さんだったのがきっかけで紹介されて、それがまた父の兄
(伯父)の親友が彼女の直属の上司だったなんてことが分かると、不思議な因縁を覚えたりして
いい加減な付き合いは出来ないと思っていて気が付いたらこんなに経っていた感じ。
まあ好いた惚れたで一緒になったのではなく、年も近いことからお友達みたいな幼馴染みたいな
間柄が長持ちしたのかも知れません。
珊瑚に因んだわけでもないけれど「蟹が食べたいね」とどちらからでもなく。
この季節外れに。
20分もで走ったところに蟹の専門店が2つあります。
ひとつは大阪・道頓堀のシンボルにもなっている張子の蠢く有名店の姉妹店。
でもね、予約でいっぱいでいきなり行っても待ち時間が長くかかる。
それにはっきり言ってベリーエクスペンシヴで記念日と言ってももったいないオバケが出る。
ということでちょっぴり安い、と言っても庶民には十分なお店に。
玄関を入ったら立派な端午の節句の飾りが。
脇侍(?)が神武と鍾馗というのも珍しかった。
他にも
お店の気遣いが伝わるような気がします。
何千円の会席コースもあるけれど、これだけの体格でも昔ほど食べられなくなっているのを自分で
知っているので、ケチる訳でもないけれど自分は蟹御膳というのを注文した。
彼女は期間限定「板長おまかせ会席」
値段がリーズナブルだったのでついつい「カニクリームコロッケ」と「カニ饅頭」も
二人とも暫く動けないくらいになってました。
二人分で張子の姉妹店の一人分以下で満腹になってました。