こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

菅谷昭講演会

2016-10-22 19:36:38 | 脱原発・危機管理

長野市・ノルテ長野で菅谷松本市長の講演会。子どもたちを放射能から守るために~チェルノブイリから30年、フクシマから5年~2時から始まります。小出裕章先生からのアピールもあります。

昨日鳥取で地震があって原発が大丈夫かと思うようになった。救急箱に線量計が入っているようになった。私からは事実をお話をするのでご判断は各自にお願いします。

チェルノブイリ原発事故は、史上最大の原発事故となった。最も汚染したゴメリ州。肥沃の大地が汚染された。森林地帯強く汚染されたので除染は無理。福島も山がある。

最初に1991年3月にチェルノブイリを訪れた。30年たってもまだまだ危険。このときの私の足元でガイガーカウンターが振り切れる。小児科医はすぐにハンカチで鼻を押さえた。線量計がなければわからない。

セシウム137は、風で大きく広がってホットスポットが50キロ離れたところでも出た。福島の事故でも警告した。長野県にも風向きによっては放射能が流れてくる可能性があった。

政府が情報を隠して、外部被爆や内部被爆した。

チェルノブイリの事故から5年してミンスク市国立甲状腺ガンセンターで行った。小児甲状腺ガンは、86年からすこしづつ増えて5年が経過してから増加し始め、10年たってIAEAがようやく事故の影響を認めた。

チェルノブイリでは、検査を5年してからやっているので、最初から検査していれば、もっと出ていたかもしれない。福島は最初から検査をしているので原発の影響といえるのではないか。

10年たって廃村になっている。福島はまだたった5年。チェルノブイリでは300キロ離れた所にホットスポットがある。だから東京でもホットスポットがあってもおかしくない。三年半過ぎてゴメリそれからモーズリで検診を行った。

5年して福島の原発事故が風化している。悪性反復性健忘症。2012年7月にチェルノブイリへ再び向かった。厳戒管理区域は、できればすまない方がいい。居住禁止区域は、除染しきれない。ひとたび行動派汚染した場所は人間は戻れない。

原子力災害は自然災害と異なる。ひとたび事故が起これば戻れない。日本政府は戻れと言っているが、本当にいいのか。


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