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信州安保法制違憲訴訟第1回口頭弁論

2017-02-03 22:59:03 | 憲法・平和・沖縄

 

昨年7月26日に提訴した信州安保法制違憲訴訟の第1回口頭弁論が2月3日長野地裁において開催された。私もはじめて原告になったこの訴訟は、安保法制が憲法違反の立法であり、そのことによって憲法で保障されている「平和的生存権」「人格権・幸福追求権」「憲法改正決定権」「立憲民主政に生きる権利」が侵害されたことをもって国家賠償請求として慰謝料を求める訴訟である。弁護団38名、原告292名の大訴訟団となった。

2月3日金曜日、私は松本を朝7時半に出発し長野地方裁判所のすぐそばにある長野県弁護士会館に9時10分頃到着した。すでに原告となって本日傍聴をする皆さんが大勢集まっている。私もはじめてのことであるが、多くの原告もはじめての体験だろう。事務局から法廷に入る人が報告され、私も欠員があって原告・代理人席(20人)に座ることができた。このほか原告傍聴席20人、一般傍聴席33人、合計73人が法廷に座ることができる。一般傍聴希望者は46人いて抽選が行われ13人が傍聴できなかった(最初に整理券が配布され、うち33名をパソコンで自動的に選び傍聴券が渡された)。

最初に佐藤芳嗣弁護団長から、意見陳述を行う方を指名し、又坂常人原告団長が違憲訴訟に至った経過を陳述、続いて信州沖縄塾の伊波敏男さんが「戦争に結びつくおそれのあることに反対」と陳述、次に金井奈津子さんが「平和な世の中を残すために黙ってはいられない」と陳述、次に元牧師の横田幸子さんが「平和共存を切望する私の存在そのものが否定される」と陳述、次に成澤孝人信州大学教授が「安保法制によって事実上の基本的原理が奪われて、それに伴う精神的苦痛からの回復を訴える要求である。追認するのか裁判官にも問われている」と陳述し、最後に佐藤弁護団長が総括的に陳述した。

口頭弁論終了後、次回日程が相談され、5月12日金曜日の午前中となり、第2次訴訟を含めた意見陳述を30分行うこととなった。

 

約1時間の口頭弁論が終わり、再び弁護士会館にもどり、今日のまとめの集会に出席した。口頭弁論の経過が報告され、参加者から何点か質問が出された。「意見陳述は証拠ではないのか」「次会30分は短いのではないか」「同じ種類の裁判で2か所で原告になれないのか」など。今回の意見陳述は信州安保法制違憲訴訟の会のHPに掲載されること。国側の答弁書は希望者には提供されること。第2次訴訟は2月20日締め切り。2月15日に意見陳述の書き方とあわせて説明会を行うこと。次回も同様に9時20分に弁護士会館に集合することなどが確認された。

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