2014年安倍政権のもとで、存立危機事態の下で集団的自衛権の行使を認める閣議決定がされた。以来、100回を数える「平和と憲法を守る信州大学人の会」のシンポジウム。すべてに参加しているわけではないが、時間がある限り出席をしている。大学のキャンパスで学生に戻ったように学べる機会があるということが自分には嬉しい。
直面している政治的な課題についてのシンポジウムは、その後の街頭宣伝に直接的に言葉として発することにつながる。しかし、多くは自分の人生や考えてきたことを振り返るきかっけとなることが多い。特に歴史的な課題についてのシンポジウムは、私自身が大学で朝鮮近代史を学んできたことから興味がある。
一方で、経済的な課題についての掘り下げがもっとあってもいいと思う。資本主義のもとで広がる格差と貧困、戦争などなどマルクス経済学の立場からでも、近代経済学の立場からでもいいが、「もうけ一辺倒の社会」がいかに人間性をゆがませ、社会に後戻りのできないひずみをつくってきたのか問題提起が必要だ。自然科学の分野でも、環境問題や原発問題、地震や火山災害など専門家の話を聞きたい。
信大シンポジウムの中で、若い学生の皆さんの取り組みもあった。ピー△スタやチェンジ。チェンジの皆さんは選挙の時に公開討論会を行った。県議会とも意見交換を行った。若い皆さんの問題意識に触れることは、未来に触れることだけに、これからもできるだけ若い皆さんの発言の時間が保障されるともっといい。
毎月第2火曜日信大シンポジウムにぜひ足をお運びください。学生気分に浸れますよ。
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