リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

祭りの前

2005年02月13日 01時26分39秒 | 日記
今日は久しぶりの雨です。おまけに風も少しあります。雨と言っても傘なしでいける程度ですけどね。風も鈴鹿おろしや伊吹おろしや六甲おろしなんかにくらべたらかわいいもので、そよ風みたいなもんです。(^_^)
ドイツなんかではもうカーニバルは終わったみたいですけど、(そういやちょっと前にリオのカーニバルのニュースやってましたね)バーゼルは来週の月、火、水です。こっちではFasnachtというんですが、街の店のショーウィンドーにはFasnachtの行列隊がかぶるコミカル系グロテスクなお面が飾られたりします。
駅前の物売りのおじさんが「シュープリースシュトラーゼマガツィーン(Surprise Strasse Magazine)」といってタウン誌を売っていたのが、何週間か前から「ファスナハトラゲテ」に変わっています。当然売っているものも変わりまして、5センチくらいのでかいバッジを売っています。土地の人によるとこの「ラゲテ」はバーゼル方言でBlaggeddeと書くらしいです。ほんとは「ブラゲテ」なんですね。
このおじさんのかけ声のリズムがなかなかおもしろくて、ファスナハトの部分が8分音符二つで言って、あとのラゲテが三連符になるんですね。たぶんそのおじさん、ミュージシャンじゃないと思うんだけど、こっちの人って普通の人でもこういうリズム自然に取れちゃうんですね。日本人だとこのリズムはちょっと練習しないとできないと思うけど、やっぱり音楽というのはことばをベースにしているということを今更ながら実感しましたね。(笑)