リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ファスナハト (1)

2005年02月15日 05時35分43秒 | 日記
今日から3日間ファスナハト(=謝肉祭、カーニバル)です。明け方の4時から始まると聞いていましたので、てっきり今日の深夜28時からかと思っていました。(笑)でも夕方街に出てみましたら、もうすっかり出来上がっている!今朝の4時だったんですね。
いつも学校に行くときトラムを降りるテアター前も様変わり、ここがあの同じ場所だとは思えない感じです。日本式に言えばハレの状態にと言ったところ。
あたりは異形のマスクをつけて楽器(ピッコロ、パーカッション、金管楽器など)をにぎやかに演奏して歩く一団が次から次にきます。日本の祭りの山車よろしくおおきな飾り付けをした車の一団もあります。いったい何グループあるんでしょうね。多分10や20と言った数ではない感じです。山車からは紙吹雪をばらまいたり、オレンジやお菓子を放り投げています。私もオレンジを3つゲット。(笑)
街を練り歩く一団は、伝統的にはピッコロ隊なんだそうですけど、派手なパーカッションや金管隊の方が多いくらいです。で、思ったんですけど、これ、ものすごい数の楽器ですよね。バーゼルの楽器やさんはこの3日で1年間食えるって感じですね。
サッカーの試合があるときは昼間からよっぱらった少しガラの悪いおにいさんたちがいたりしましたが、ファスナハトはあまりそういう人は見かけません。やはり宗教行事だからかな。でも日本の神社の祭りはみんな酔っぱらう人が多いのはやはり根本的に宗教のありかたが違うからでしょうか。