リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

クラシック音楽関連ドラマ(笑)

2008年01月06日 22時35分17秒 | 音楽系
新春早々「のだめ」を見てしまいました。正月特別番組ということで2夜連続のドラマです。毎週やっていたものは随分前に終了しました。ちょうど主人公ののだめがパリに留学するというところで放送は終了しました。ここで終了したのは、パリを舞台にしたら制作経費がかかるからだろうと勝手に推測したりしていたんですけどね。(笑)

今回はパリやプラハなどのロケをふんだんに含んだ豪華バージョンです。オリジナルのマンガの方は舞台がどこになろうと経費上の問題はありませんが、映像化すると事情はがらっと異なってきます。オリジナルと映像化した場合とでもう一つ大きな違いがあります。それは、作品で扱われている音楽に実際に音をつけなくてはいけないということです。

のだめってマンガで読んでいるとコミカルな部分が多いと感じるんですが、ドラマで見るとバックにいつもクラシック音楽が流れているせいか、ちょっとシリアスすぎる雰囲気が出てきてしまうんですね。これはマイナス要因のようにも思えますが、これを機会にクラシックのすそのが広がる?いえいえ、こういうのって結局、のだめオーケストラのCDを出したりして商売人がもうけるだけなんですよね。(笑)

のだめのテレビでいつも感心するのは、楽器の弾きまねがなかなか上手なことです。よく見ると、弾けないことが見えてしまうんですが、役者さんに対する指導がいいのと巧みなカメラアングルのお陰で、ホントに演奏しているみたいに見えます。

弾きまねといえば、NHKで放送している「北京バイオリン」の小春はもっといけてます。左手なんかホントに弾いているみたいにきれいな指使いですねぇ。どっかのオケのはしっこで弾いている人よりはきれいな指使いですよ。多分この役者さんは結構弦楽器が弾けるんでしょうね。