リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

野菜スープを作る(5)

2008年01月23日 15時56分06秒 | 日々のこと
現にバーゼルのスーパー、ミグロではほとんど完全従量制販売でした。野菜が果物がどどっとおいてある光景は大体日本のスーパーと同じですが、トレイには入っていません。各品物の上にその名前といっしょに番号が振られています。買うときは、買いたい分だけ備え付けの薄い袋(別に入れなくてもいいですが)に入れて、そばに置いてあるはかりにに乗せます。そして振られている番号を押すとバーコードが印刷された粘着糊付きラベルが出てきます。それを野菜に貼るか、入れた袋に貼るかしてレジに持っていき精算します。

野菜や果物の値段表示はキロあたりの値段が書かれています。大きいジャガイモを買えば高くなるし小さいのは安いという従量制で買うことができるわけです。その計量、ラベル印字等に使われるハカリが何と日本製ヤマトハカリでした。日本はいい技術を持ってるのに・・・(笑)この話とよく似た話がありました。日立だったか川崎だったが最新型のトラム(市電)を作って海外に輸出したって話を以前聞いたことがあります。日本ではいわゆる古いタイプのチンチン電車が走ってるのに日本のメーカーは新型を作り国内ではなく海外に出している、というわけです。もっとも最近では新しい車両に更新する所も出てきているそうですけど、でもハカリの話といい、トラムの話といい、大げさに言えば、何か国のシステムが上手く動いていないということの現れかなという感じがしないでもありません。持ち駒はいいのを持ってるんですけどねぇ。