リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ことしは大須に

2008年01月02日 17時30分28秒 | 日々のこと
元旦は年越し参りをしてあとはちょっと近所に出かけるだけですが、今年は娘とそのカレ(S君)が来ていますので、4人全員で名古屋の大須に出かけました。外に出たとき、みぞれが降ってきて一瞬迷いました。車で出かけるという手もあるし、近所の温泉にするか・・・と一瞬思いましたが、でもやはりこの際迷わず寒い中大須に電車で出かけることに。

大須はコンピュータ街であったころは毎週のように行っていたんですが、最近はコンピュータ関連の店が激減してちょっとさみしくなりました。代わりに若者系の衣類などの店が増え、それらが昔ながらの店と混在している町並みはなかなかいいもので、名古屋市内では大好きなスポットのひとつです。S君も日本的なものが一杯の大須の商店街は大いに気にいっていました。

大須観音の近くには屋台がたくさん出ていました。S君はいたく気に入り、イカ焼き、広島焼き、串カツなどおいしそうに食べていました。その屋台の向こうをふと見ると、大須演芸場が目に入りました。前から行ってみたいなとは思っていましたが、客が少なくこっちも気恥ずかしい感じなので、今まで入ったことがありませんでした。今日は正月なのでにぎわっているだろうということで、入ってみました。S君は日本語がわからないので、ちょっと可哀想かなと思いましたが、結構楽しんで見ていました。

大須演芸場の中は思っていたより狭かったですが、それでもがらんとした感じで客の入りはいまひとつ。午前中の公演は人がたくさん入っていたようですが・・・ここでリサイタルをやったら意外と面白いかも。(笑)

演目は雷門幸福さんの落語がおもしろかったです。なんでも名古屋在住の落語家は4人しかいないそうで、そのうちのお一人。名古屋にプロの落語家がいるというのは全然知りませんでしたが、芸所といわれていた名古屋ですから、昔はもっといたのかも知れません。こういう少数派を見ると俄然応援したくなります。(笑)まだお若い方でしたので、これからもぜひがんばってほしいですね。