古楽の発声法をマスターするだけでもなかなか出来ないのに、正しい英語の意味を理解し、正しい英語の発音(発音に関しては別に詳しく書きます)したところがやっとスタート地点である、日本人の声楽家は本当に大変です。楽器奏者は上記の3点の内、正しい英語の発音は必要はないのでまだ楽といえます。
第2点目の正確な意味の理解という点では、なかなかいい訳詩がないというのが現状です。もっとも Varietie of lute lessons のトンデモ訳みたいなのはさすがに少ないですが。
こうした事態になる要因は2つあります。
1.ひとつは文法構造がよく理解できず意味を取り違えてしまう。
2.語句の意味がよく分かっていない。
1.2.が同時に発生すると、エイヤッという具合に適当にやっちまう。これを何度も繰り返すとトンデモ翻訳になります。高校の英文解釈テスト問題だと0点、大学の入試だと不合格の憂き目に遭います。
こういう翻訳をするのは、本当はシェークスピア時代の英語の専門家、あるいは英語学の専門家の方が一番ふさわしいとは思います。残念ながらそういう方たちがリュートソングの翻訳に本格的に携わる機会はそう多くないようです。しかし私自身はリュートソングの伴奏をよくしますので、一緒に音楽を作り上げる以上、結局自分の問題でもあります。次回から、具体的に訳に進みますが、「これはあくまでも個人の見解」にすぎませんですからね。(笑)
第2点目の正確な意味の理解という点では、なかなかいい訳詩がないというのが現状です。もっとも Varietie of lute lessons のトンデモ訳みたいなのはさすがに少ないですが。
こうした事態になる要因は2つあります。
1.ひとつは文法構造がよく理解できず意味を取り違えてしまう。
2.語句の意味がよく分かっていない。
1.2.が同時に発生すると、エイヤッという具合に適当にやっちまう。これを何度も繰り返すとトンデモ翻訳になります。高校の英文解釈テスト問題だと0点、大学の入試だと不合格の憂き目に遭います。
こういう翻訳をするのは、本当はシェークスピア時代の英語の専門家、あるいは英語学の専門家の方が一番ふさわしいとは思います。残念ながらそういう方たちがリュートソングの翻訳に本格的に携わる機会はそう多くないようです。しかし私自身はリュートソングの伴奏をよくしますので、一緒に音楽を作り上げる以上、結局自分の問題でもあります。次回から、具体的に訳に進みますが、「これはあくまでも個人の見解」にすぎませんですからね。(笑)