リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

若者も気を付けよ!

2020年03月30日 14時04分09秒 | 日々のこと
コメディアンの志村けんさんがお亡くなりになりましたが、新型コロナウィルスは若者も容赦なく感染しています。25日から感染が急拡大している東京都が発表しているデータをグラフにしてみると、もはや若者には感染しないとは言えないという事実が浮かび上がってきます。

まず、一気に感染者が拡大した25日です。


3/25(41人)

40代が最多ですが、高齢層もまだまだ多いです。翌日の26日はというと・・・


3/26(47人)

高齢層も多いですが、20代~40代の増加も気になります。翌27日は・・・


3/27(40人)

増加数が少し減少しましたが、40代が一番多くなりました。翌日は・・・


3/28(63人)

この日は前日と比べて急増しました。70代が最多になっていますが、20代~40代の感染者数が大きく減っているわけではあります。29日ではどうでしょう。


3/29(68人)

29日は一日の最多感染者数記録を更新して新たな感染者が68人になりました。注目すべきは高齢層が少なく、若い世代が多いことです。

25日~29日分をひとまとめにしますと・・・


3/25-29(258人)

この5日間だけみると、感染すたのは高齢層よりも若年層の方が多いということが分かります。今日(30日)がとても気になります。

テレビのニュースを見ていますと、東京在住の若い人達が、箱根や熱海、石垣島などに繰り出しているという報道がありました。渋谷などの繁華街に出ている若い人達へのインタビューでは、多分大丈夫だろうという脳天気な感想を述べる人が多かったです。もっとも編集の段階でそういう人達ばかりを集めた可能性もありますが・・・

いずれにせよ、老年層が施設やジムで感染してクラスターが発生し経路を特定できる時期は終わり、すでに都内では街中の至る所に感染源があって、行動力旺盛な若年層に感染が拡まっている可能性が高いです。8割は軽症で中には感染したと言うことすら気づくことなくなおってしまうということもあるのでしょうけど、そういう人であっても人に感染させるということがあるのが新型コロナウィルスの怖いところです。感染した人の2割は症状が出て、さらに全体の5%は重篤な症状になるというのが今まで得られているデータです。分母が大きくなればなるほど5%の実数は多くなります。老いも若きもこの現実を直視して行動しないといけません。