富士通のアプリに関することが原因でイギリスでえん罪事件が起こっています。郵便局で使われているシステムに問題があったようで、コンピュータ会計上の売り上げと実際の現金の金額が合わず、横領の罪に問われている人が沢山出ているという事件です。
富士通の現地幹部が議会で謝罪したという報道がありましたが何か違う感じがします。あくまでもえん罪事件ですから、富士通が罪をかぶせたわけではありません。郵便局と司法当局にまず一義的な責任があるとように思います。郵便局や司法当局は謝罪したんでしょうかねぇ。
でもどこの国でも当局はなかなか謝罪なんてしないですよねぇ。それで思い出すのは私の知り合いでスピード違反取り締まりのオービスにひっかかった人がいました。オービスを設置したときは、機器の手前何キロの地点に「無人速度取締中」という表示をしなければならない決まりがあるそうです。
県警から違反の通告を受けて知人は、「無人速度取締中」という表示がなかったことに気づいていたので、そのことを県警の係官に伝えました。何日か経ってまた県警から電話があり、そういう違反は最初からない旨の連絡を受けました。表示がなかったので「まけてあげる」ではなくて最初からないことにしましょう、ということですね。
当局は決して非があることは認めないということですね。となると件の事件はどうなるんでしょう。富士通が全部かぶるのかしら?