数少ない国産Dセグメントのセダン・ワゴンであるマツダ6が4月に国内向け生産販売を中止されます。このクラスのセダンはクラウンなんかがまだありますが、ワゴンは同車が最後になるのかな。
今やSUV全盛で、セダン・ワゴンは人気が低迷、ワゴンに至っては一クラス下でもレガシー、カローラだけになったのかな?
かくいう私は20数年前はホンダのUSアコードワゴンに乗っていました。テオルボも楽に積めるし、ファミリーにとっても充分な大きさを備えたいい車でした。それが今では子供も独立し、今のミニ・クロスオーバーで充分。テオルボも斜めにしないでも積めます。(今もっているテオルボはフレンチテオルボで長い弦の長さは118cmです)
マツダ6はアテンザという名で誕生し、現行車が三代目になります。2019年にマイナーチェンジをして名前もアテンザからマツダ6に変更しました。
とても流麗なスタイルで、マツダのバッジがなければヨーロッパの高級ワゴンと言っても通用するくらいそのエクステリア・デザインは秀逸。ディーゼル車もラインナップされており価格もリーズナブル手とても良心的な車だと思います。
ただ私の世代は残念ながらマツダブランドには多少の抵抗があるのも事実。小学生の時我が家に初めてやってきた車がマツダのR360クーペ。とてもかっこいい車でしたが、クーペは今ぐらいの季節になるとエンジンがすぐにかからずときどき家族総出で「押しがけ」をしたものでした。故障も多かったです。もう少し年月が経ち免許を取る頃にはマツダ効果、マツダ地獄ということばもよく耳にしました。
今の若い人はマツダ車はかっこいいとイメージが強いでしょう。実際ここ10年くらいのデザインは国産車の中ではピカイチだし、ロータリーエンジン、ロードスターをずっと作り続けている姿勢も評価できます。
マツダ6の生産販売停止は車の主流がワンボックス、SUVになってしまった流れを受けてのことでしょうけど、マツダ6は正統派のセダン・ワゴンとして残っていてほしかったと思います。