事業仕分け・・・・人事のように見ていたら。

2009年12月14日 | 信州の木材
公開された事業仕分けを頼もしいような、少々不安も感じつつ眺めていたのは事実・・・・本当の無駄遣いがかようなことで、出てくるかいなと・・・・。

 たしかにやらなくてもいいことはたくさんあるだろうが・・・・過剰包装に喩えるならば、簡易包装にした場合、それで職を失う人もでてくるというジレンマ。

 それでも人事みたいな感でいたら、「里山整備うんぬん」が削られた。これが何かと言えば、木材の間伐材の補助金にあてられているらしいのだ。

 木材の間伐は普通40年位で、その後は皆伐といって全ての木を伐りつくし、後植林するというのが、理想のパターンなのである。しかし現実は木材の需要の低迷と、一斉に伐期を迎える山の存在である。

 需要がどんなに無くも、植えられた木は大きくなる、そのままにしておくと根も十分はることも出来なく、台風時などになぎ倒されることとなる。
それはまた山の荒廃と二次災害に繫がる。

 間伐の時期が過ぎても間伐を続ける為の資金に、この「里山整備うんぬん」が使われていたらしい。

 これがないとどうなるか、と言えば、45年以上の山の間伐ができない・末口22㎝以上の木材の流通が少なくなる・県産材を住宅に使いましょうといっても、材木が十分にない、パターンが想像されるのです。

 二酸化炭素対策のために森林整備に予算はさかれていますが、その対象は国有林ですから。業界も頭が痛いでしょうね。

 なぜ皆伐をしないかと言えば、その後の植林・下草刈りなどに費用がかかるからである。その費用は伐った木の代金で賄えないかもしれないから。

 どちらにしても、日本の山はあやうい立場にあることは間違いない。
                   依田 美恵子

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