3週間ほど前、日経を斜め読みしていた目に「フェイスブック デジタル『秘書』」の見出しが目に入った。買い物代行・旅行手配も・・・・とある。
アメリカの交流サイト大手のフェイスブックが人口知能を基盤にしたデジタル秘書サービス「M」を発表。
一瞬人口知能が買い物代行や旅行の手配までしてしまうのかと、愕然とした思いが先行したのだった。自分がいかに時代遅れの人間になったのかという思いと、ここまで行ったら雇用の場はどうなるのだろうという不安。
読み進むと、この手のサービスはすでに始まっているらしい・・・・・まあ―知らないことが多くなったわ。
今回は人口知能が利用者のリクエストを理解する制度に課題があるから、そこを人力で補完するのだという・・・・・なるほどね。
しかし人口知能の研究は近年急速に進み、制度も向上しているらしい・・・・・・やっぱり複雑な思いが先行する私。
そしてこれは10日ほど前の信濃毎日新聞に載せられた、経済アナリスト「森永卓郎」さんの「第四の産業革命と県内製造業」の記事。
これまでに人類は3度の産業革命を経験してきた。
第1は蒸気機関車の発明、第2は電気の導入・・・・・・この辺りは学校で勉強した。
そして第3は今なお続いているME(マイクロ・エレクトニクス)革命である。FA(ファクトリー・オートメーション)化とOA(オフィス・オートメーション)化が、MEの2本柱。
何時の頃からか、ワンマンだノーマンだなんて感心していたけれど、それまで人手に頼っていたものが、コンピューターを組み込んだ機械がそれを可能にしていったのね。
事務所だってコピーにパソコンで、事務員さんの数が減ったのも確か。あっという間に消えた職種もでてきた。
自動車を製造するラインの映像を見ていて、ロボットの仕事が増えていると思った。海外に工場が出て行ったりしているが、製造ライン自体に人がいらないのだと納得した。
製造原価の中で人が占める割合をいかに少なくするか・・・・・減らすか、安く使うかだろうから。
フラット化は世界の中で一番いい物を一番安く作れるところに仕事が行く・・・・・言葉では理解できても、それで切捨てされる日本人も多いから。
そして森永さんは、第4の産業革命ではこうした変化がさらに加速すると言う。第4の産業革命が人口知能とロボットの導入による革命だからと。
今までのロボツトは人間が操作するものだったが、これからはロボットに指示を出すのは人口知能になるのだと言う。
メーカーでは完全自動生産に踏み切る構想を持ち始めているらしい。
生産コストが格段に安くなれば海外に出ていく必要はないが、それでも雇用は生まれない。
どうやって食べて行けばいいんだろうか、と凡人の私は思う。
森永さんは長野県内の製造業がどのように向かい合っていけばいいのかを書いている。
つまり、人工知能やロボツトではできないことに、人間が取り組むことだという。
① 人口知能ではできない優れたデザインや画期的なアイデアに基づくモノづくりをしていく・・・・製品をアートのレベルに引き上げていく。
② 常に最先端技術を追いかける・・・・まだ誰も作ったことのないような画期的な新製品。
③ロボツトでは実現できない匠の技を発揮すること・・・・長野県の時計など、精密機械産業で人手が残っているところはすでにそうした分野になっている。
こうして考えると、第4の産業革命への対応は、何か特別のことをするというよりも、県内の製造業がすでに取り組んでいることをさらに進めるということになる。問題はそのスピードだ。第3の産業革命がとてつもないスピードで進んできたことを考えると、第4の産業革命も同じようか、さらに加速化するかもしれない。生き残るには、普通のモノづくりからの脱却を急がなければならないのだ。
と森永さんは結んでいた。
このところまたいろんな業種の動きがすざましいと思う。人口減少、高齢社会の到来で国内だけでは縮小になるから海外へ飛び出していく企業。今までの製造業の進出とは違う。
ただ・・・ただ付いていけない自分がいる・・・・本当に情けないけど。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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アメリカの交流サイト大手のフェイスブックが人口知能を基盤にしたデジタル秘書サービス「M」を発表。
一瞬人口知能が買い物代行や旅行の手配までしてしまうのかと、愕然とした思いが先行したのだった。自分がいかに時代遅れの人間になったのかという思いと、ここまで行ったら雇用の場はどうなるのだろうという不安。
読み進むと、この手のサービスはすでに始まっているらしい・・・・・まあ―知らないことが多くなったわ。
今回は人口知能が利用者のリクエストを理解する制度に課題があるから、そこを人力で補完するのだという・・・・・なるほどね。
しかし人口知能の研究は近年急速に進み、制度も向上しているらしい・・・・・・やっぱり複雑な思いが先行する私。
そしてこれは10日ほど前の信濃毎日新聞に載せられた、経済アナリスト「森永卓郎」さんの「第四の産業革命と県内製造業」の記事。
これまでに人類は3度の産業革命を経験してきた。
第1は蒸気機関車の発明、第2は電気の導入・・・・・・この辺りは学校で勉強した。
そして第3は今なお続いているME(マイクロ・エレクトニクス)革命である。FA(ファクトリー・オートメーション)化とOA(オフィス・オートメーション)化が、MEの2本柱。
何時の頃からか、ワンマンだノーマンだなんて感心していたけれど、それまで人手に頼っていたものが、コンピューターを組み込んだ機械がそれを可能にしていったのね。
事務所だってコピーにパソコンで、事務員さんの数が減ったのも確か。あっという間に消えた職種もでてきた。
自動車を製造するラインの映像を見ていて、ロボットの仕事が増えていると思った。海外に工場が出て行ったりしているが、製造ライン自体に人がいらないのだと納得した。
製造原価の中で人が占める割合をいかに少なくするか・・・・・減らすか、安く使うかだろうから。
フラット化は世界の中で一番いい物を一番安く作れるところに仕事が行く・・・・・言葉では理解できても、それで切捨てされる日本人も多いから。
そして森永さんは、第4の産業革命ではこうした変化がさらに加速すると言う。第4の産業革命が人口知能とロボットの導入による革命だからと。
今までのロボツトは人間が操作するものだったが、これからはロボットに指示を出すのは人口知能になるのだと言う。
メーカーでは完全自動生産に踏み切る構想を持ち始めているらしい。
生産コストが格段に安くなれば海外に出ていく必要はないが、それでも雇用は生まれない。
どうやって食べて行けばいいんだろうか、と凡人の私は思う。
森永さんは長野県内の製造業がどのように向かい合っていけばいいのかを書いている。
つまり、人工知能やロボツトではできないことに、人間が取り組むことだという。
① 人口知能ではできない優れたデザインや画期的なアイデアに基づくモノづくりをしていく・・・・製品をアートのレベルに引き上げていく。
② 常に最先端技術を追いかける・・・・まだ誰も作ったことのないような画期的な新製品。
③ロボツトでは実現できない匠の技を発揮すること・・・・長野県の時計など、精密機械産業で人手が残っているところはすでにそうした分野になっている。
こうして考えると、第4の産業革命への対応は、何か特別のことをするというよりも、県内の製造業がすでに取り組んでいることをさらに進めるということになる。問題はそのスピードだ。第3の産業革命がとてつもないスピードで進んできたことを考えると、第4の産業革命も同じようか、さらに加速化するかもしれない。生き残るには、普通のモノづくりからの脱却を急がなければならないのだ。
と森永さんは結んでいた。
このところまたいろんな業種の動きがすざましいと思う。人口減少、高齢社会の到来で国内だけでは縮小になるから海外へ飛び出していく企業。今までの製造業の進出とは違う。
ただ・・・ただ付いていけない自分がいる・・・・本当に情けないけど。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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