私は学生の頃こそ繁殖の部屋にいましたが、その後はずっと病気に関係する仕事をしています。獣医の業界にいた頃には全然意識しませんでしたが、畜産領域の人と一緒に仕事するようになって初めて、獣医師はやはり病気の専門家だと思うようになりました。まあ当たり前といえば当たり前なのですが、これでも、形態からはじまって、生理学、繁殖学と正常状態を学ぶ学問も相当修めてきているのです。でも、それはやはり異常な状態を知るための基本としてやってきたのだなあと思います。
感染症は世の中からなくなりません。
人もモノも地球上を縦横無尽に行き来し、その流れはとまることはありません。海外の感染症も海があるからと安心していられなくなってきました。そうなると、WHO、OIE、CDCなどの発信する情報をきちんと読めた方がいい。そういう情報を知らなかったと流してしまって日本の食の安全安心など語れないのです。なぜならば、人獣共通感染症があり、畜産物からの食中毒があり、そして新しい感染症はどんどん出てくるからです。
一般の人は、教科書で口蹄疫についていくら勉強しても、たぶん一生口蹄疫の牛を見るようなことはないと思います。でも、口蹄疫の汚染国からの畜産物輸入は制限されており、知らずに私たちの食生活に影響しています。アメリカとオーストラリアにもし輸入制限がかかるような病気が出たら、スーパーの肉売り場は激変するでしょう。だって、他の国からあれだけの量を輸入などできないからです。
感染症対策は政策とも関わります。
いろんな切り口があっておもしろいのです。
たくさん勉強したいです。常に新しい情報を得たいと思っています。
感染症は世の中からなくなりません。
人もモノも地球上を縦横無尽に行き来し、その流れはとまることはありません。海外の感染症も海があるからと安心していられなくなってきました。そうなると、WHO、OIE、CDCなどの発信する情報をきちんと読めた方がいい。そういう情報を知らなかったと流してしまって日本の食の安全安心など語れないのです。なぜならば、人獣共通感染症があり、畜産物からの食中毒があり、そして新しい感染症はどんどん出てくるからです。
一般の人は、教科書で口蹄疫についていくら勉強しても、たぶん一生口蹄疫の牛を見るようなことはないと思います。でも、口蹄疫の汚染国からの畜産物輸入は制限されており、知らずに私たちの食生活に影響しています。アメリカとオーストラリアにもし輸入制限がかかるような病気が出たら、スーパーの肉売り場は激変するでしょう。だって、他の国からあれだけの量を輸入などできないからです。
感染症対策は政策とも関わります。
いろんな切り口があっておもしろいのです。
たくさん勉強したいです。常に新しい情報を得たいと思っています。