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いかに生きるか、の大枠

2008年06月17日 | その他もろもろ
大学にいると、学生の進路について考えることがよくあります。いよいよ社会人となるわけですから、悩みは尽きません。しかも、就職は縁のものですから、希望とまったく違う道に進むことも十分ありえます。

わたしはいつ自分の目標を定めたのだろう、と考えてみました。私は小学校5年生のときの『将来の夢』には作家と書いています。でも、同じときに、同級生が『動物のお医者さん』と書いたのを見て、そんな職業があるのか!!と知り、それ以来一度も目標を変更せずに獣医師になりました。

しかし、最初に考えたのは当然臨床医だったわけですが、それは大きく変更して、基礎研究の道に進みました。就職も、製薬会社の研究職、を最初は考えましたが、女子の募集がありませんでした。大動物の研究職をめざして大阪府の獣医師研究職に採用されましたが、配属は公衆衛生研究所でした。

しかし、自分が思いもしなかった道ではありましたが、私はこの道に進んで本当によかったと今思いますし、当初自分が考えたよりずっと自分に合っていた道だったと思います。

私が小学校6年生のときにネパールで医療奉仕をしていた岩村先生に出会ったことは、前に書きました。私は今でも、この出会いが自分の人生を決めたと思っています。大きな枠組みで、自分の生き方、方向性を決める基盤になりました。いかに生きるか、という壮大なテーマを、幼いながらに与えられた出会いでした。

目標を見定めるということは、本当に大事なことだと思います。
就職、という時点に来る前に、自分はどうなりたいのか、どう生きたいのか、なにをしたいのか、すべきなのか、深い思索を繰り返してきたならば、基本の軸はずれません。目先に右往左往しないはずです。

今日は1年生の基礎ゼミがありました。
これからの4年間、じっくりじっくり考えてほしいです。
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