院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

官僚の天下りに思う

2007-04-01 11:38:17 | Weblog
 上級公務員の天下りを阻止しようという動きが強まっている。

 官僚も自民党の一部もそれに抵抗している。もっともである。

 日本の高級官僚はすごく働く。それは私利私欲のためでなく、日本国のためである。

 若手の高級官僚は、酒席でも天下国家を論じている。自分たちがなんとかしなければ、日本国は二流国になることを恐れての行動である。

 なぜ、私がそんなことを知っているのかというと、友人に高級官僚がいるからである。彼には私利私欲はない。

 そんなに日本国のことを考えている彼らに、甘い汁は吸わせたくないと国民は思う。だが、それは国民の誤りである。嫉妬である。

 国民に支持されなければ、高級官僚はやる気を失うだろう。

 私は国民とマスコミの、あまりの偏狭さに驚いている。何十年と薄給で尽くしてきた人材に、天下りを花道として与えたらどうか。

 さもなくば、国民は次には二流の官僚しか得られないようになる。