院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ハムと玉子

2007-04-07 14:25:56 | Weblog
 昭和30年代の話を続ける。

 当時、肉屋でハムを売っていた。周囲を赤く色づけしたものだった。銀座ローマイヤのハムはすでにあったが、庶民には手が届かなかった。

 パン屋では、安いハムを薄切りにして二つに切り、コッペパンの小ぶりなやつにマーガリンとカラシを塗って、挟んでハムパンとして売っていた。

 これが、すこぶるうまかった。ジャムパンやあんパンと違って、ハイカラな雰囲気があった。

 しばらくして、肉屋でハムを揚げて売るようになった。これはアイデア商品でとてもおいしく、瞬く間に広まった。ハムカツと言い、ウスターソースをかけて、少量のキャベツを付け合せにすればもう立派なおかずだった。

 ハムカツは今でもコンビニのサンドイッチに使われている。今でもおいしいと思う。

 ハイブローな家では、ハムエッグを作っていた。玉子は当時ぜいたく品で、一個10円から15円。大きさによって値段が違った。ラーメン一杯が40円の時代だから、玉子はとても高かった。

 現在、ハムも玉子もスーパーで一山いくらで売っている。豊かになったものである。

 玉子で思い出したが、寿司屋で玉子を頼むと、ダシ巻き玉子の寿司が出てくる。これはいただけない。寿司の玉子は魚の練り物が入ってなくてはならない。

 昔は練り物入りの玉子の方がダシ巻き玉子より安かったが、今は逆であることを、時代遅れにも寿司屋は忘れているのではないか?