院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

俳句の添削

2008-05-23 08:28:05 | Weblog
 原型を留めぬまでに添削してしまうのは好ましくない、というのが故浅野右橘先生の持論だった。

 ある句会で参加者が次のような句を出した。

    連翹に風の死角といふもあり

 浅野先生は、この句を次のように添削した。

    連翹に風の死角といふがあり

 これで、この句はすごく良くなった。せいぜい一字、多くても二字程度の添削が良いという、これは添削のお手本である。

 私はまだ添削される側であるが、する側になったら、そのようにしようと思っている。