(留学生歓迎パーティー。京都大学のHPより引用。)
日本人はいつも微笑んでいる、不快なときにも微笑むから心理状態が分からず不気味だ、と日本人の笑顔はジャパニーズスマイルとして西洋人から気味悪がられていました。
いま、そのように言われることがなくなったのは、日本人差別が少なくなってきたからだと私は思います。
じつはジャパニーズスマイルという言葉は明治時代からあって、最初に言ったのはフランス人画家フレデリック・レフレです。彼の日本滞在手記の中にジャパニーズスマイルという記載があります。彼は、日本人の礼節はこのスマイルに根ざしているのだと礼賛しており、ジャパニーズスマイルは明治時代には肯定的な意味だったのです。
これは同じ言葉が正反対の意味に用いられる例ですが、ついこの前まで「不気味」と評価されたのは、そのときまだ西洋人が日本人を異質なものと見ていたからに他なりません。