院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

学会活動をする医者しない医者

2014-10-25 00:08:02 | 学術

(水頭症学会・京都での発表風景。大阪大学精神医学教室のHPより引用。)

 医者を分類するとき、なにに着目するかで結果が異なります。

 たとえば学会発表や論文発表するかどうかで医者を分けると、それらをよくやる医者と全然やらない医者とに分けることができます。

 発表内容は臨床研究だったり動物実験だったりします。動物実験ばかりやっている医者は臨床がおろそかになると思われるかもしれませんが、じつは違います。

 私の経験では、ある医者の発表内容が動物実験ばかりだったとしても、全然発表をしない医者よりもなぜか臨床的に優れているのです。むろん例外はありますが・・。

 人前で発表するということはそれなりの準備と覚悟が必要で、なにを質問されても立ち往生しないように幅広く勉強しておかなくてはならないからだと私は考えています。