(「妻たちの新幹線」公式ページより引用。)
その題名から「女たちの忠臣蔵」(1979年「東芝日曜劇場」)を連想していた私は10分間見て驚きました。なんにも惹きつけるものがないのです。
それでも我慢をして、さらに10分間見ました。やはり何も出てこない。物語が始まらない。見せどころやテーマが分からない。何を言いたいのでしょうか?
ただ事実関係をドラマ仕立てにして淡々と流しているのでした。でも、ぜんぜんドラマになっていません。これでは最後までこの調子でだらだらと見せられると思って、私はチャンネルを変えました。
ビデオで最後まで見た妻は、やはり最後まで同じ調子で時間の無駄だったと言っていました。
私でも作れるような脚本と演出を、天下のNHKがよく許可をしたものです。「妻たちの」と言いながら、妻は2人しか出てきません。1人は国鉄総裁の妻(加賀まり子)ですが、大した役回りもしないうちに死んでしまいます。どこが「妻たちの」なのか看板にいつわりありだと思いました。
俳優たちが可哀そうでした。