(KasaZine より引用。)
東京陸運局が交付する車のナンバーには、品川、練馬、足立、多摩、八王子があります。中でも品川ナンバーにはブランド力があります。
世田谷区民123人が、平成26年11月17日からの新車に世田谷ナンバーが義務付けられるのはプライバシーの侵害だと提訴しているそうです。しかしながら、車のナンバーはもともと所有者を特定する目的で付けられていますから、プライバシー権の主張はなじまないと思います。
現在、世田谷区は品川ナンバーですから、品川ナンバーそのもののブランドを失うとも訴えています。でも、本当にブランド力がなくなるのでしょうか? 現在でも品川ナンバーは豊かな地域だけを覆っているわけではありません。世田谷ナンバーができたら、品川ナンバーよりもさらにブランド力をもつだろうと思われるのですが、いかがでしょうか?
世田谷の123人を怒らせたのは、世田谷ナンバー導入にどこか強引さがあったからでしょう。結果より過程が重要です。保育所の新設反対運動も同じです。子どもは確かにうるさいですが、子どもの声がぜんぜん聞こえない町もどうかと思います。反対している人たちも自分の孫を可愛いと思っているはずです。反対されるのは、やはり結果ではなくて手続きに問題があるとしか、私には思えないのです。