ラジオといえばTBS以外は殆ど聞かない私で、工作、修理、通勤中の車の中でと、ながら聞いている。
先週(1/16-13:00~14:55))のTBSラジオ【久米宏 ラジオなんですけど】の週代わりエンターテーメントで『この番組、どんなラジオで聞いていますか?』と言うのがあり、電話かメールしようかと思ったが、話がマニアックになるので、止めてここで紹介しておく。
視聴者の方からは、BCL用オールバンドラジオ(クーガー等のマニアには有名な機種)、アマチュア無線とかプロ用の高級受信機、自宅のラジオをインターネット接続しでアメリカで聞いている、放送局が近くに無いので、受信出来るポイントまで車で数時間掛けて聞いている、と皆さん思い思い苦労しながらも楽しんでいる様だ。後でホームページを見てみると、スタジオにもかなりの数のラジオが並んでいた。
私も昔SONYのスカイセンサー5500という3バンドラジオを買って楽しんでいたことを思い出した。当時で16,800円というから、1ヶ月分の給料をはたいて買った高級機ということになる。
今は、選択レベルメータと言うのを使って受信を楽しんだりしている。
通信機器の試験用測定器で、新品では120万円したそうだが、オークションで嘘みたいに安い価格で入手したものである。若干不具合(ダイヤルによる周波数アップが出来ない)があるものの、測定には殆ど支障が無い。
FDM(周波数分割多重装置)の試験機なので、SSBの復調機能(LSB/USB切替)が内蔵されている。
私も、前の会社で、アナログ通信機器の設計時、特性確認に使っていた。
USBにして周波数を955.85kHzに合わせる(LSBの場合には952.15kHz)。:中心周波数954kHz±1.85kHzが側波帯のセンター
入力は50Ωアンバランスhighにして、帯域は3.4kHzにし、チップ側に1mの線でも付けてやれば受信出来る。
レベル表示は-60~70dB位を表示している。
今は内蔵の小さなスピーカー(φ30程度か?)で聞いているが、ヘッドホンジャックが有るので、これにアンプでも繋げば、AM放送帯域(0.3~7kHzの6.7kHzらしい)より帯域は狭い(0.3~3.4kHzの3.1kHz)が、それなりの音では聞えると思う。
ちなみに3.4kHz帯域とは、普段話している電話の帯域のことである。