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ヤツデに似た葉と花を付けた木が有った
茎に白色の太い髄があり この髄を乾燥して薄く切ったものを通草紙(つうそうし)と言い造花の材料に利用する カミヤツデ(紙八手)の名はここから来ている
別名「通脱木(つうだつぼく)」は中国名の日本読み
ウコギ科(ヤツデと同じ科)カミヤツデ属(一属一種)の常緑低木 寒い地方では落葉する
台湾 中国南部に分布
葉は大きくて70㎝程もあり掌状に深裂し裂片は更に2裂している
花は11~12月頃に咲き見た目ヤツデに似ている
隋は桂剥きにして薄く切り造花や短冊の材料に 又水に入れると膨らむので色を付けて水中花を作った
台湾や中国では今では隋から造花を作ることは廃れたようで 日本で唯一熊本県大津町で大津町民俗文化財として「大津造花」の名で 花 蕾など精巧な技術で作られ伝統文化として保存育成されている
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