トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

サザンカ

2012-01-16 | 樹木 草花


最近出会った3色のサザンカ達

サザンカは園芸品種も多く細かい名前など分からないので全部サザンカで一括アップ

サザンカは日本固有種
花は10~12月には咲き始め オシベの花糸(葯(花粉の出るところ)を支えているもの)と 又花弁も合着していないので 花びらと雄しべはパラパラ落ちる

ツバキは合着して居るので花がオシベと共に固まって落ちる
昔の武士は首が落ちる様子を想像して嫌った

種子から取れる油は「かたし油」と呼ばれツバキ油と同様に使われる

イチゴノキ

2012-01-15 | 樹木 草花


イチゴノキと言う変わった木が有った
ツツジ科イチゴノキ属 常緑低木

つぼ型の白い小さな花が咲いており葉の奥にチラリとイチゴそっくりの実が生っていた

花粉はハチが運び翌年の花の時期に実が生る
実と花が同じ時期に見られる

実は食べられるが味気なくあまり利用は去れていない
国によってはジャムやリキュールに利用するところもあるそうだ

乾燥した夏に適応しているのでカルフォルニアや北米西海岸地方では一般的な庭園樹

耐陰性もあり花も可愛いうえ低木で育てやすい木なので日本でも流行るかもしれない
園芸店で売っているそうだ

ソデグロヅル

2012-01-14 | 野鳥


ソデグロヅルという珍しいツルが来たので見に行ってきた

顔が額から前頭目の周辺まで皮膚が露出して暗紅色で面白い
くちばしと脚がピンク~オレンジ色なのだが 土の中に嘴を突っ込んで餌を漁っていたので泥だらけ

羽は初列風切と初列雨覆(いずれも羽の先端)が黒いのだが畳んでいると見えない
羽の先端(そで)が黒いのでソデグロヅル

体長135cmの大型の鶴
ごく稀な冬鳥または旅鳥として渡来する

ソシンロウバイ

2012-01-13 | 樹木 草花
 

ソシンロウバイの花が綻んできた

ソシンロウバイ(素心蝋梅)はロウバイより花が大きく 内側の花被片も外側と同じ黄色
最近ではロウバイの花はほとんど見ることが無くなって ソシンロウバイが多い
一番右の写真がロウバイ
左がソシンロウバイの咲きかけた花 真ん中は花芽

花弁が蝋のような色をしている梅状の花なのでロウバイ
中心まで同じ色なのでソシンロウバイ

花は良い香りがして花の少ない時期に他の花に先駆けて咲き珍重される

アメリカコハクチョウ

2012-01-12 | 野鳥


日本には稀に渡来する亜種アメリカコハクチョウに会ってきた
7羽いるとの情報もあったが見たのは4羽だった

コハクチョウの群の中にいて一緒に行動していた

大きさはコハクチョウと同じ位で120cmほど

コハクチョウは嘴のほぼ半分の基部が黄色く先端は黒い
アメリカコハクチョウはくちばしの大部分が黒く目の前に黄小斑紋がある

コハクチョウはシベリアの最北端で繁殖している
アメリカコハクチョウは北アメリカで繁殖している
春なって渡る時にちゃんと北アメリカへ帰れるのだろうか
コハクチョウと一緒にシベリアへ行ってしまうようなことは無いのだろうか
ちょっと気になる

ベニマシコ

2012-01-11 | 野鳥


冬枯れの林の中をそっと歩くと小さな群れの鳴き声が聞こえてくる
赤い鳥は色々いるが数が多く一番見やすい赤い鳥がベニマシコだ

主に北海道の草原で繁殖し 本州以南では冬鳥として渡来する

ベニマシコ(紅猿子):スズメ目アトリ科 体長15cm ほぼスズメ大
マシコ(猿子)事態が赤い色を示す語だから更に紅を重ねて赤い色を強調している
よっぽど赤い色が強烈な印象だったのだろう
尾が長く英名はLong-tailed Rose Finch

八ヶ岳

2012-01-10 | 旅行


鳥を見に行ったのだが 八ヶ岳周辺の山々が素晴らしかった

左から
金峰山 2599m 中央下にスキー場の明かりが見える

甲斐駒ケ岳 2967m 山名の由来は色々あるらしいが一説に
「甲斐国志」には「山頂に駒形権現あり 聖徳太子の馬はこの山に産した」とある
駒形権現は衆生を救うため馬となって現れた神や仏を指すと言う
この伝説の神馬から駒ケ岳の名が付いた

八ヶ岳の山々

赤岳 2899m 八ヶ岳の主峰 朝日を浴びて赤く映えていた

赤岳 尾根が二つ見える 右側の尾根が県界尾根 左側の尾根が真教寺尾根

富士山

2012-01-09 | 旅行


秀麗 端正 八面玲瓏 富士山の美しさを称える言葉

昔々若くてあちこち山に登っていた頃に一度だけ登ったことがある
登るより見る方がなんぼか素晴らしい

植物は5合目くらいまではかなり生えている 鳥も結構見られる
先頭を切って植物 オンタデやイワスゲは3300m付近まで到達している
近い将来に頂上で群落が見られるようになるかもしれない


コミミズク

2012-01-08 | 野鳥


雪の草原でコミミズクを見てきた
草原の小さな石の上に朝日を浴びてチョコンと立っていた

冬鳥として全国に渡来 大きさは40cmほど
小さい耳羽があるが目立たない

夕方から活動し草地などを低く飛びながらネズミなどを捕える
他のフクロウに比べると昼間も活動することが多い

このコミミズクもお腹が空いていたのか早朝から飛び回ってはこの石の上で一休みしていた

ウソ

2012-01-07 | 野鳥


今日は天満宮(天神様)で「鷽替え」という神事が行われる
本家の九州の太宰府天満宮では参詣者が鳥のウソを模した木彫りを持って集まり「替えましょう替えましょう」と言い合いながら木彫りのウソを互いに取り替える
これは昨年ついた嘘や災いを木彫りのウソを交換することで清算し 神前で天神様の誠心に取り替えて幸運を頂くというもの

東京では 湯島天神などでは神社に古い木彫りのウソを納め新しい嘘を買って帰る
亀戸天神は1月24 25日(菅原道真に左遷の命が下った日)に行われるなど日にちは各地で違う

ウソ:アトリ科で大きさは15cmほど 本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖し 冬は各地の低山や丘陵地の落葉広葉樹に移動する
フィーフィーと口笛のような鳴き声で 口笛を吹く意味の「うそぶく」が語源

3年ほど前にウソが非常に多い年があった アカウソやベニバラウソまで出たと情報が飛び交い賑わった
今年は何処でも誰でもが小鳥が異常に少ないと言っている 確かにそんな感じがする

ミヤマホオジロ

2012-01-06 | 野鳥


チョッと遠くにミヤマホオジロ

関東ではちょっとした山に登らないとお目に掛かれない深山(みやま)のホオジロ
なのだが茨城の沼地で出会った
数の少ない東日本では人気が高く探鳥入門者には憧れの鳥

大陸から能登半島の方を回って西日本へ上陸するものが多い

学名:Emberiza elegans エレガントなホオジロ類の意味
頭に冠があり黄色のアクセントが眉斑とのどにある
冬鳥として渡来


オオスズメバチ

2012-01-05 | 虫類


まだ松の内と正月気分でいたがオオスズメバチに出会って吹き飛んだ

物置に行ったら床にオレンジ色のものがあった
良く見るとオオスズメバチらしい 
朝まだ寒いので飛べないようで手足をもぞもぞ動かしていた 大きさは4cm近くあった

撮影後即殺処分
今の時期なぜ物置なんぞに居るのか不思議
回りを見たが他にオオスズメバチを思わせるようなものは無し

オオスズメバチは甲虫等をよく狩る コガネムシなどをバリバリ音を立てて噛み砕くとか
秋になると一変して他のスズメバチやミツバチの巣を襲い ハチを皆殺しにして幼虫や蛹を略奪する

ニホンミツバチは一斉に飛びかかって団子状になり胸の筋肉を振るわせて熱を出し この熱でオオスズメバチを蒸し殺してしまうという
外国産のミツバチはこの戦法を知らず皆殺しにされてしまうらしい



キンメイモウソウチク

2012-01-04 | 樹木 草花


キンメイモウソウチク(金明孟宗竹)

稈に黄色の縦縞が入っている竹

竹は不思議な植物と思う

開花もササ類は40~60年くらい タケ類は120年くらいを周期として開花する
花が開花すると多くの種類ではその後枯れてしまう これは草本の性質と思う
それも根がつながっているので周辺一度に枯れる

タケ類が開花する年は凶作と言う言い伝えがあるが 事実は豊作のことが多い
最近では昭和45年の万博の年に富士川 糸魚川以西琉球までネザサ類が全面開花したが大豊作だったと記録にある

タケとササの区別
両者の間に明確な区別はなかった
室井ひろし が提唱した 成長した後に稈鞘(タケノコの皮)が取れるかどうかで分け 早く取れるものをタケ類 腐れまで付いているのもをササ類とした
今では大方がこれに従っている


キッコウチク

2012-01-03 | 樹木 草花


キッコウチク(亀甲竹)

鶴亀の亀 松竹梅の竹と縁起の良い名前の竹があった

モウソウチクの一品で 稈の基部が亀甲状になる

タケは不思議な植物で分類では木本に入っているが草本の性質も持って居る

キッコウチク:イネ科タケ亜科マダケ属 稈の基部の節が水平にならず 節間が交互に膨らむ姿を亀甲に見立てた
庭植え鉢植えに使われる イネ科で木本はタケのみ

リーフィシードラゴン

2012-01-02 | 小動物 他


今年は辰年 辰の写真はないがタツノオトシゴの仲間の 水族館で見たリーフィシードラゴンをご覧ください

体が海藻にそっくりのヒラヒラをつけてユッタリユッタリ泳いでいた
この姿で海藻に紛れたらまず見つからないだろう

オーストラリア西部の海からつれてこられた トゲウオ目ヨウジウオ科の海の生物