ウソ
2012-01-07 | 野鳥

今日は天満宮(天神様)で「鷽替え」という神事が行われる
本家の九州の太宰府天満宮では参詣者が鳥のウソを模した木彫りを持って集まり「替えましょう替えましょう」と言い合いながら木彫りのウソを互いに取り替える
これは昨年ついた嘘や災いを木彫りのウソを交換することで清算し 神前で天神様の誠心に取り替えて幸運を頂くというもの
東京では 湯島天神などでは神社に古い木彫りのウソを納め新しい嘘を買って帰る
亀戸天神は1月24 25日(菅原道真に左遷の命が下った日)に行われるなど日にちは各地で違う
ウソ:アトリ科で大きさは15cmほど 本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖し 冬は各地の低山や丘陵地の落葉広葉樹に移動する
フィーフィーと口笛のような鳴き声で 口笛を吹く意味の「うそぶく」が語源
3年ほど前にウソが非常に多い年があった アカウソやベニバラウソまで出たと情報が飛び交い賑わった
今年は何処でも誰でもが小鳥が異常に少ないと言っている 確かにそんな感じがする

まだ松の内と正月気分でいたがオオスズメバチに出会って吹き飛んだ
物置に行ったら床にオレンジ色のものがあった
良く見るとオオスズメバチらしい
朝まだ寒いので飛べないようで手足をもぞもぞ動かしていた 大きさは4cm近くあった
撮影後即殺処分
今の時期なぜ物置なんぞに居るのか不思議
回りを見たが他にオオスズメバチを思わせるようなものは無し
オオスズメバチは甲虫等をよく狩る コガネムシなどをバリバリ音を立てて噛み砕くとか
秋になると一変して他のスズメバチやミツバチの巣を襲い ハチを皆殺しにして幼虫や蛹を略奪する
ニホンミツバチは一斉に飛びかかって団子状になり胸の筋肉を振るわせて熱を出し この熱でオオスズメバチを蒸し殺してしまうという
外国産のミツバチはこの戦法を知らず皆殺しにされてしまうらしい

キンメイモウソウチク(金明孟宗竹)
稈に黄色の縦縞が入っている竹
竹は不思議な植物と思う
開花もササ類は40~60年くらい タケ類は120年くらいを周期として開花する
花が開花すると多くの種類ではその後枯れてしまう これは草本の性質と思う
それも根がつながっているので周辺一度に枯れる
タケ類が開花する年は凶作と言う言い伝えがあるが 事実は豊作のことが多い
最近では昭和45年の万博の年に富士川 糸魚川以西琉球までネザサ類が全面開花したが大豊作だったと記録にある
タケとササの区別
両者の間に明確な区別はなかった
室井ひろし が提唱した 成長した後に稈鞘(タケノコの皮)が取れるかどうかで分け 早く取れるものをタケ類 腐れまで付いているのもをササ類とした
今では大方がこれに従っている