いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

選挙の夏  Drastic Summer

2009-09-06 19:50:56 | 日記
 今年の夏は、唯一、総選挙で熱く燃えた夏だった。気のせいか、全国、宣伝
カー、自転車行脚で一日中、関係者が回っていたせいか、例年みかける殺伐と
した事件を余り目にしなかった気がする。選挙の効用だ。

 政権移行スキーム(scheme)と連立政権への政党間ネゴ(negotiation)、
この二つのデシジョン・ポイントが、今、ある。

 民主党が国民から圧倒的な支持を受けた政権構想の約束、マニフェストの実施
に向けて、戦略(strategics)にもとづいたスキーム(計画)、スケジュール
にそって、具体的に推進しなければ、国民から支持された政権政党としてのア
イディンティティ(存在意義)はない。

 国政、行政の継続性を重要視する見方もあり、柔軟な対応を求める動きもあ
る。「継続性」とは、どういうことか。

 国家における、国益、人権、文化的生活の本質的なアイディンティティは、
普遍的なものだ。
 これを、どういった独自の理念で見識で捉え、結果、成果として実現してい
くのかの方法論の問題だ。

 問題意識(テーマ・課題)の結果を、独自の視点で示す成果、果実で応える
のが、支持した国民への良心的な対応なのだ。
 民主党が既存の政権政党とのアタックの違いを鮮明にして、約束した政策の
スタンダードのもとに、それが支持されたわけだから、既存の政権政党とは違
う「価値観」で、政策課題に切り込んで、約束どおり政策を実行して、結果と
して、政権政党のアイディンティティを示さなければならない。

 常に国民をそばに感じて、国民と共有する政権運営の中で、約束した理念の
実現に向かって、まい進せよ。

 連立政権ネゴも、この価値観、理念のもとに、当然、その延長線上にある。
他と違う独自性の理念、スタンダードを推進できなければ、国民(主権)も理
解できない。

 ネゴとは、高邁な理想に向かって、理解を得る努力であり、スタンダードを
曲げて融和することではない。

 情報を公開、共有しての、腕の見せ所だ。国民が検証する。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする