いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

100日間。 dream with you

2009-09-08 19:54:14 | 日記
 民主党政権は9月16日の特別国会で成立する。米国では政権交代で100日間
は様子見期間として、お手並み拝見の慣例がある。
 今、日本のマスコミには、すでに地方自治体、経済界、各業界から団体、組織保
護にかかわる新政権の構想、マニフェストに対する見直し、反対の具体的な注文が
連日紙面を占有している。
 従来の利益誘導型、既得権政治・社会の古い構図がこの混迷ぶりから、透けて見
える。

 政権交代がめずらしくない米国と、本格的な政権交代がはじめての日本では、背
景、環境に違いがあり、はじめて直面した社会現象(イノベーション)に関係者の
混迷ぶりだ。

 従来の利益誘導型、既得権政治・社会の古い構図が、きっぱり否定されての政権
交代なので、国民の期待に応えてそういう古い構図に、ばっさり決別する時がきた。
 イノベーションには、既存の社会に対するあたらしい価値観による光と影はある。

 国民の選択の度量の大きさに比べて、未だに古い構図に捉われる利益・既得権集
団の度量の小さいこと、その格差ばかりが印象的だ。
 この16日を境にして、新政権も、今のうちに、政権交代を前に繰り広げられる
利益誘導型、既得権政治・社会の権力構造、実態、背景を、篤と見聞したらいい。

 時代は、ようやく変わった。しかし、それは課題に対する分析、整理、対応の方
法論の手法、切り口の違いの問題であり、あたらしい価値観による対応にも、普遍的
なものもある。国民に約束した政策遂行のプライオウリティであり、モスト・ビハインド
の政策選択の問題である。

 今は、新政権が国民に約束した政権構想、マニフェストの環境整備、効果、価値
を総体的に捉えて、政権政党のイノベーションへのスタンス、熱意、行動を注視す
る100日間だ。

 適当な時期を設定して、政権交代のイノベーションを国民が検証する。


 

 

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