来週は土用の丑だし、老舗のうなぎの名店となると混雑は目に見えてる。来週のうなぎの
品質はさぞかし立派なのを揃えてはいるだろうけど、今年は品薄という市場の情報もあって、
梅雨明けの晴天に誘われて、一週間早く連休の中日にうなぎ(eel)を食べに行く。
本店は別にあるのだが、贔屓(ひいき)の店は都心にある店。別に何々支店とは呼ばずに、
ついてもいずに、本店と同じ銘柄の店。本店は庭付き日本家屋の一戸建てで、都心の店はビ
ルの最上階にある。
本店は、濃いめの古来の味付けで、都心の店はどちらかというとあっさり目の味付け。この
あっさり目の味付けと焼き具合が合っていて、贔屓にしている。
「ひつまぶし」の名店として知られているが(ひつまぶしも、それはそれでおいしい。体調に
よってはひつまぶしを選ぶことはある。)、うなぎはやはり、蒲焼き(spitch-cocked eel)。
うなぎは、焦げ目をつけた香ばしい秘伝のタレで、「味」と「香り」を相乗で楽しむ。
うなぎの味が好きで、楽しみたいならやはり「丼」ものです。二段に分けて一匹まるごと
蒲焼きが丼の中におさめられていて、まず上に乗せられた脂が「じゅうじゅう」いっている
ふっくらタレ充満のうなぎで、白ごはんと一緒に食べて、食べるにしたがって中ごろのある
二段目のうなぎを、今度はタレがしみ込んだごはんと一緒に食べる。
うなぎの香ばしい蒲焼きの味と香りが堪能できる。味を楽しむには、サンショウは使わな
い。
ところで、土用の丑のほぼ一週間前の今日、連休の中日ということで混雑もいつも並と期
待して出向いたが、この季節になると土用の丑もなにもない、2時間待ちの列の客入りだ。
古来からうなぎ好きの日本人です。今日は、たっぷりうなぎの文明観を楽しみました。
この人の列を見ていると(もちろん、その中にいたわけだけれど)、選ばれたうなぎも大変
だろうなと思う。品質はいつ見ても、食べても特上ものだ。
うなぎを食べる時には、不思議と自然にいろんなものに感謝しながら食べている。冬でも
うなぎを食べると、身体の芯から汗ばんできて栄養度(エネルギー)の高さは自覚できて、
けっこう値は張るが、たまに投資して食べるものとして洋食系に比較すれば値ごろ感、お得
感、食べ応え感はある。うなぎは費用対効果の高い食べ物だ。
そこで自然に、感謝して食べている。人とか健康とか人生とか仕事とか、時には運命とか
に。今日は、若いカップルが多い。どちらかというと見るからに旅行客というのがいつもに比
べて少なく、地元の客層が目立つ。
みんな随分とむずかしそうな顔して食べている。極上ものだからもっと楽しんで笑顔で食
べればいい。この店でも、店の中に入ると昨年までなら中央に天井はおろか客の顔にまで
届きそうな生け花が存在していたが、最近は随分と簡素な枝ぶりに変わってきている。
不況時代に、節約するとすればまずそういうところからだからだ。
2時間待ちで、随分と空腹のところお陰でよけいに美味しくて、感謝しながら食べ終えた
のはもう3時をとっくにすぎていた。店の外に出ると、この時間店の外(といってもいすのあ
るビルのフロアー)には、同じくらいの列の客がまだ待つ。
品質はさぞかし立派なのを揃えてはいるだろうけど、今年は品薄という市場の情報もあって、
梅雨明けの晴天に誘われて、一週間早く連休の中日にうなぎ(eel)を食べに行く。
本店は別にあるのだが、贔屓(ひいき)の店は都心にある店。別に何々支店とは呼ばずに、
ついてもいずに、本店と同じ銘柄の店。本店は庭付き日本家屋の一戸建てで、都心の店はビ
ルの最上階にある。
本店は、濃いめの古来の味付けで、都心の店はどちらかというとあっさり目の味付け。この
あっさり目の味付けと焼き具合が合っていて、贔屓にしている。
「ひつまぶし」の名店として知られているが(ひつまぶしも、それはそれでおいしい。体調に
よってはひつまぶしを選ぶことはある。)、うなぎはやはり、蒲焼き(spitch-cocked eel)。
うなぎは、焦げ目をつけた香ばしい秘伝のタレで、「味」と「香り」を相乗で楽しむ。
うなぎの味が好きで、楽しみたいならやはり「丼」ものです。二段に分けて一匹まるごと
蒲焼きが丼の中におさめられていて、まず上に乗せられた脂が「じゅうじゅう」いっている
ふっくらタレ充満のうなぎで、白ごはんと一緒に食べて、食べるにしたがって中ごろのある
二段目のうなぎを、今度はタレがしみ込んだごはんと一緒に食べる。
うなぎの香ばしい蒲焼きの味と香りが堪能できる。味を楽しむには、サンショウは使わな
い。
ところで、土用の丑のほぼ一週間前の今日、連休の中日ということで混雑もいつも並と期
待して出向いたが、この季節になると土用の丑もなにもない、2時間待ちの列の客入りだ。
古来からうなぎ好きの日本人です。今日は、たっぷりうなぎの文明観を楽しみました。
この人の列を見ていると(もちろん、その中にいたわけだけれど)、選ばれたうなぎも大変
だろうなと思う。品質はいつ見ても、食べても特上ものだ。
うなぎを食べる時には、不思議と自然にいろんなものに感謝しながら食べている。冬でも
うなぎを食べると、身体の芯から汗ばんできて栄養度(エネルギー)の高さは自覚できて、
けっこう値は張るが、たまに投資して食べるものとして洋食系に比較すれば値ごろ感、お得
感、食べ応え感はある。うなぎは費用対効果の高い食べ物だ。
そこで自然に、感謝して食べている。人とか健康とか人生とか仕事とか、時には運命とか
に。今日は、若いカップルが多い。どちらかというと見るからに旅行客というのがいつもに比
べて少なく、地元の客層が目立つ。
みんな随分とむずかしそうな顔して食べている。極上ものだからもっと楽しんで笑顔で食
べればいい。この店でも、店の中に入ると昨年までなら中央に天井はおろか客の顔にまで
届きそうな生け花が存在していたが、最近は随分と簡素な枝ぶりに変わってきている。
不況時代に、節約するとすればまずそういうところからだからだ。
2時間待ちで、随分と空腹のところお陰でよけいに美味しくて、感謝しながら食べ終えた
のはもう3時をとっくにすぎていた。店の外に出ると、この時間店の外(といってもいすのあ
るビルのフロアー)には、同じくらいの列の客がまだ待つ。