いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

名馬と国技。 renowned horse and national sport

2010-07-04 19:55:02 | 日記
 (1)競馬(horse race)も馬名に関心がある程度だが、岐阜の地方競馬の笠松競馬場で破
竹の7連勝を記録して中央競馬会(JRA)に挑戦した「ラブミーチャン」。宝塚記念レース
で3着までに入れば、同じ笠松競馬出身の名馬「オグリキャップ」の再来として中央競馬
デヴューのはずだったが、レース途中で急に手応えがなくなり着外に終わり夢はかなわなか
った。愛らしい、甘い名前がついたとおり、ここぞという勝負の場面で勝負強さを発揮できなか
った。

 その名馬「オグリキャップ」。ダート(dirt)の地方競馬の笠松競馬で8連勝の実績で1988
年にターフ(turf)の中央競馬にデヴューして、G1レース4勝を含む重賞レース12勝と活躍
した。人気、実力ともに「名馬(renowned horse)」と呼ばれた。

 馬名にはルールがある。カタカナ表示で字数制限。「オグリキャップ」。シンプルだけど、
納(おさ)まりがよくて憶えやすく(中央競馬の馬名は舌をかむのが多い)、トップからの語音
の流れがスムーズで呼びやすく、全体として落ち着いた力強い響きもある。不思議と愛着と
重みが共存する名前だ。

 馬体は細身で、むしろ貧弱だったといわれていたが、関係者によると「賢い馬。レースの
ゴールをよくわかっていて、それにあわせて力を使い、直線最後に一気にスーッと先頭に立
つ、特別な馬」(報道)だったのだ。

 シャープな馬の表情(目)には、とても理性を感じることがある。名馬「オグリキャップ」もそ
ういう駿馬だったのだろう。その名馬「オグリキャップ」が、すべての役目を終えて余生を
送っていた北海道で、3日亡くなった。25才の天寿だった。「天馬」になった。

 地方競馬というのは、経営のリスクから馬名に人を引き付けようとするものが多いので
興味もわく。大井競馬から中央競馬に進出した「ハイセイコー」、高知の「ハルウララ」、
そして笠松の「ラブミーチャン」。中央競馬でも重賞レース勝利の「オレハ マッテルゼ」。

 (2)日本相撲協会。親方、力士の公営でない暴力団とのつながりのある野球賭博問題で、
この日理事長が辞意を撤回し、他の親方は外部調査委員会の方針、改革(innovation)に
反発(repellence)しているという。(報道)
 同協会構成員の統治能力の欠如から、旧来然とした社会規範を逸脱した非社会的同族
意識集団の協会体質の護持が明らかになった。
 公益法人としての優遇税制の取り消し、国技との決別から、他人まかせでない出直しで
国民の支持を得られるのか。まずは、それしか再建の道はないだろう。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする