(1)ちょっと早いけれど、セ・リーグ首位攻防戦となった昨日の阪神ー巨人の雨の甲子園
球場。同点で迎えた延長12回表の巨人の攻撃、1アウト、ランナー1塁から好調5番阿部
が敬遠で歩かされて、新人ながらレギュラーの6番長野(ちょうの)を打席に迎える。
長年、巨人入団を熱望してドラフトに阻(はば)まれて叶わず、その間、社会人野球のホ
ンダに所属して、09年社会人都市対抗野球で主力として同チームを優勝に導いて、今年に
巨人入団を果たした、長野久義さん。
レギュラー争いのレベルの高い巨人の外野手として、走攻守3拍子揃った身体能力(physical
capacity)で実力、存在を示している。不思議とホープ・プレーヤーというのは、幸運も手伝う。
開幕早々、昨年レギュラーに定着したセンターの松本がケガで長期離脱、亀井の不調もあ
って、しかし、その実力どおりの働きでレギュラーの位置を確保している。
どころか、3拍子揃った身体能力に加えて、ここぞという時の「勝負強さ」は、ファンに何かを
期待させる雰囲気を打席で持っている。そうして、チャンスに見事に期待に応えてきた。
今では、その「勝負強さ」は破壊力のある重量巨人打線の中でも欠かせないプレーヤーに
なっている。
と、ここまで書いて、巨人の「あの人」がすぐにクローズ・アップされてくる。「長嶋茂雄」さん。
もちろん、スケールの違い、華麗さ(gorgeous)、カリスマ性(charisma style)と比較するの
も気の毒だけれど、「近い」ものを併せ持つのが長野久義さん。
顔の表情も、長嶋茂雄さんの長男の一茂さんとよく似ている。沈着冷静なところが、長野
さんの二人とは違うところか。
冒頭のシーン。雨は強くなってきた。1球目は変化球をファウル。そして2球目、外角寄り
高めの速球を強振。打球はライト後方に大きくのびて、そのままライトスタンド・フェアゾーン
右端に飛び込む勝ち越しの3ラン・ホームラン。
首位攻防第1ラウンドの巨人の勝利を決定する一打となった。
長野さんのプレースタイルそのものは、堅実で地味だけれど、勝負強さ、潜在能力には
久々にあらわれたスター性を持ったプレーヤーだ。
時代背景を見事に映して、ソーシャル・スケールからはみだした野性児の長嶋茂雄さんに
対して、機能的なハイブリッド(hybrid)・スマートグリッド(smart grid:ITコントロールによる
電力供給の効果的な次世代送電システム)の長野久義さんだ。
(2)今年は、久々に梅雨らしい、すぎる程の梅雨。梅雨の季節もなければ、米作、農作物
も育たないし、夏の水源も維持できない。が、日本もとっくに亜熱帯気候(subtropical zone)
に入ったと言われて久しいが、この地域的、急激な集中豪雨は地球温暖化現象の一端だ
ろう。
北京、ニューヨークを含む緯度20~30度のグルリ地球を回る「帯」地帯では、異常高温
に見舞われている。地球が病んでいる。
温室効果ガス削減は待ったなしだ。
球場。同点で迎えた延長12回表の巨人の攻撃、1アウト、ランナー1塁から好調5番阿部
が敬遠で歩かされて、新人ながらレギュラーの6番長野(ちょうの)を打席に迎える。
長年、巨人入団を熱望してドラフトに阻(はば)まれて叶わず、その間、社会人野球のホ
ンダに所属して、09年社会人都市対抗野球で主力として同チームを優勝に導いて、今年に
巨人入団を果たした、長野久義さん。
レギュラー争いのレベルの高い巨人の外野手として、走攻守3拍子揃った身体能力(physical
capacity)で実力、存在を示している。不思議とホープ・プレーヤーというのは、幸運も手伝う。
開幕早々、昨年レギュラーに定着したセンターの松本がケガで長期離脱、亀井の不調もあ
って、しかし、その実力どおりの働きでレギュラーの位置を確保している。
どころか、3拍子揃った身体能力に加えて、ここぞという時の「勝負強さ」は、ファンに何かを
期待させる雰囲気を打席で持っている。そうして、チャンスに見事に期待に応えてきた。
今では、その「勝負強さ」は破壊力のある重量巨人打線の中でも欠かせないプレーヤーに
なっている。
と、ここまで書いて、巨人の「あの人」がすぐにクローズ・アップされてくる。「長嶋茂雄」さん。
もちろん、スケールの違い、華麗さ(gorgeous)、カリスマ性(charisma style)と比較するの
も気の毒だけれど、「近い」ものを併せ持つのが長野久義さん。
顔の表情も、長嶋茂雄さんの長男の一茂さんとよく似ている。沈着冷静なところが、長野
さんの二人とは違うところか。
冒頭のシーン。雨は強くなってきた。1球目は変化球をファウル。そして2球目、外角寄り
高めの速球を強振。打球はライト後方に大きくのびて、そのままライトスタンド・フェアゾーン
右端に飛び込む勝ち越しの3ラン・ホームラン。
首位攻防第1ラウンドの巨人の勝利を決定する一打となった。
長野さんのプレースタイルそのものは、堅実で地味だけれど、勝負強さ、潜在能力には
久々にあらわれたスター性を持ったプレーヤーだ。
時代背景を見事に映して、ソーシャル・スケールからはみだした野性児の長嶋茂雄さんに
対して、機能的なハイブリッド(hybrid)・スマートグリッド(smart grid:ITコントロールによる
電力供給の効果的な次世代送電システム)の長野久義さんだ。
(2)今年は、久々に梅雨らしい、すぎる程の梅雨。梅雨の季節もなければ、米作、農作物
も育たないし、夏の水源も維持できない。が、日本もとっくに亜熱帯気候(subtropical zone)
に入ったと言われて久しいが、この地域的、急激な集中豪雨は地球温暖化現象の一端だ
ろう。
北京、ニューヨークを含む緯度20~30度のグルリ地球を回る「帯」地帯では、異常高温
に見舞われている。地球が病んでいる。
温室効果ガス削減は待ったなしだ。