いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

巨人の長野と梅雨の過激。 dangerous zone

2010-07-14 19:47:36 | 日記
 (1)ちょっと早いけれど、セ・リーグ首位攻防戦となった昨日の阪神ー巨人の雨の甲子園
球場。同点で迎えた延長12回表の巨人の攻撃、1アウト、ランナー1塁から好調5番阿部
が敬遠で歩かされて、新人ながらレギュラーの6番長野(ちょうの)を打席に迎える。

 長年、巨人入団を熱望してドラフトに阻(はば)まれて叶わず、その間、社会人野球のホ
ンダに所属して、09年社会人都市対抗野球で主力として同チームを優勝に導いて、今年に
巨人入団を果たした、長野久義さん。

 レギュラー争いのレベルの高い巨人の外野手として、走攻守3拍子揃った身体能力(physical
capacity)で実力、存在を示している。不思議とホープ・プレーヤーというのは、幸運も手伝う。
 開幕早々、昨年レギュラーに定着したセンターの松本がケガで長期離脱、亀井の不調もあ
って、しかし、その実力どおりの働きでレギュラーの位置を確保している。

 どころか、3拍子揃った身体能力に加えて、ここぞという時の「勝負強さ」は、ファンに何かを
期待させる雰囲気を打席で持っている。そうして、チャンスに見事に期待に応えてきた。
 今では、その「勝負強さ」は破壊力のある重量巨人打線の中でも欠かせないプレーヤーに
なっている。

 と、ここまで書いて、巨人の「あの人」がすぐにクローズ・アップされてくる。「長嶋茂雄」さん。
 もちろん、スケールの違い、華麗さ(gorgeous)、カリスマ性(charisma style)と比較するの
も気の毒だけれど、「近い」ものを併せ持つのが長野久義さん。
 顔の表情も、長嶋茂雄さんの長男の一茂さんとよく似ている。沈着冷静なところが、長野
さんの二人とは違うところか。

 冒頭のシーン。雨は強くなってきた。1球目は変化球をファウル。そして2球目、外角寄り
高めの速球を強振。打球はライト後方に大きくのびて、そのままライトスタンド・フェアゾーン
右端に飛び込む勝ち越しの3ラン・ホームラン。
 首位攻防第1ラウンドの巨人の勝利を決定する一打となった。

 長野さんのプレースタイルそのものは、堅実で地味だけれど、勝負強さ、潜在能力には
久々にあらわれたスター性を持ったプレーヤーだ。
 時代背景を見事に映して、ソーシャル・スケールからはみだした野性児の長嶋茂雄さんに
対して、機能的なハイブリッド(hybrid)・スマートグリッド(smart grid:ITコントロールによる
電力供給の効果的な次世代送電システム)の長野久義さんだ。

 (2)今年は、久々に梅雨らしい、すぎる程の梅雨。梅雨の季節もなければ、米作、農作物
も育たないし、夏の水源も維持できない。が、日本もとっくに亜熱帯気候(subtropical zone)
に入ったと言われて久しいが、この地域的、急激な集中豪雨は地球温暖化現象の一端だ
ろう。

 北京、ニューヨークを含む緯度20~30度のグルリ地球を回る「帯」地帯では、異常高温
に見舞われている。地球が病んでいる。
 温室効果ガス削減は待ったなしだ。

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