(1)健康被害による国、企業の損害賠償では、対象者の認定基準(recognized standard)
の線引きがむずかしい。国も企業もなすすべもなく健康被害を引き起こしておいて、むずか
しいもないものだが、一部国の責任による国民の投資(税金)による損害賠償も含むので、
申告どおりの無制限という訳にもいかずに、「公平の原則」から原因との因果関係と認定基
準の関係はグレーゾーンの範囲内では、たびたび訴訟問題が起きている。
問題は、その「判定」のスロー・レンジ(slow length)だ。
(2)1956年に発生した水俣病。チッソ工場の排水にメチル水銀が含まれて、魚介類を介し
て住民の中枢神経に異常が発生して蓄積して、消すことのできない水銀による健康被害を
引き起こした。
国と企業は責任を認めたが、複数症状の合併症状を条件とする厳しい「認定基準」により、
認定者は症状を訴える患者の30%程度の重症患者にすぎない。(報道)
国の厳しい「認定基準」は、企業の負担を軽減するもの(報道)と言われてきた。
(3)今回、地裁は「認定基準」に「医学的根拠、正当性がない」と、指摘されてきた厳しい
「認定基準」の「意図」もあわせて認定基準そのものの見直しを求め、訴えた患者を症状に
見合って健康被害者として認定するよう命じた。
現在につながる地球環境汚染を「放置」し「誘発」していた54年前の国(行政)と企業
の責任に、あらたに認定基準の見直しでさらに責任の重さを認めたものだ。54年はあまり
に遠い。
(4)54年もの年月が必要だったのか。環境時代の今だから見直された裁定だったのか。
その間、苦痛の日々の被害者は置き去りにされてきた。多くの被害申請者が認定されず
に、すでに高年令者だ。
すでに認定されたからどうのという問題ではもちろんないが、被爆被害者認定もそうだが
明らかな国または企業の責任のもとのせめてもの被害者救済は、国が被害当事者を含め
た機関として「集中審理」して判断して、あるいは国民合意のもとに一刻も早くの幅広く「公
平」な対応が求められた。
54年はあまりにも、遠い。
(5)青空に綿菓子のような雲が低く浮かんで、アンリ・ルソーの絵のようにあざやかに梅
雨明けです。亜熱帯気候のような集中豪雨の被害も大きく、今夏は天候の急変も多いと
いわれている。
久し振りの晴天で庭の草花もあざやかな緑色に輝いて、先日晴れ間に切ったばかりの
草花もあっという間に伸びてきている。
今年上半期は、冬のオリンピックに6月のワールド杯サッカーとワールドな大きなイベン
トを、財津和夫さんのコンサートツアーがつないできた。それぞれに日本人の潜在能力を
示すことができて、何やら政治だけが取り残されている。
首相が交代したら、政治主導の基本としていた国家戦略室(局)を無用の重複として、
首相の私的なアドバイス的シンクタンク化する。政権交代10か月の間の、同じ構成議員
の民主党政権内でのことだ。
消費税増税論議のプロセス・カットの道をまた「辿」る。主導するのは「仙」谷官房長官。
の線引きがむずかしい。国も企業もなすすべもなく健康被害を引き起こしておいて、むずか
しいもないものだが、一部国の責任による国民の投資(税金)による損害賠償も含むので、
申告どおりの無制限という訳にもいかずに、「公平の原則」から原因との因果関係と認定基
準の関係はグレーゾーンの範囲内では、たびたび訴訟問題が起きている。
問題は、その「判定」のスロー・レンジ(slow length)だ。
(2)1956年に発生した水俣病。チッソ工場の排水にメチル水銀が含まれて、魚介類を介し
て住民の中枢神経に異常が発生して蓄積して、消すことのできない水銀による健康被害を
引き起こした。
国と企業は責任を認めたが、複数症状の合併症状を条件とする厳しい「認定基準」により、
認定者は症状を訴える患者の30%程度の重症患者にすぎない。(報道)
国の厳しい「認定基準」は、企業の負担を軽減するもの(報道)と言われてきた。
(3)今回、地裁は「認定基準」に「医学的根拠、正当性がない」と、指摘されてきた厳しい
「認定基準」の「意図」もあわせて認定基準そのものの見直しを求め、訴えた患者を症状に
見合って健康被害者として認定するよう命じた。
現在につながる地球環境汚染を「放置」し「誘発」していた54年前の国(行政)と企業
の責任に、あらたに認定基準の見直しでさらに責任の重さを認めたものだ。54年はあまり
に遠い。
(4)54年もの年月が必要だったのか。環境時代の今だから見直された裁定だったのか。
その間、苦痛の日々の被害者は置き去りにされてきた。多くの被害申請者が認定されず
に、すでに高年令者だ。
すでに認定されたからどうのという問題ではもちろんないが、被爆被害者認定もそうだが
明らかな国または企業の責任のもとのせめてもの被害者救済は、国が被害当事者を含め
た機関として「集中審理」して判断して、あるいは国民合意のもとに一刻も早くの幅広く「公
平」な対応が求められた。
54年はあまりにも、遠い。
(5)青空に綿菓子のような雲が低く浮かんで、アンリ・ルソーの絵のようにあざやかに梅
雨明けです。亜熱帯気候のような集中豪雨の被害も大きく、今夏は天候の急変も多いと
いわれている。
久し振りの晴天で庭の草花もあざやかな緑色に輝いて、先日晴れ間に切ったばかりの
草花もあっという間に伸びてきている。
今年上半期は、冬のオリンピックに6月のワールド杯サッカーとワールドな大きなイベン
トを、財津和夫さんのコンサートツアーがつないできた。それぞれに日本人の潜在能力を
示すことができて、何やら政治だけが取り残されている。
首相が交代したら、政治主導の基本としていた国家戦略室(局)を無用の重複として、
首相の私的なアドバイス的シンクタンク化する。政権交代10か月の間の、同じ構成議員
の民主党政権内でのことだ。
消費税増税論議のプロセス・カットの道をまた「辿」る。主導するのは「仙」谷官房長官。