いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

電子書籍化1300億円。 electron books style

2010-07-25 20:01:55 | 日記
 (1)欧米の小説、文庫、書籍で一般的なのがペーパーバック(paper back)といって、ス
モールサイズ版で、色つきの紙質も荒いものだ。そこに表現される知的財産が大事であっ
て、あまり見た目は気にしない実益合理主義が欧米の生活習慣の基本理念と映る。

 実用的な料理もそうだし、自動車も移動のツールとして少々のキズなんか気にしない。相
手の車を車で押しのけて駐車する映像を見たことがある。一般論的な話。日本文化との理念
の違いを感じるところはけっこうある。

 書籍の電子化(electron books)は、iPadの普及でその米国から情報発信されて、日本の
家電、情報、書籍産業でも急ピッチで対応が進む。
 電子書籍分野は、平成14年には1300億円の市場成長が見込まれる次世代型コンポジ
ット産業(composite industry)。
 端末製造にコンテンツ(contents)配信と、成長産業も多岐にわたり、紙ベース本に比較
して提供価格は割安ながら、著作料(印税)は高く、読者にも作家にも都合のいいコンテン
ツだ。

 利用範囲も、書籍に限らず大学授業、会議・討議資料、レストランのメニュー、注文と多様
にわたる多角的横断産業(composite industry)。
 紙ベースの書籍にも、いまだ独自の利点もあり、今後の電子書籍のコンテンツの開発研究
がどのように進むのかによって、市場成長もさらに大きく変化することは間違いない。

 (2)酷暑の名古屋の話題を忘れさせる大相撲名古屋場所での、次から次への暴力団がらみ
の不祥事。当初の「特定の親方、力士、関係者個人」の責任問題というレベルのものではな
く、「大相撲社会(日本相撲協会)全体」が抱える歴史的重要問題という様相。

 大相撲が古来から抱えてきた暴力団(ヤクザ)との関係が、知り得る監督官庁、メディアの
どこからも指摘もされずに、まるで認知されてきたかのような社会行動の中での「常識」が、
暴力団の資金源撲滅の社会意識の高まりの中で、突如、非社会的行動として社会の非難
を受ける。

 特定の親方、力士、関係者の非社会的問題に留まらず、「日本相撲協会全体」が抱える
非社会的問題だ。
 日本相撲協会の自浄作用(self purification)で解決できる問題ではなく、存続を前提と
するなら、まず文化として、スポーツとしての根底から見直し、改善する「第3者体制」づく
りが必要要件だ。

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