(1)昨年から与党協議会で話し合ってきた集団的自衛権の行使範囲は、国会の事前承認をどうするのか、艦船検閲は入るのか、ホルムズ海峡での機雷掃海は戦闘行為なのかとか15例まで出してケンケン、ガクガク論議されているのを見ていて、その「出発点」となる日本憲法第9条との正当性、整合性は勝手に政府の憲法解釈の変更とやらで十分議論も根拠も示されずに既成事実化して、集団的自衛権の行使容認を閣議決定してないがしろにしておいていいのかとのちょっと政治パロディを見る気分(we looked at a political parody)でながめていた。
(2)いくら「先々」(the distant future)をああだ、こうだと論じ合ってみても、肝心の足元、出発点で間違いを犯していれば元も子もない話だ。
日本憲法第9条は国際紛争を解決するための「戦力」を保持せずに、「交戦権」を放棄すると規定しており、自衛隊の海外派遣は認められずに集団的自衛権の行使は憲法理念を踏み外しているのはあきらかだ。
(3)昨日の憲法改正を論議中の衆院憲法審査会で与野党から推薦された憲法学者3人が同委員からの国会審議中の安保法制案に関する質問に答えて、3人全員が「憲法第9条違反」と明言してみせた。
政治パロディよろしく、安保法制に関する与党協議会、衆院特別委員会の「先々」のああだ、こうだの質疑に対して、国会に招致された憲法学者3人がザックリとその「出発点」でのそもそも「憲法第9条違反」として断言したのだ。
(4)ことは与党自民党、公明党が推薦した憲法学者が「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的枠組みでは説明つかず、法的安定性を大きく揺るがす」(報道)と議論根底から全面的に政府法案の判断(解釈)誤りを指摘したことだ。
まさに政治パロディを見る思いだった。菅官房長官は「まったく違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」(報道)と反論してみせても、与党推薦の憲法学者が呼ばれた憲法審査会で真っ向から政府法案の判断解釈の誤りを指摘して安保法制案は憲法違反(an unconstitutional act)と明言した後では、何がどうなっているのか一気に安保法制案審議の国会、政府、与党の出発点をないがしろにしての先々だけのああだ、こうだ論議の支離滅裂、本末転倒状態が露見しての政治パロディでしかなかった。
(5)この日の憲法審査会の状況を報告された自民党の国対委員長は「あきれた様子」で(参考人招致)人選に配慮するよう注意(報道)したとされるが、あとの祭りだった。
国会招致された与野党推薦の憲法学者3人全員がバッサリと安保法制案を「憲法違反」と断罪したのだから、安保法制案は「出発点」から十分審議つくされなければならないのは言うまでもない。
(2)いくら「先々」(the distant future)をああだ、こうだと論じ合ってみても、肝心の足元、出発点で間違いを犯していれば元も子もない話だ。
日本憲法第9条は国際紛争を解決するための「戦力」を保持せずに、「交戦権」を放棄すると規定しており、自衛隊の海外派遣は認められずに集団的自衛権の行使は憲法理念を踏み外しているのはあきらかだ。
(3)昨日の憲法改正を論議中の衆院憲法審査会で与野党から推薦された憲法学者3人が同委員からの国会審議中の安保法制案に関する質問に答えて、3人全員が「憲法第9条違反」と明言してみせた。
政治パロディよろしく、安保法制に関する与党協議会、衆院特別委員会の「先々」のああだ、こうだの質疑に対して、国会に招致された憲法学者3人がザックリとその「出発点」でのそもそも「憲法第9条違反」として断言したのだ。
(4)ことは与党自民党、公明党が推薦した憲法学者が「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的枠組みでは説明つかず、法的安定性を大きく揺るがす」(報道)と議論根底から全面的に政府法案の判断(解釈)誤りを指摘したことだ。
まさに政治パロディを見る思いだった。菅官房長官は「まったく違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」(報道)と反論してみせても、与党推薦の憲法学者が呼ばれた憲法審査会で真っ向から政府法案の判断解釈の誤りを指摘して安保法制案は憲法違反(an unconstitutional act)と明言した後では、何がどうなっているのか一気に安保法制案審議の国会、政府、与党の出発点をないがしろにしての先々だけのああだ、こうだ論議の支離滅裂、本末転倒状態が露見しての政治パロディでしかなかった。
(5)この日の憲法審査会の状況を報告された自民党の国対委員長は「あきれた様子」で(参考人招致)人選に配慮するよう注意(報道)したとされるが、あとの祭りだった。
国会招致された与野党推薦の憲法学者3人全員がバッサリと安保法制案を「憲法違反」と断罪したのだから、安保法制案は「出発点」から十分審議つくされなければならないのは言うまでもない。