いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

あんじょう。 k.zaitsu concert2015

2015-06-14 14:51:25 | 日記
 安城市は市中心にある市役所の周りに市民会館、近代的文化センターが建ち並び、これから未来志向の情報図書館建設構想もあって近代文化都市を目指している名古屋近郊の中堅都市だ。
 13日に財津和夫さんのライブ&トークコンサートが開催された。

 「大人のコンサートというかんじが一方的にしています。みなさんすっかり落ち着かれましたね。チューリップ初期の頃はすごかったですよ。渦中の人もここにいるかもしれませんが、もうすっかり孫の顔も見れるようになりましたですか。

 当時は黄色い声というのがぴったりでした。こちらも若かったのでうるさい、やめてくれと思っていた。会場に入る時にはわっと寄ってきてつかまれて大変でしたが、今は何にもなくて、ちょっと寂しい気もしますが、人間は勝手なものだと思います。

 勝手といえば若い頃、青春も随分と勝手気ままなものでした。ある人、女性から言われた言葉が今でも心に残って傷ついています。財津くんは、女の人なら誰でもいいのと言われたんです。(笑いすぎだよ)
 心の中ではその通りだと思っていたんですが、まさかそうとも言えずにごまかすのに必死でした。

 青春はなつかしいという話ですけれど、もし戻ってやり直せるのなら、失礼なことを言った人に対して迷惑かもしれませんが謝りたいと思います。リアルタイムに戻って、言ったことがそんなつもりで言ったんじゃないんだと言いたいけれど、思うようにいかないのが青春でもあります。

 ひとりごとですが、今ではテレビに向かってひとりごとを言って、ネコに向かってずっと話すんで、ネコも嫌がって顔を背けるんで両手で挟んで話し込むんです。」(コンサート述懐)

 「ストーブ」、「12才」と財津さんの澄んだきれいなよく通るハイトーンの声で見事にたっぷりと聞かせました。「青春の影」、「サボテンの花」は力強く歌い切りました。

 現在、財津さんは中日新聞夕刊にコラムを連載中ですが、財津さんのいつも変わらないパーソナリティ、気持ち、心づかいがあふれていて、どこかで聞いた話ではあっても興味つきないものがあります。
 財津さんの話には飾りのない「本音」がストレートに出るおもしろさ、視点がありまして、実に社会人としてすぐれた人という印象が強いですね。
 はじめて会ったときから、まったく変わらない気持ち、心づかい(多分誰でもそうであったように生意気だった若い頃は知りませんので)には感心させられます。

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