いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

深刻に考え過ぎる。 overthink in a serious

2016-11-08 19:38:38 | 日記
 (1)プロ棋士が対局中にひんぱんに席を外して外部でスマホの将棋ソフトを見て(戦局を思案して)いた疑惑騒動は、本人否定のままついに外部の第三者委員会で当該棋士のスマホソフトを解析して疑惑解明にあたることになった。

 ②インターネットの将棋ソフトを研究、練習材料にして成長してきた世代が主力を占めるプロ棋士界にあって、対局中にスマホで将棋ソフトを見て戦法を確認または有効対策をたてることは、大学入試でのカンニングとは「性質」が違うと書いたが、今回のプロ棋士のスマホ事件は疑惑本人もそれ自体の行為は不正であるとみなしているので将棋界のパラダイム(paradigm)になっているのだろう。

 ③また本人も日ごろから将棋ソフトを(研究、練習に)使っているので対局でそれに近い戦法をとるのはおかしなことではない(趣旨報道)と言っているとおり、プロ棋士の世界はあらゆる能力、知力を使っての究極の(ultimate)勝負戦という印象が強かったので、この将棋スマホ問題のカンニング騒動にはそれを問題として取り上げること自体に違和感があった。
 
 ④報道によるとこの問題の対策のためにタイトル保持者中心に将棋連盟関係者の個人宅に集まって協議したとある。
 将棋連盟の組織的な決定、対応が規則でどうなっているのかわからないが、上述のような対策、対応が普通だとすれば、これもまた随分と独裁的で恣意的なおおざっぱな対応に見えた。

 ⑤対局中のスマホ将棋ソフト閲覧が将棋連盟も当該者もともに不正と認識しているのだから、将棋界ではそうなのだからとやかく言う問題でもないかもしれないが、それなら第三者委員会まで設置して疑惑解明をすることが人的能力、知力の総結集としてのプロ将棋の印象からして、またタイトル保持者中心の恣意的な協議結論の出し方も含めて意味があったのか、情報化社会を意識しすぎた性善説の将棋界にふさわしくない対応にみえた。

 (2)天皇の生前退位問題を検討する有識者会議による専門家からのヒアリングが始まった。これから十数人の専門家から意見聴取する予定だが、まずは昨日の5人からの意見聴取では「賛否が分かれる」(報道)ことになった。

 十数人の専門家のそれぞれの立場、主義、理論、思想からの意見、主張では、なかなか意見の方向性をまとめることなどむずかしくて結論に混迷を招くことになるのではないのか。

 ②天皇の生前退位問題では「前天皇と現天皇が存在することになり、『国民統合の象徴が2人いる』と国民が受け取り混乱する」(報道)ことも問題になっている。
 生前退位は外部からの圧力により天皇交代の危惧も取り沙汰されているが、皇室内の関係問題はあっても2例ともに国民にとっては「象徴」としての天皇であり、権力、権威とは無縁の存在世界であってまわりがことさらに問題を深刻化させている(become more serious)印象が強い。

 ③極端にいえば国民にとって権力と権威とはかけ離れた「象徴」が何人いても差し支(つか)えがないし、混乱などしないと考えるのが今日的な国民の天皇制に対する普通の考えではないのか。

 差し支えがあると考えるのは一部の主義、理論、思想主義者のもので、国民の総意は高令の天皇の意向を尊重(世論調査)するものだ。
 

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