(1)トランプ次期大統領の言いたい放題、やりたい放題はかなりひんしゅくを買っていると思われるが、今日的社会は米国次期大統領に押し上げる支持の副作用も十分あるということだ。
そして日本の安倍首相、政権も負けず劣らずの言いたい放題、やりたい放題で、米国事情ばかりに目を向けて非難している場合でもない。こちらの方も言いたい放題、やりたい放題の中で安倍内閣支持率は比較安定した高いものを維持しており、直近の調査では55%と高い数値のものもある。
(2)政治の世界で言いたい放題、やりたい放題が今は支持を集める時代、風潮(current)といえそうだ。
国際政治、社会は日ソ冷戦時代のイデオロギー対立から経済協調主義のグローバル社会を迎えて、情報化時代、社会の到来を迎えている。世界中どこにいても、どこからでも世界のどこへでも情報が発信できる社会では、個々の事情や背景とは関係なく普遍的な主義、主張が新鮮でわかりやすいものとして受け取られ、受け入れられて同調者、理解者を拡散するという特徴を持つ、わかりやすいイデオロギー主義社会への回帰が見られる。
(3)普遍的な主義、主張はわかりやすく、はっきりしていることが特徴で、かっての世界は自由主義社会か共産、社会主義社会かの対立構図でやはりわかりやすかった。
それとは無縁の国家全体主義は個人を否定して国家に献身するという全体主義思想であり、責任転嫁が容易でわかりやすい引き込まれやすい社会構造でもある。
欧州中心に国家全体主義思想の政党が台頭してきて、それに近い保護主義、孤立主義を思わせるトランプ米国次期大統領の登場を見るにつけ、個人が応分の自立的「責任」を持つことを考えない付和雷同の社会を住みやすい社会と考える容易な社会観を生んでいる。
(4)責任があいまいで個人が埋没する情報化時代、社会の影響はあると思うが、世界政治、社会に台頭し米国、日本でも支持を拡げるという変化だ。
日本では長く続いた自民党政権が派閥政治(political clique)のへい害で既得権益保護、密室、金権政治の腐敗がまん延して、これに自民党内では少数派閥に属した小泉純一郎さんが国民的(党員)支持、人気の高さを背景に「自民党をぶっ壊す」と宣言して首相に選ばれて、へい害批判の多かった派閥解消を断行した。
(5)その後自民党は野党時代も経験して再び政権に復帰すると徐々に派閥政治が復活して、今やかって自民党を除名された議員を次々に復党させて派閥勢力を拡大する動きが強まって、党内対立を招いている。
現在の安倍自民党は二階幹事長を中心に古い政治体制が再び勢力を誇示してきており、党内実力者の幹事長の意向で二階派が復党者の入会を強めて勢力を伸ばして、他派閥、特に次期政権に意欲を示している岸田派との対立(報道)が激しくなっている。
(6)ノド元過ぎればやりたい放題の安倍自民党、それに支えられた安倍政権だ。歴史は繰り返されるといわれるが、野党の反抗はいつになるのか。
そして日本の安倍首相、政権も負けず劣らずの言いたい放題、やりたい放題で、米国事情ばかりに目を向けて非難している場合でもない。こちらの方も言いたい放題、やりたい放題の中で安倍内閣支持率は比較安定した高いものを維持しており、直近の調査では55%と高い数値のものもある。
(2)政治の世界で言いたい放題、やりたい放題が今は支持を集める時代、風潮(current)といえそうだ。
国際政治、社会は日ソ冷戦時代のイデオロギー対立から経済協調主義のグローバル社会を迎えて、情報化時代、社会の到来を迎えている。世界中どこにいても、どこからでも世界のどこへでも情報が発信できる社会では、個々の事情や背景とは関係なく普遍的な主義、主張が新鮮でわかりやすいものとして受け取られ、受け入れられて同調者、理解者を拡散するという特徴を持つ、わかりやすいイデオロギー主義社会への回帰が見られる。
(3)普遍的な主義、主張はわかりやすく、はっきりしていることが特徴で、かっての世界は自由主義社会か共産、社会主義社会かの対立構図でやはりわかりやすかった。
それとは無縁の国家全体主義は個人を否定して国家に献身するという全体主義思想であり、責任転嫁が容易でわかりやすい引き込まれやすい社会構造でもある。
欧州中心に国家全体主義思想の政党が台頭してきて、それに近い保護主義、孤立主義を思わせるトランプ米国次期大統領の登場を見るにつけ、個人が応分の自立的「責任」を持つことを考えない付和雷同の社会を住みやすい社会と考える容易な社会観を生んでいる。
(4)責任があいまいで個人が埋没する情報化時代、社会の影響はあると思うが、世界政治、社会に台頭し米国、日本でも支持を拡げるという変化だ。
日本では長く続いた自民党政権が派閥政治(political clique)のへい害で既得権益保護、密室、金権政治の腐敗がまん延して、これに自民党内では少数派閥に属した小泉純一郎さんが国民的(党員)支持、人気の高さを背景に「自民党をぶっ壊す」と宣言して首相に選ばれて、へい害批判の多かった派閥解消を断行した。
(5)その後自民党は野党時代も経験して再び政権に復帰すると徐々に派閥政治が復活して、今やかって自民党を除名された議員を次々に復党させて派閥勢力を拡大する動きが強まって、党内対立を招いている。
現在の安倍自民党は二階幹事長を中心に古い政治体制が再び勢力を誇示してきており、党内実力者の幹事長の意向で二階派が復党者の入会を強めて勢力を伸ばして、他派閥、特に次期政権に意欲を示している岸田派との対立(報道)が激しくなっている。
(6)ノド元過ぎればやりたい放題の安倍自民党、それに支えられた安倍政権だ。歴史は繰り返されるといわれるが、野党の反抗はいつになるのか。