いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

災害被害のくり返し。 repetition of damage of calamity

2018-07-10 20:09:05 | 日記
 (1)何とか通行止めが解除になった高速道路を走っていたら前を見るのもむずかしいほどの急のスコールがやってきて、今回西日本中心に襲った豪雨をはからずも体感した。

 土砂崩れの影響などで平成最悪の災害被害といわれる。広島報道では何年か前の山崩れによる土砂災害に巻き込まれた家屋倒壊被害とまったく同じ光景を見て、対策が行き届いていないのか、すでに対策などの打ちようもないのか考えさせられた。

 (2)今回の西日本豪雨は積乱雲が次々と発生して同じ場所に長時間の雨を降らせて(バックビルディング現象ー報道)、被害を大きくした。台風が4月から発生したり、近年はこれまでと違う日本をとり巻く異常気象が起きて海水温の上昇が影響しているとみられて、地球温暖化の影響が色濃く感じられる。

 (3)自民党石破茂議員は災害、防災担当の省の設置を提案(報道)していたが、これまでの政府、国交省、地方自治体の緊急災害対応では自然災害列島日本の安全ははかれない現実を毎年のように見せつけられている。

 前述したように自然災害から何年もたってからまた同じような災害被害の光景を見るに及んでは、やはり政府、自治体の日頃の災害対策、対応に問題、限界があることは否定できない。

 (4)このように毎年のように悲惨な災害被害の現実をみせつけられると、いくら自然災害が相手とはいえ同じ災害事故、被害のくり返しでは情けない。
 自然災害研究に多くを期待できない中で狭い自然災害列島日本の中で1億数千万人の国民が住み、暮らすというパイ窮状の中で安全対策、対応が追いついていない、追いつけない現状を思い知らされる。

 (5)やはり日常的に災害ハザード(hazard of calamity)に対処する政府の専門機関が必要な時ではないのか。狭い国土の自然災害国日本の中で、住む場所を探して山肌の危険な場所にも宅地を増設する中でくり返し起きる災害被害だ。

 住む場所が山肌に入り込むのは仮に避けられないとすれば、それに見合った安全住居生活環境をつくりだす指導、整備が不十分だ。
 そうでなければ日本の住居生活パイとしての身の丈の生活圏というのがあり、それをどう確保していくのか考える必要がある。

 (6)政府の災害、防災専門機関としての省の設置により、常日頃から自治体、関係機関との連携、指導、協力、情報共有のもとに住民の安全対策、対応をはからなければこれからも続く、さらに大きく地球温暖化による激甚災害が予想される傾向の中で、持続可能な(sustainable)安全対策、対応が必要、必然であり、政府として各機関連携の中枢となる災害、防災担当省の設置は必要だ。

 (7)冒頭、高速道路では災害救助活動から帰る長い自衛隊救助車列を見かけたが、自衛隊も含めて各省庁、自治体連携の災害、防災対策の横断の常設組織化が必要だ。
 いつまでも悲惨な自然災害被害のくり返し(repetition of damage of calamity)を見ている訳にはいかない。

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