(1)通常国会も終わって、政治は9月の自民党総裁選に向けての動きが出ている。安倍首相は立候補を決めるのは8月下旬と言って、しかし盛んに地方議員との会合をして比較不利といわれる地方党員票の掘り起こし、確保にやっきだ。
党内派閥の支持は所属議員の多い上位派閥が安倍支持で一致しており、昨日岸田派の岸田議員が今回の立候補を辞退して安倍首相支持を表明して、大勢は安倍首相に有利な情勢だ。
(2)前々回総裁選では地方党員票では石破茂議員が安倍首相を上回って、今回地方党員票も国会議員票と同じ1票で集計される変更もあってともに立候補すれば地方党員票を巡っての行方にも注目が集まる。
安倍首相の森友、加計問題がどう影響するのか、国会議員派閥では安倍1強を反映してほとんど影響はみられずに安倍首相の有利な情勢だけに、野党の力不足により安倍内閣支持率も再び40%台に返り咲いて比較安定しており、この不思議な安倍内閣支持率の動向から地方党員票にも前々回のように石破議員に多く集まるという期待判断は起こり得ないと考えるのが普通ではないのか。
(3)安倍首相が総裁選立候補すれば、今の自民党情勢ではやはり安定した支持を集める公算が大きいのは考えられる。国民としては森友、加計問題に財務省、文科省の政府機関の腐敗、堕落をみせられて、行政府の最高責任者の安倍首相の統治力、統率力に問題があるとみているのは間違いはなく、世論調査でも西日本豪雨中での今国会のカジノ法の強行成立、政府の西日本豪雨災害対策にも国民の過半数が反対、不満と答えて、政権交代可能な野党勢力があればとても持たない安倍政権の現状だ。
(4)安倍首相がこの政治状況をどう正しく理解して判断して今後の政権運営を導くのか、現在の数の力に頼った国会運営を国民の支持として自民党への支持、力量だと言わんばかりのあつかましい自民党執行部と同じであれば、来年の参院選で厳しい国民の判断、審判を受けることになるだろう。
(5)昨日、9月の総裁選立候補を辞退した岸田政調会長は長く外相として安倍政権を支えて、自ら党執行部入りを希望して自民党政調会長として党内基盤を固めて総裁選立候補を目指していた。
外相時代は広島選挙区選出による米国オバマ前大統領の広島原爆慰霊碑訪問を初めて実現させて存在感を示していたが、自民党政調会長に就任してからは政策で独自色を出せずに官邸主導政治に埋没して発信力、存在感を薄めてしまった。
今回のメディアの総裁選想定者の国民支持では安倍首相、石破議員に大きく遅れを取り、人気期待込みの小泉進次郎議員にも大きく遅れを取るという予想結果で、今回の立候補辞退表明となった。
(6)むしろ外相としての発言力、存在感があれば活路はあったようにもみえて、次回総裁選への戦略の練り直しに迫られた。
しかし安倍以後は世代交代論も出てくることも考えられて、岸田政調会長への首相禅譲論の可能性は見込めないのではないのか。
党内派閥の支持は所属議員の多い上位派閥が安倍支持で一致しており、昨日岸田派の岸田議員が今回の立候補を辞退して安倍首相支持を表明して、大勢は安倍首相に有利な情勢だ。
(2)前々回総裁選では地方党員票では石破茂議員が安倍首相を上回って、今回地方党員票も国会議員票と同じ1票で集計される変更もあってともに立候補すれば地方党員票を巡っての行方にも注目が集まる。
安倍首相の森友、加計問題がどう影響するのか、国会議員派閥では安倍1強を反映してほとんど影響はみられずに安倍首相の有利な情勢だけに、野党の力不足により安倍内閣支持率も再び40%台に返り咲いて比較安定しており、この不思議な安倍内閣支持率の動向から地方党員票にも前々回のように石破議員に多く集まるという期待判断は起こり得ないと考えるのが普通ではないのか。
(3)安倍首相が総裁選立候補すれば、今の自民党情勢ではやはり安定した支持を集める公算が大きいのは考えられる。国民としては森友、加計問題に財務省、文科省の政府機関の腐敗、堕落をみせられて、行政府の最高責任者の安倍首相の統治力、統率力に問題があるとみているのは間違いはなく、世論調査でも西日本豪雨中での今国会のカジノ法の強行成立、政府の西日本豪雨災害対策にも国民の過半数が反対、不満と答えて、政権交代可能な野党勢力があればとても持たない安倍政権の現状だ。
(4)安倍首相がこの政治状況をどう正しく理解して判断して今後の政権運営を導くのか、現在の数の力に頼った国会運営を国民の支持として自民党への支持、力量だと言わんばかりのあつかましい自民党執行部と同じであれば、来年の参院選で厳しい国民の判断、審判を受けることになるだろう。
(5)昨日、9月の総裁選立候補を辞退した岸田政調会長は長く外相として安倍政権を支えて、自ら党執行部入りを希望して自民党政調会長として党内基盤を固めて総裁選立候補を目指していた。
外相時代は広島選挙区選出による米国オバマ前大統領の広島原爆慰霊碑訪問を初めて実現させて存在感を示していたが、自民党政調会長に就任してからは政策で独自色を出せずに官邸主導政治に埋没して発信力、存在感を薄めてしまった。
今回のメディアの総裁選想定者の国民支持では安倍首相、石破議員に大きく遅れを取り、人気期待込みの小泉進次郎議員にも大きく遅れを取るという予想結果で、今回の立候補辞退表明となった。
(6)むしろ外相としての発言力、存在感があれば活路はあったようにもみえて、次回総裁選への戦略の練り直しに迫られた。
しかし安倍以後は世代交代論も出てくることも考えられて、岸田政調会長への首相禅譲論の可能性は見込めないのではないのか。