いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

進化の原動力。  evolutinal motive power

2009-11-25 19:47:41 | 日記
 人間は、どこまで進歩(progress)、進化(evolution)するのだろうか。音楽
では、古典のクラシックから民族音楽、ジャズ、ロック、ポピュラー、歌謡曲、は
ては童謡、もっともっとジャンルが細分化されて、何百年、世紀的なつながりをコ
ンポーザー、ミュージシャンがつくりだしてきた。

 そもそもは「五線譜」の中の世界。「五線譜」を、上、下と右方向へト音記号の
流れ(進行)を、オクターブ、順序、速度、休止の微妙な変化を取り入れて(つけ
て)、あれだけのジャンル(genre)と歴史をつないできたのは、驚きだ。
 途中、同じようなメロディ、リズムが無作為に聞かれるのも、やむを得ない限ら
れた条件のようにも思う。

 財津和夫さんが、今の若いミュージシャンの音楽状況の感想を求められて、
「今、若いミュージシャンは気の毒な気もする。僕たちがほとんど、もうやってき
てしまっているから。」と言ったことがあります。

 短いターム(term)の中でも、そういうことはあるわけで、クラシック、ジャズ
、ロックも「古典(classics)」を凌(しの)ぐ現代作品(modern art)はあるのか、
古典をいかに解釈して表現するのかがメインフォース(main force)で、ポピュ
ーラーもすっかり輝きを取り戻せないでいるのは、「五線譜」の世界の「行き詰ま
り観」なのだろうか。

 今後、この「五線譜」の宇宙から、どのようなワーク(work)の「音」、「作品」を
アーティストは見つけ出すのだろうか。

 進歩、進化には、一度シンプルに立ち返ることは必然だ。音楽には、日本で見れ
ば、雅楽、長唄、民謡、和太鼓など、「楽譜」をもたないシンプルな民族音楽の歴
史的なスタンスもある。

 環境、宇宙、労働、経済、農業、文学のように無限ともいえる価値観、たえず変
化しつづける社会環境、条件の分野もある。
 先見性のある、また目の前の環境に適応する準備は「五線譜」の音楽よりも人間
が進歩し、進化するに十分な好条件のはずだ。

 今年、生活保護世帯は急増し、20万人ともいわれる就職できないで年末をむか
える人も、未来はたえず変化して、好条件で待ち構える。人間は、進歩し、進化す
る。ビリーフ(belief)を持ち続けたい。

 事業仕分けが情報公開で進行中だ。現状下での、われわれの税金が社会資本
整備のために効果的に仕分けされ活用されていくのかは、国民の「生活モチベー
ション」にも大きな原動力(motive power)となる。

 世界首脳待遇(cop10開催)予算で、ルームチャージが通常より7倍にも高い予
算化をするなど、市民感情とかけ離れた分野の事業仕分けは、当然だ。
 ようやく、行政刷新会議担当相も来年度も事業仕分けの継続意向を示したが、
5年スパンでの追跡仕分けによって事業内容の精査度をより高めていくことは必要
だ。

 

 


 

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富士宮。  live and talk

2009-11-24 19:49:15 | 日記
 富士宮に来ています。透きとおる快晴の「青」空、冠「雪」の富士山、「朱」塗
りの大鳥居の浅間(せんげん)大社、まるであでやかな紙細工のような街並み風景
です。

 浅間大社のそばの富士宮市民文化会館で財津和夫さんのライヴ&トークコンサー
トが開催されます。単発ものも含めて、昨年5月から始まった同コンサートの36
回目(財津談)のコンサート、18か月におよぶ最終日となります。

 18時すぎに、コンサートに先立つビデオ映像では、財津さんのステージ・クロ
ーズ(clothes)について、オールキャストで、それぞれが、これでもない、あれ
でもないと持ち寄るシーンのあと、結局、財津さん、グレーの無地にボカしの太い
黒の縦のストライプのシャツスタイルで登場です。

 センターマイク前に座ってギターを手に取る前。 勤労感謝の日です。休日を増
やして経済効果をあげようとしているんでしょうか、つい、デフレ傾向になって。
 富士山、ものすごくきれいで、みとれます。富士山見ると、いいんだよ、いいん
だよ、そのままでいいんだよ、と言ってくれているようで、毎日見れる富士宮のみ
なさんがうらやましい。

 今のわたしだ、ということでひとりアコギ1本の「この世の端でも」でオープニ
ングです。この曲をベースにして、今日のステージを眺めてほしいと。
 2曲目に、ひとりキーボードで「君の季節」のあと、バックのキーボード(清水)
とギター(南)の二人を呼び出す。4曲目からのセットアップを予定していた二人
は、なかなかステージに登場しない。〔財津さん、勝手に(?)に当初の2曲目カ
ットか。)

 「昼のジェラシー」のあと、チューリップに姫野というのがいますが、お嬢さん
が21日に結婚しました。わたしも、結婚式と披露宴に出席してきました。
 お嬢さんが生まれた時、丁度チューリップとしてレコーディングをしていまして
、姫野が曲をつくってきて、わたしがそれに詞を書くことになって、「この小さな掌」
という曲をお嬢さんのためにつくったわけです。

 23日になって、姫野からメールが入ってきて、来てくれてありがとう、という
ものでした。披露宴で、泣かせるために、お父さんへの手紙というのがあります。
くやしいけど、泣いてしまいました、とあった。
 姫野、18歳から知ってます。福岡でも、姫野はいいところの生まれだというん
です。ぼくはきたないところの生まれだと。

 富士宮市民文化会館はブラウンのレンガの壁づくりで、音響効果がもうひとつ
です。今日は、マイクコンディションがよくなくて、ハレーション(halation)を起こし
て(すごい破裂音)、「Wake up」のイントロで財津さんの声がマイクに入らず、ま
た、コンサート全般をとおして、声と楽器のアンサンブル(ensemble)ももうひとつ
で、たとえばメガネの調整で左右それぞれにぴったりピントをあわせて、結局、頭
が痛くなるシビアな音の現象ですか。

 財津さんも、いいコンディションとはいえない中、「誰が許すの君のわがままを」
からきっちり微調整してきて、「1962で抱きしめたい」では、財津メロディの
構成(composition)のよさ、特徴のある韻(イン)を踏むリズムを刻み、歌のう
まさ、発声のよさを十分に伝えた。

 「サボテンの花」は、力強く、丁寧、見事に歌いきりました。こんな「サボテン
の花」を聞くのは久しぶりです。
 ステージ前の中央席に16歳の女性も聞いていて、財津さん、年令を聞いて、
あと4年くらいは聞いてもらえるかな、と。

 財津さんは、12月のクリスマスコンサートのあと、来年1月末からあたらしい
アルバム曲のツアーを開始します。



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水素燃料エネルギー。  hydrogen fuel energy

2009-11-22 20:11:39 | 日記
 省エネ、環境対応の先端技術の活用によるハイブリッド(hybrid)、プラグイン
ハイブリッドで世界をリードする日本の自動車産業。環境適応時代にコンセプトの
違いから立ち遅れていた外国車も、来年にむけ相次いでハイブリッド化に着手し、
商品化する。

 ドイツのBMWでは、次世代エネルギーとして水素(燃料)エネルギー、水素燃
料エンジンの利用車を目指して、ドイツでは実験車両による試乗運転も行っている


 水素エネルギーは、ガソリン、石油、天然ガスに比べ、効率的にエネルギー価(
質的密度)も高く、二酸化炭素の排出量もまったくないクリーンエネルギーで、資
源も枯渇の不安のない豊富で、次世代エネルギーのメインフォース(main force)
として実用化開発が進んでいる。日本でもトヨタが実験車のリース開発に着手して
いる。

 今後は、リーズナブルな価格設定、エネルギー供給システムの社会環境整備
に向けて、文明、文化的な研究開発が待たれる。
 今度こそ、間違っても異質な非文化的なものへの開発転嫁があってはならない。

 文明、文化(civilization culture)というのは、広くは「生活そのもの」で、言語、
教育、芸術、思想に留まらない、あらゆる生活原動力(factor)にかかわるもの、
この地球上に存在するものすべてのことだ。

 縄文文化にはじまり、歴史上のそれぞれの文明、文化のように、昭和、平成
の文化もまた100年後、200年後の世界から、一時代(epoch)の象徴(symbol)
として評価されていくものだ。

 「昭和」の世界戦争、バブル(bubble)経済、環境汚染、「平成」の地球温暖化
、政権交代、デフレ(deflation)経済、次世代エネルギーと、後世の世界から見
た、「今」はどう評価され、その時代に何を残し、引き継いで、どういう核心(core)
の影響を与えていったことになるのか。

 時代は、次世代への文明、文化のスターティング・ポイント(starting point)
だ。


 

 
 

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デフレの1年シラバス。  deflate syllabus

2009-11-21 19:52:55 | 日記
 11月も下旬になって、23日の勤労感謝の日(thanks giving day)もひかえ
て、いよいよ今年を振り返る季節になっての矢先、先行するように政府からの、市
場がデフレ(deflation)の状況に入った、との宣言。

 (1)日本の貿易を支えてきた基幹産業の世界同時不況による、自動車業界の工場
の撤退、縮小、統合に始まり、(2)派遣切り、(3)稼働(就業)時間、規模の縮小、
(4)リストラ(restructuring)、(5)経営(生産)者が、このままいけば物価は限
りなく「0」に近づくと言う、物価の下落、(6)冬のボーナス15%カット、(7)雇用保険
(5か月)が切れて、就業の目途もなく年末をむかえる人が20万人規模と想定され
て、1年が過ぎようとしている。

 民間は手をこまねいてばかりいた訳ではない。次世代へのエネルギー(太陽光発
電)、環境・省エネ対応(ハイブリッド・EV)で、世界をリードする先端技術の
活用により回復基盤はつくった。

 消費(者)社会は、収入減のダメージにより、安いものしか買わない生活自衛の
我慢の日々だ。貨幣は貯蓄でマーケットには出回らない。マーケットは、ジーンズ
が1000円を切り、弁当が200~300円の大幅なコスト安が象徴的に続く。

 経済の負の連鎖(deflate spiral)で、消費者も経営(生産)者も、共倒れの不
況マーケットが持続、継続する1年。今更、デフレ宣言でもなく、絵に描いたよう
なデフレのシラバス(syllabus)の1年だ。

 専門的(学術的)分析のデフレ宣言で、マーケットは昨年末からの100年に1
度と言われる景気悪化の中、次世代技術の対応で景気は底を打ったとは言え、
とどまることのないマーケットの不況感は年末をむかえて現実のものとして、国
民はずっとオン・タイムで体験中だ。

 景気に効果的で早急な経済対策が求められるのは、すでに国民の周知のことだ。
 この際を好機として、消費者サイドのよってたつ、優良(excellent)企業(生産者)
を選別し、バックアップし、育てる、強い気構えで、消費者がリードするマーケット
の実現だ。

 安定不況の時代が想定されて、生活に見合った収入ではなく、収入に見合った
生活へのリプレースメント(replacement)だ。
 勤労に、Thanks givingと、言いたい。
 

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プライム(ヘッド)コントロールの凸凹。 prime(head)control

2009-11-20 19:46:04 | 日記
 民主党政権になって、政府(首相)と党(幹事長)がそれぞれの責任者のもとで
、相互不干渉による役割分担を明確にしてスタートした。
 政府は政治主導のテーゼのもとに、その理念のベクトルで、透き通った全体像の
「顔の見える」行政運営で、国民の支持も高い。

 大臣も公約のマニフェストに沿ったテーマに早速取組み、現地視察や地元関係者
との矢継ぎ早の話し合い、協議で、国益に沿った問題処理に向けての努力、エンジ
ン・フル(engine full)の姿勢は期待も大きい。

 政治主導のテーゼに肩に力が入りすぎての議論のオーバーフロウ(over-flow)
にプライム(ヘッド)コントロールが効かない突出した問題認識もあるが、顔が見
えてる分だけ、国民の風通しもよく、着実なステップ・アップを踏んでいる。

 党はというと、幹事長主導で極端に露出が少なくなっている。幹事長の一言で政
府の行政運営が修正される、一枚看板の顔で、その奥が見えない。

 モラトリアム(返済猶予)法案審議の国会運営。銀行の中小企業への貸し渋り対
策の改善、支援が本来目的の、経済不況の中、緊急を要する対策である。
 本来目的は、銀行の「貸し渋り」の改善、その中で(1)公権力の民間介入、(2)再
融資への中小企業の懸念、(3)銀行への補償等、社会環境の整備も多く、複雑で、
いかに緊急対策とはいえ、8時間の審議で、数の力で結論を出す国会運営は乱暴
すぎる。

 それは、前政権で、いや程見た光景だ。これに対する野党(自民、公明党)は、
審議関連委員長の解任決議案の提出で抵抗するのを、民主党の国会運営担当者
が自嘲気味に、かってはわれわれも使った手法でという発言に、同党議員から失笑
も漏れて(報道)、これではいつか来た道ではないか。

 行政運営の審議へのプロセスを垣間なく見せる政治主導、情報公開の基本が無
視された、一枚看板での国会運営の強権性のあり方では、政権交代を託した国民
の理解は得られない。
 政府の政治主導とのスタンスのあまりの違いに、旧態然とした党運営には失望
感が大きい。

 政府の透明性の高い、自由闊達な論議、プロセス、情報公開には、プライム(ヘ
ッド)コントロールが効かず、党はプライム(ヘッド)コントロールで呪縛された一枚
看板が全面に出て、政権のベクトルが相互に引き合うインバランス(imbalance)
の政権政治になっている。

 野党の、審議不十分とした採決拒否で、深夜未明に与党のみで強行採決した
法案審議。いつか来た道。
 同夜、首相は「こういうことをやっていると、国民はどういう反応をするだろうか」
(報道)と、同党幹事長に懸念を示した。

 わずかにでも、政治主導のプライム(ヘッド)コントロールの良識が残っている
こと、それと、政府の政治主導のテーゼ、透明性の高さがエンジン・フルなのが、
今は救いだ。
 あと、1か月。国民のお手並み拝見も、冷え込みも厳しい、シビアな季節を迎え
る。

 

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