サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

眉村ちあき「Tour あはは いひひ うふふ えへへ おほほ」@横浜BAYSIS 25.1.25

2025-01-30 | LIVE













先週の土曜日、眉村ちあきのライブを横浜で観ました。











昨年末に出したニューアルバム「うふふ」のリリースツアーの二公演目・・・かな?
眉村ちあきの特徴として、リリースツアーは毎回関東近辺の公演が多い気がする。
だから、
ツアー序盤、中盤、終盤と
じっくりその変化というか進化を感じ取れるのがミソですね
そのニューアルバム「うふふ」はこのブログ読んでる方ならご存知でしょうけど、
2024年のアルバムの中で3本の指に入るくらい大好きな作品だったので
リリースツアーも大変楽しみにしていました
何気に、
神奈川県で眉村ちあき観たの初めてだったかなぁ・・・たぶん。

そんで、
この横浜BAYSISというライブハウス、
最後に行ったのが2013年の末くらいだったので
約11年ぶり3度目の来訪でございました
厳しい時代を乗り越えて再会出来た事に喜びを禁じ得ない。
ハコの中に入ってステージ観てたら
「そうそう、こんな感じだった。」と懐かしかったです
その頃観たライブの光景も思い出したりして、ライブ通いはそういうのも楽しいっすね。
当時はノー携帯だったのでわざわざ手書きの地図とかで行ってました
ここってこんなに駅近だったんだなぁ…。
関内は何気にライブ施設が多いね。


そうそう、
ツアーはまだ序盤ですので、
セトリのネタバレとかには注意です。
では、以下。

















この日は、
キャパに対して人が来すぎたのか、
ものっそいスシ詰め状態だった
その所為か冬なのにやたら暑かった。かなり汗かきました!
 一曲目は、
最新のキラーチューン「幸福ミュージック」から。
いつもよりシックにキメた格好良い服を身に纏い可憐に歌いこなす眉村さん
序盤の「誰でも幸せになっていいよって憲法があるよね」って部分で
みんなで「あるよねー!」ってコールした瞬間に
「あぁ、楽っしー!」と早速ライブの醍醐味を沁みながら感じていました
流麗なサビメロを歌いこなしつつ、
「バカな遊びずっとしてたいな」ってフレーズが
この空間自体の事を指している様にも聴こえてかなりグッと来た。
曲終わりに恒例のマユムラーによる「可愛いー!」コールが飛ぶと、
逆に「お前がなぁー!!」と超笑顔で返す眉村さん
そこから、
独特のムードで聴かせた「Hangover」
エレキギターを持ってゴリゴリのギターサウンドで聴かせた「最後のお願い」と続く
この曲は怒りをテーマにしてるのにサビメロが超ポップなのが面白いですね
「直接は言えないのにコメントで他人ディスっててキモい」とか最高のフレーズですね笑
ラストの「家も失え」で妙にスカッとしたりもした。
その流れで、
重厚なロッカバラード「大丈夫」
前の曲に合わせて過去曲もギターが効いてる曲選んだのかな。とか思った
演奏も良かったけど、ビブラートもきれいで聴き入ってしまう出来栄えだった。

アコギを持ってフォーキーに聴かせた「Pitapat」
ゆったりした曲のはずなのに、
「ピッタパット」のリズムにノって軽くヘドバンしてしまった。
う〜む、この曲で頭揺らすとは想定外だった。だから、生で聴くのは面白いのかも。
初日では演らなかったというボーナストラックの「オー!サカナ!」
眉村さんめちゃくちゃ踊りながら歌ってて正直かなり格好良かった・・・!し、
コールも大変盛り上がってこの曲も想像以上にライブ映えしていました
ディスコみたいな雰囲気でかなり楽しかったですね。
「ポップスターが出ちゃった笑」というMCに続いて、
「恋の駆け引きだるい」
この曲は、
サビの「恋の駆け引き、だるいんだよォ〜!!」の歌い方が気持ち良い
声は出さなかったんですが口だけ歌ってる風のリアクションで心の中で自分も歌いました
さっきとは違ってブルースの匂いを感じさせる一幕でこれも心地良かった。
アグレッシブなエレクトロポップ「私は知りたい。」を回遊魚みたいなテンションで歌い切り、
みんなでタイトルをたっくさん合唱した「Homesick」
観客も曲の一部になれたみたいで嬉しい演出だった
「ネガティブって悪いことなのかな?」ってフレーズも響いた。
跳ねるビートに心酔しつつ、
演奏し切った後に(多分観客との一体感に)
「やったー!」と満面の笑みを見せる眉村さん
ここでの過去曲は、
まさかの「インドのリンゴ屋さん」!
この曲生で聴いたの数年ぶりだなぁ・・・と感じつつ、
みんなでコールした「ぐるぐるどっかーん!」のフレーズがまた楽しかった。
全力でおバカになれる空間は尊い。


実は、
この日一番聴いてて泣きそうになったのが「凸凹」
真っ向からのギターロックでサビメロもとてもキャッチーで良い
あのグッと来るメロディーで
「世界のどこかに私の凸凹がはまる場所 あるのかもね」って歌われたら、
そうであって欲しいな…と感情移入して泣きそうになってしまった。
ちょっとネガティブな理由ですけどね笑
ただ、
ライブで聴くとよりサウンドに温かみと勢いを感じた
 それと、「今は無理でもいつか好きになることだってあるかも 面白そうじゃん」ってフレーズ、
これ正直すごく良く分かるなぁ、と。
小中学生の頃はCD聴くくらいしかまともな趣味はなく、
たまに漫画たまにゲームくらいだった
それなのに、
高校に入ってアニメ観るようになって
母親の母校が甲子園で活躍し出してから野球にも興味持つ様になって。
スポーツ鑑賞とか死ぬほど嫌いだったのに人間何があるか分からないなぁ、と。
だから人生は面白いし、例えば5年後10年後また違う価値観を取り入れてるかもしれない
自分は○○って決めつけてしまう/自分で自分をカテゴライズしてしまうと人生は窮屈になると感じる
だから、このフレーズも実は前々から歌手に歌って欲しいテーマだったりもしました
なんで、安易に○○嫌い、興味無いって言いたく無いんですよね。
聴いてる最中ずっと「この曲好きっ!」って心の中で思ってました。。

この日も即興ソングを披露。
内容はあんまり覚えてないけど、
それなりにコミカルだった気がする。
その流れで、
「ぢごくに落ちて心から泣け」をアコギ弾き語りで披露。
「無知なくせに芸能人のスキャンダルに意見してる」ってトコで
「今、いっぱいいるよね笑」と眉村さん
それに対して自分も「いるー!」と大声でアクションしてしまった笑
かなりスカッとした、最近ストレスフルだったので。
今は、
なまはげみたいに無断でプライベートに切り込んで
(ちなみにこの部分を指摘するインターネット正義マン(笑)はほぼいない)、
そいつの悪いとこを晒してそいつを全員で袋叩きにして〜って時代でしょ?
正義という盾がある事を良いことに無料のサンドバッグを好き勝手殴って
自分の方が優位だと錯覚したり社会派きどって自分の価値を上げた気になっている
でも、自分から言わせればそんなもん全然正義でもなんでもない
そもそも疑いも考察すらも放棄しているでしょうし。
ってか、この石投げ時代が大嫌い。
管理人だって決して清廉潔白な人間でもなんでもない。
なので、
それをイジってくれた眉村さんの言葉には少し救われたのです
加えて、このタイトルでああいう歌詞なのに、歌ってる時の声はものすごく綺麗で。
「最後のお願い」もそうでしたけど、
最終的にポップに聴こえるのが眉村さんの粋ですよね。


キーボード弾き語りで、
兎角静かにじっくりと聴かせた「濾過」
そんで
「季節風」がこれまた良い!!
あのメロディにあの瑞々しい歌声、
そして気を衒わないストレートな歌詞がこれまた良い。
気を衒った曲も大好きだけど、こういう飾らない良さも素晴らしい。
美しいサビメロに浸りつつ
ラブソングだけど、
自分の「好き」にも置き換える事も出来る
そんなスケールの大きな歌詞にも陶酔しながら聴いていました。
超キュートにサビ最後を「好きっ!」と発してBIG LOVEのマーク作ったり、
最後の方には観客に歌わせてピースフルなシンガロングが生まれたりこの曲もまた最高でした!
 その次に、
「告白ステップス」という流れも良かった
この日は旧譜の曲、前後の曲に合わせてるような気もしたね
この曲を生で聴いたのは名盤「ima」のリリースツアー以来かなぁ?
リードトラックの割にはあまりライブでは聴いてないので、
かなり嬉しかった。し、
サビの真に迫る歌声とフレーズも流石だった
自分の愛をとことんまで貫く〜という情熱と覚悟のうた。
この曲は、初めてラジオで聴いたときイントロのフレーズからして持ってかれたので
その頃の思い出も蘇ってきて有り難い選曲でもありました
 アルバムの実質的なラストナンバー「朗読」
この曲、
サビ最後の言葉の詰め込み具合がイイですね
歌声も益々美しく、裏声の使い方も素晴らしかった
この曲は人生を楽譜に例えていて、そういう背中の押し方もあるのか〜と
その表現力にも感嘆する一曲です。


楽し過ぎたライブもクライマックス、
カップヌードルのCMソングとしてもお馴染み「顔ドン」
この曲のフリで謎肉を投げてたはずの眉村さん
曲終わりで「力士を投げたよ!」
実は謎肉ではなく、
力士だった事が判明
「力士、投げられました!」と嬉しそうに報告、その後、何故か泣く笑
自分でも書いててよく分からない状況の中、
本編最後はニューアルバムから「とっておき」でフィニッシュ
拡がりあるサビと、
サビ最後の「不思議なもんね 今日を生きて 明日を夢見てる」って部分で
枕で寝てるポーズをする眉村さんもとても麗しくて良かった
そう、
この日は眉村さんの歌唱してる時のポージングも結構印象に残りました
そういったフレーズに良い気分にさせられつつ、
ラストは「うふふ」の他の曲をサンプリングして
正にリリースツアーを締め括る演出が加えられてたのも流石でした
最後、
大声で「横浜っ!」と叫び
本編は幕を閉じたのでした。
自分は横浜市の生まれなのでちょっと嬉しかったですね笑
 アンコールでは、
歌唱力をふんだんに魅せ付けた「許されたことがある」
サビの伸びやかなボーカリゼイションがまた聴いてて心地良かった。
しっかりと聴かせる流れにもウットリしつつ、
逆に、
海で使う寝そべり型の浮き袋の上に乗っかって観客の上をサーフした「バケモン」
今回はこの曲がこれ用の曲なんだ!と思いつつ、
「ぎゃーお!」の部分で怪獣ポーズ取るのも楽しかった
そう、本編で観客サーフ無かったので油断してた分だけ超ブチ上がりました
やっぱり本当に目の前で歌ってるとこ観れるのは嬉しいねぇ
破格の盛り上がりを見せた後、
眉村さん「すごい横浜!」
「この瞬間にしかない音楽、楽しんでくれたかな。」

と言った後、
今日の衣装は大人っぽい格好を意識してたそうで
「(SNSとかで)上品だった!って言っといて笑」と自ら観客に促してました(笑
最後の最後は、
音楽に対する愛情を紡いだ「音楽と結婚ちよ」でオーラス
この曲の時だけ撮影OKだったのでXやブログで使用させて頂きました
聴き手も音楽に対する好きを再確認出来る様な心地良い雰囲気にて
最高のライブは幕を閉じました
ありがとうございました!















1.幸福ミュージック
2.Hangover
3.最後のお願い
4.大丈夫
5.Pitapat
6.オー!サカナ!!
7.恋の駆け引きだるい
8.私は知りたい。
9.Homesick
10.インドのりんご屋さん
11.凸凹
12.即興ソング
13.ぢごくに落ちて心から泣け
14.濾過
15.季節風
16.告白ステップス
17.朗読
18.顔ドン
19.とっておき

20.許されたことがある
21.バケモン
22.音楽と結婚ちよ
















セトリを振り返ると、
アルバムの全15曲を全曲演りましたね。
そんでもって
正直、
ツアーの序盤とは思えないくらい完成されたステージに感じました
もう、眉村ちあきの才能にみんな気付いてくれ!って事と
このツアーマジで素晴らしいので、
今の眉村ちあきのライブは観といた方が良いよ、と。
それが一番かなぁ
 いや、
兎角「うふふ」自体が良曲名曲の宝庫なんで、
前提からして間違いないのよ。
管理人もここが今ツアー初参加でしたが、
過程と最終型が観たいので、
あと2回ほど参加予定でございます
その時もレポ頑張って書くので是非よろしくお願いしますっ!!





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。