サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

君には未来がある。/青年少女よ、春を貪れ。第三十話「ここだけは、一緒やねん」

2021-09-10 | 山田シロ彦









察するに、
わゆちゃんは幼少期から・・・うん、その辺りくらいからかなあ?
従妹であるハルと比較され続けてたんだと想像しました
比較というか、
まあ先週のセリフですよね
「引き立て役」
恐らくそういう過去があって多分ハルに強いコンプレックスがあったんでしょうね
誰かに強く愛されたい、、、そういう気持ちが根源にはあったのかな、とか思いました
 奇しくも、
今週のわゆちゃんが取った行動が“それ”を象徴してますよね
ハルの名前を利用してまでも男の人に愛される事を選ぶ・・・っていう
勿論、
「勝之だから」
そういう感情もあったんでしょうね
以前、自分も読んでて泣いた勝之の(わゆちゃんの努力に対する)強い肯定があったじゃないですか
やっぱ人間って大なり小なり承認欲求があるから、ああいう言葉を水面下で知っちゃうと、
そりゃ気持ち許すというか“ああいう行動”に出ても不思議ではない、とは感じました
 ・・・ぶっちゃけ、
わゆちゃんとワンナイトする勝之が見たい~っていう感情もありましたよ(笑
正直、勝之ならわゆちゃんを幸福に出来るでしょうし・・・。
そういう感情とはまた別に、
ただ単に肉欲のシーンが見たいとかいう想いもありましたけど←←←
自分じゃダメですか?







でも、
そのシーンは引用しません
読んでて凄くドキドキしたので是非直接感じて欲しい
 で、
もう一つ思ったのは、
まずあの旦那は唯一わゆちゃんをハル抜きで見てくれた人~っていう事なんですよね
多分、
心のどこかで、
その時の嬉しさが残ってたんじゃないですかね
だから未練がましく忘れられなかった・・・・・
よく、
男の方が未練がましいとか云うけど、それもまたケースバイケースですから
いつか時間が経って今の誤解が解けたらやり直せるかもしれない
人間は変われる生き物だから、
あの旦那もいつか心変わりするかもしれない、
だから、
「その時」が来るまで自分の身体を大切にして欲しい。・・・という勝之のキモチ
非常に素晴らしかったと思うし、
わゆちゃん大好きなんで、
これからも(彼女の人生を)温かく応援していきたいな。と個人的に感じました
 
それとやっぱり、
以前勝之のした事がわゆちゃんには届いてました
それは、
丁寧に善行をコツコツ重ねていればきっと報われる~というメッセージの様でもありました
自分この漫画で1~2を争うぐらいわゆちゃんが大好きなので、
真っ先に勝之を迎えに来てくれたこと、
承認欲求に飢えて勝之にロマンスを持ち掛けたこと、
その後の勝之との微笑ましいやりとりや、
勝之に感情移入して協力を約束してくれたこと・・・
そのどれもが読んでて嬉しいものでした
嬉しいというか、
結構ドキドキしたかな(笑
それに、わゆちゃんをきっかけにこれから加速度的に物語も進んで行きそうな予感もしました
龍樹のこと、音無さんのこと、ハルの親父のこと。気になる要素はまだまだいっぱいあります。
(次号休載なので)再来週以降も本作に熱視線を送り続けたいと思います・・・!!











にしても、
もしこの漫画が恋愛ゲームだったら、
間違いなくわゆちゃんとのワンナイトを選択していたでしょうね(しつこい)
それくらい355ページ目のわゆちゃんは魅力的な女(ひと)でした・・・・・!!


君が知りたい。/青年少女よ、春を貪れ。第二十九話「卒業式」

2021-09-03 | 山田シロ彦








今週も結構に“謎”だらけでしたね・・・
ハルの父親の事が出てきましたが、
ハルの父親もヤベー奴だったのか?もしかして性的搾取?
そして、わゆちゃんが言い放ったハルへの言葉。。
ハルを中心に、
色々な人の想いが渦巻いてるのは伝わって来ました
同時に、
本当は誰も悪くないのかも。。という雰囲気も伝わって来ましたね
いや、実際はそうじゃないのかもしれないですけど(笑
ただ、
今週分を見る限り、
ハルの家庭環境はかなり乱れてた?気もする
恐らく家庭環境から来る精神的苦痛を勝之で満たしてるような気もしましたけど、
でも彼女を取り巻く男友達の表情を見ると(彼らも)複雑な想いを抱えてる気はするし・・・・・。
う~ん、
これは早く真相を知りたいですな(笑
まあそれは勝之の手腕にしかかかってない、
音無さんはイマイチ信用出来ないので・・・・・。
出来るだけフラットに接する事の出来る勝之の努力に期待、という感じですかね。







ところで、
龍樹の上に乗っかってる、
少女時代のわゆちゃんがめっちゃ可愛かった・・・笑
これはこれでモテそうですけど、
やっぱり、
ハルちゃんが圧倒的過ぎて日陰者だったんでしょうか
ここまで気軽にボディタッチする辺り龍樹の事が好きだったのかな?
「あのセリフ」は自身の事を揶揄したセリフだったのか、
或いは、
過去に引き立て役にされたりしたんでしょうか
わゆちゃんはわゆちゃんで色々とこじらせてそうなんで、
彼女の事も気になる
っていうか、
彼女が一番気になりますね・・・
旦那さんの事もありますし、早く再登場が見たいですな
もっと言えば、わゆちゃんには是非ハッピーエンドになって欲しいな、と。。
勿論千鶴さんにも勝之にも是非最終的には幸福になって欲しいのですが。
どうなる?
その入り口というか、
勝之の決意表明にも似た話数でした。







「みんなの本音」が明らかになるまで、
本ブログでは徹底的にロックオンして追い駆けたいですね~。
ぶっちゃけ幸薄そうなキャラが多いので報われて欲しい、というのもあります笑


確信へ。/青年少女よ、春を貪れ。第二十八話「愚かな少年少女たち」

2021-08-26 | 山田シロ彦








どうやら本当に別れたらしい
以前ヤンジャンでやってた元気くんもそうだったので、
凄くデジャヴを感じる展開ですが・・・でも、恋愛なんて案外そんなもん
そうそう簡単に永遠の愛なんて手に入らないのは大人なら誰でも知っている
むしろ、
この件で勝之はまた一つ大人になれたのだ。。
・・・とか言いつつ、
すぐに割り切れない
すぐにどころか、
長期間に渡って苦しめられるのも男の性なんですけどね。

でも、
結局はハルの件が無くてもこうなってた気はする
元々お互いの心酔度が違ってた訳だから、、、
勝之は、
好意を有難く頂戴して懸命に好きになろうと頑張っていた
が、その時点で最初からどだい無理な恋愛だったのかもしれないですね
男でも女でも、
自分に夢中か否かに関しては凄く敏感なんですよ
そこに関しては正直差異は無いと思ってるのである意味仕方の無い別離だったのかも。







で、
物語も遂に確信に迫っていくらしい
今まで名前とビジュアルだけの登場だった古崎さんとの遭遇もあるのかもしれない
まあ要するに恐らくクライマックスはそう遠くないんでしょうけど、
ミステリー要素含む漫画なのでそれはそれで良い塩梅に収まるのかな?と。
ハルの父親も初登場し、
彼もまた物語の根幹に関わって来そうな気もしますね

ハルの「本質」に関して言えば、
色々考えましたけどあまり見当が付かないですね
俗に言うADHDとかだったのかな?というのが真剣に考えて浮かんだ事の一つですけど、
ぶっちゃけまったく見当違いな気がする・・・笑 気がするというか、そうでしょう
ただ一つ想うのは、
最後はハッピーエンドであって欲しい、ということ
それはちょっと難しいのかもしれませんが、
結構・・・
スッキリとした終わり方になりそうな気もするんですよね
勿論全部が全部そうなるとも思わないんですが、
ただ、
わゆちゃんの問題とか、
まだまだ残ってる伏線は沢山あるので。
もう腹を括った今となっては、
もう一度勝之の人間性の素晴らしさを見たい気持ちでいっぱいです

今週は、
前回の振り返りと、
今後に向けての幕開け~みたいな印象だったので、
そこまで事態は大きく動いてはいないんですが、
古崎さんの漫画のタイトルがこの漫画のタイトルと酷似していたり、
気になる要素もいっぱいで読んでてワクワクする話数に仕上がってましたね
読者としても、
「本当のハル」に出会いたい。と心から期待しています・・・!



千鶴さんへの手紙。/青年少女よ、春を貪れ。第二十七話「私の初恋」

2021-08-20 | 山田シロ彦









今週の内容は、
読んでてちょっとショックでした・・・
いや、
ちょっとというか、
「かなり」かな。
ただ、
正直な話、
純粋にお付き合いするにはモヤモヤが溜まるところまでこじれてたのも事実なので。
これはこれでリアルということなんでしょう
でも、
その分かなり切ない、、、
世の中には結ばれる恋ばかりではないんだな。という事を改めて感じさせるエピソードになってました
まあ、優しさで付き合った相手といつまでも暮らすというのも縛られるのと同義なのかも、だけど。







きっかけは、
間違いなく遺骨の事でしょうけど・・・
恐らく、
勝之は何が何でも千鶴さんじゃなきゃダメという訳ではなく、
むしろ千鶴さんのラブラブアピールを断れなくて優しさで受け入れてたんでしょう
でも、
それで良いのか・・・?っていう疑問が千鶴さんの中にはあったんでしょうね
結局、
愛情のバランスがズレてると片方は醒めてくものじゃないですか
そういう感情を無視してまで自分のわがままを押し通す事を許さなかったのかな、と。
女性という武器を使って勝之を自分のものにしていく日々にピリオドを打ちたかったんでしょうね
勝之は優しいから、
最後まで千鶴さんの事を想ってたけど・・・
やっぱりハルの事にケリ付ける前に誰かと付き合うべきではなかったのかな?
いやでも、
失恋だったとしても、
恋ってその人の中で永遠に残っていくものだし。。
うーん、
難しいな。
ただ、ラストシーン・・・
本当の初恋で本当の相思相愛で居たかった~という切ない感情の表現は、
正直ちょっと分かる部分もあったり、、、片思いって大体が実らないものですからね
その痛みの描写が苦しくも心地良い、そんな心に残る神回だったかな、と感じた27話目でした
今週の千鶴さんのような感情は結構理解出来る人も多いんじゃ?とも読んでて思ったり。








いつか千鶴さんが過去を振り返った時に、
哀しい記憶だけではなく、
美しい・・・
うん、
色々な意味で忘れらない、大切な思い出の中の宝石になってればいいな。
そんな風にも感じました。勝之が最終的にどうなるのか?にも注目しています。
あと、個人的にはまたわゆちゃんにも出て欲しいなあ・・・笑😉🙏💖



好きだから。/青年少女よ、春を貪れ。第二十六話「それでも」

2021-08-06 | 山田シロ彦
見た目は地味でも、それでも、千鶴さんは好きだ。。









本当はね、
こういう類の漫画だと、
千鶴さんみたいなキャラって、
読者の気を引く為にヒステリーとか起こすのがパターンなんですけど・・・
でも、
この漫画に於ける「人間の描き方」って、
そんな単純なものではないから。。
とか書くと、
他否定みたいに映っちゃうんですが全くそんな事はないですよ。
ただどっちかって言えばこういう方がリアルだな、と感じたってだけの話で、
逆に漫画漫画してるからこそ生まれる良さも個人的には大好きですから。
何かと何かを比較して下げる様な真似は絶対にしないです。

ただ、
千鶴さんは勝之の「良いトコ」も知ってるから。
一面的に見れば千鶴さんは彼の八方美人な一面に苦悩したのかもしれない
でも、
勝之は千鶴さんのこと“も”考えて、
真剣に未来の事を話してくれたのもまた事実なんですよね。
逆に言えば、
千鶴さんがネガティブ過ぎて、
勝之の事を信じ切る事が出来なかった。とも云えるし、
なんていうんでしょう。。
物事ってそんな単純なものじゃなくて、
色々な角度から検証して判断すべきもの
ですから。
千鶴さんも葛藤したでしょうけど、
最終的には、
公園で話した時の勝之の素直さと誠実さを信じ切る事が出来たみたいです
その後、
ラストに勝之に対する想いをぶちまける件のシーンは、
今風の言い方で書くと非常にエモくて熱かったです・・・!!




ひぇ~😱💦💦💦




しかし、
それも、
勝之との“例のやりとり”が無ければ生まれなかったものだと思う
加えて、音無さんがちょっとサイコなまでにハルに依存してるのも気になったんでしょうね
過去から脱却する為に一生懸命餞に向かって頑張っている男と、
死んで10年以上経った今でも異常なまでに固執して狂気的な姿を晒している女・・・
どっちを信じるかって言えば、
当然前者に決まってるし、
千鶴さんが流されない女で本当に良かったです

・・・・・良かったけど、
勝之を信じた結果、
音無さんとリアルファイトになってるのはちょっと心配。。😰
個人的には、
最近の展開を眺めていて、
是が非でも千鶴さんEDが良いな!って強く思い直したトコだったから。
ハルの為なら何でもする類の人間なので不穏な展開になったら泣いちゃうよ
どうか、
どうか、
千鶴さんの無事を祈っております・・・!!









しかし、
このタイミングで合併号かぁ。。
昨日の100カノとはまた違う意味合いでちょっと待ち切れんな~
取り敢えず、青年少女応援ブログとしては、ホント千鶴さんが酷い事されないかが気がかり
近所に神社あるからこの後無事祈っとくか、、、マジで。マジで!!
(作品にめっさ感情移入するタイプなんで申し訳ない😅)



人という生き物。/青年少女よ、春を貪れ。第二十五話「先って、何?」

2021-07-30 | 山田シロ彦








人間と言う「生き物」を考えた時に・・・
何もかもを完璧にこなす必要性をあまり感じないんですよ
というのも良い部分も悪い部分もあるのが人間なので。
そういう観点からすると、
現代社会は何か一つをピックアップして一面的に見すぎな気もするんですよね
勝之は、
八方美人的なトコがあるのが玉に瑕なのかもしれない
でも、
凄く正直だし、
いつも葛藤してるし、
その上で真摯な答えを出してくれてるので・・・
こういう事なんですよ
至らない部分もあったのかもしれないけど、
千鶴さんとの未来を真剣に考えてるのもまた真実なんですよね







そんで、
「それ」がこの漫画のストロングポイントだと思うんです
普通の漫画だったら千鶴さんが自分勝手にキレ散らかしてたのかもしれない
でも、
千鶴さんは勝之が良くない部分もあったけど、
良い部分もちゃんとあるのを肌で感じてしまった
だから、
怒りたくても怒れないし、
憎みたくても憎めない
曖昧、
だけど、
「これが現実だ。」とも思う
本当の意味でのリアリティというか・・・多分、失礼かもですけど、(他と比べて)派手では無いですよね
でもこういう白黒はっきり出来ない老若男女関係ないありのままを描いてくれてるのは素晴らしく感じる
し、
個人的には凄く誠実な作風だとも思いました

一方で、
音無さんは、
他人の気持ちを想像する力が正直欠けてるように思う
ぶっちゃけハルに縛られ過ぎていてこの人ならではの未来が無い気がする
もっと言えば、ハルに出会わなければ、普通の幸福な人生を・・・
否、
これも「余計なお世話」、か。
 今はまだ本当の嵐が来る前哨戦のようにも感じる
でも、正直、勝之が追い詰められる展開でなくてホッとしました・・・笑😊
この漫画特有の「この人にはこんな部分もあるけど、こういう部分もある!」っていう、
ニュートラルな作風は今の自分に合っているので、今後もこの感想とアンケで応援します・・・!!











千鶴さん、
俺はあなたを信じているよ・・・!


報い。/青年少女よ、春を貪れ。第二十四話「隠してることないかな」

2021-07-21 | 山田シロ彦







この辺のお話は読むのが辛いな・・・
この間から音無さんの独壇場~そして今回の千鶴さんのマグマ・・・と
主人公フルボッコみたいな展開が続いてるじゃないですか笑
でも別に、
勝之は悪人でも何でもないし、
むしろ基本的に良い人なのに。。
ただ、
千鶴さんの気持ちも痛いくらい分かりますけどね
自分のピンチに「迷った」って行動自体が許せないでしょうし、、、
いや、
それだけじゃない、
そもそもその前から・・・。







ある意味「しょうがない」流れではあるんですけど。
過去に固執し過ぎと言われればそうですし、
でも、
逆に過去に対してあの事件に対して一切固執しないのもまた不自然なんですよね
もっと別の言い方をすれば“薄情”だとは感じたと思う
勝之は、
全部を上手くやろうとし過ぎたのかもしれない
風邪の件も・・・
仕方のない事なのにね
千鶴さんの気持ちも理解出来るけど、
勝之だって完璧な人間じゃないんだし、
これ以上精神フルボッコにしたらダーク色に染まってしまいそうで・・・
展開としては良い具合に生生しくて面白いんですけど、勝之の心だけは心配かな

でも、
わゆちゃんに対するあの言葉とか、
おばあちゃんを助けたあの優しさとか・・・
勝之のいいトコいっぱい見てるだけに、
今は歯痒い展開が続くね
勿論故郷の人々がどういう気持ちで過ごしてるのかも気になるし。。







ただ、
次回を読むのは正直怖いかな(笑
普段温厚な人って我慢してる分爆発したらアレなんで。
でもこの作品は最後までしっかり読みたいんでアンケとか感想は頑張りたいっス。
先週は合併号でしたが、次が休載でないのも個人的にはありがたい。
もしこの引きでもう一週待たされたら耐え切れないから。



禁断の恋。/青年少女よ、春を貪れ。第二十三話「本気だよ」

2021-07-08 | 山田シロ彦








音無さんも根っからの悪人じゃないんだ・・・!
以前、自己サブタイでハル狂いって表記した記憶があるけど、
その表現は結果的に合っていたと思える
ただ、
ハルに救われて、
ハルが好きになって、
ハルを忘れられない・・・っていう
純粋な気持ちが暴走しちゃってるだけなんですよね。。
なので彼女の遺骨をあんな手段まで使って要求したのも得心がいきました。

貧乏な経済状況で荒んでいる家庭、
それが生み出した「臭い」という直球ながら納得の嫌われ要素・・・
でも、それって経済状況を考えるとしょうがない事ではあります
そんな中で、
ハルだけはちゃんと自分を見ててくれた、
ハルだけはちゃんと自分を褒めてくれた・・・っていう
強烈な救済体験がハルへの異常なまでの依存に繋がり、
今の今までを生み出している、、、と考えると結構音無さんも勝之の事強く言えない気もして来た(笑







まあ要するに、
音無さんにとって勝之もまた恨みの対象であり忌むべきライバルなんでしょう
勝之が風邪を引いて同行しなかった事、別の女を作って今暮らしている事
自分の方がハルを好きなのに遺骨を彼が持っている事・・・
そのすべてが気に食わない
だから、
前回までの彼女の行動っていうのは半ば天罰のつもりというか、
ある意味合理的な“復讐”だったりするんだろうなあ~とか感じましたね
人質を取って脅迫し、
その迷う姿を聞かせて今カノの信頼も失くさせるという
ある意味策士としてはとっても秀逸で現状彼女の思うがままに行ってるんですけど。

でも、
やっぱり音無さんも根は純粋な事が分かって良かったです
良かったですけど、それで凶悪な復讐を遂行~とかになると、
結局、
それがまた誰かの強烈な殺意とかを産みそうで、
どこまでいっても収拾のつかない愛憎イタチごっこになりそうな気もするんだよな。。
その辺、
根っからの悪人は一人も居ない本作でどういう風に決着を付けるのかは気になります







しかしまあ、
今回の読むと、
優しくされた~
救われた~からといって、
自分の人生ダメにするくらい依存するのは結構危険だな、って思いました
優しくされたのは事実だけど、そこに対する思いの大きさは違うかもしれないし・・・
うーん、考えさせられますな。。でも、ジュースを飲む音無さんは確かにキレイだった
状況が生んだ哀しき事態・・・ま、本人にとっちゃ哀しいかは別ですけど。



失望の日。/青年少女よ、春を貪れ。第二十二話「迷っているの?」

2021-06-25 | 山田シロ彦








完膚なきまでに論破されましたね・・・
龍樹がした事は分からないけど、
でも重大なミスなんでしょう
過去の罪を突かれ、
正しさに押し殺され、
もう勝之サイド成す術ないね、、、みたいな状況になっちゃいましたね

勝之は良い人だけど、
優柔不断なのも否定は出来ない
ただ、
音無さんの言う事がブラフだと疑ったり、
そんな事までするか?みたいな思考が出て来たり、
正直見知らぬ誰かに脅されてる訳ではないので、
ああいう反応になっちゃうのも分かる
でも、
何よりも先に千鶴さんを優先して欲しい
ガムシャラに自分の事を心配して欲しかった・・・という彼女の気持ちも分かる
かといって勝之が最低の人間だとも個人的には思わない
勝之に救われた人だっていっぱいいますしね。







でも、ま、
読んでて辛い展開ではありますね・・・
めちゃくちゃギスギスしてるのである意味面白いんですけど(笑
ただこのままじゃ勝之の心が壊れてしまいそうで。
個人的には、
揚げ足取りでもあると思ったんですよ、
揚げ足取りだけど、千鶴さんの方を即答しなかったのもまた事実
千鶴さんの心の痛みも非常に正当性のあるものですが。
勝之は、
割と八方美人的な傾向も強いので、
どうしてもこうなっちゃう~というのもあるんですけどね、
でも、
過去にケリ付けたいって想いもある種正当性のある感情だったりしますから、
中々難しいんですけどね。。

唯一、
確実に云えるのは、
これで勝之は四面楚歌になった、という事
そして、
音無さんの独壇場になりつつある、という事・・・。
今見えるのは誰からも好かれず追い詰められる未来しか見えませんが、
今回の一連の出来事で彼がした素晴らしい事もいっぱいある訳ですし、
それらが何とか助け船になってくれればいいなあ、とは、今感じています。。




殺意の表現。/青年少女よ、春を貪れ。第二十一話「これは取引」

2021-06-19 | 山田シロ彦








音無さんは想像以上に怖い人だった・・・汗
が、狂信的に他人に執着してる人間って案外こんなものなのかもしれない
ぶっちゃけ、
音無さんは前回までは犯人及び加担者を徹底的に痛めつけるつもりで行動してるんだと思ってた
が、今回のこれでそれ以上にヤる気マンマンなんだな。。ってのがよく分かりました
よく分かったというか・・・
ここまでの憎悪を溜めてるとは思っても無かったので、
驚いたかな
詳細とかはよく分からんけど、
自分自身も全部捨てたとしても復讐を果たす気マンマンって事じゃないですか
ま、自分の身内が酷い目に遭ったら同じ目に遭わせてやりたい~ってのはGLAYの歌にもあったので、
一ミリも気持ちが分からないと言うつもりはないけど、「冷静さ」は正直無いと思う
ある意味この漫画の人間描写に於けるカウンターみたいな存在なので、
これから先どうなるのかも非常に気になりますね。
しかし音無さん典型的な残念美人だ汗




怖いよ~😱💦



でも、
それってあくまで“画一的な視点”だから。
そういう意味では勝之の存在って物語に必要不可欠なんでしょうね
ここに来て主人公らしい役割「みんなを守る。」っていう使命が与えられたような。
早速、
千鶴さんが人質になってるっぽいですが、
正直ブラフの可能性もありますよね
眼鏡も、
似たようなのを割って偽装すれば良い訳ですし。

ただ、
勝之の性格だと、
十中八九音無さんの言いなりになるでしょう
そうなると、
最早THE ENDな予感もしますけど、
ここからどういう風に反撃(?)の糸口を掴むのかも気になりますね
いや、結構、どころか、かな~り絶望的な状況だけにマジで続きが気になります
出来れば、この漫画特有の人間描写の「正しさ」だけは貫いてくれる事を願うばかりです。。
取り敢えず、頑張れ、勝之・・・!!