サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ハク。ONEMAN LIVE『ONE』@下北沢Flowers Loft 24.3.30

2024-04-17 | LIVE












3月末にハク。のライブを下北沢で観ました。









ライブのタイトルに「ONE」と付いているけれど、
これは初めてのワンマン~という意味ではなく
ハク。の東京でのワンマンが初めてなので「ONE」というタイトルだったんですね
ハク。は主に関西を拠点にしているバンドなので、
関東に来てくれるだけで嬉しいんですが
こうして初東京ワンマン...!って事で
「行かねば。」となり
参った公演でした。
それと、
ハク。はアルバムとしては2枚しか出てない若手のバンドなので、
今ライブに行けば大体聴きたい曲は聴ける~っていう利点もありますね(笑
事実、
この公演でハク。のライブを観るのは三度目ですけど
サブスクやCDで聴いて「これ生で聴きたい!」って思った曲は全部聴けてたりもする
この日はワンマンだったので特に今まで生演奏で聴いた事ない曲のオンパレードで嬉しかったですね
全体的に今のバンドの状態の良さが如実に出ていた本当に素晴らしいライヴで感無量でした。













ピンクの看板がまたお洒落。



ハコは下北沢Flowers Loft。
去年も何度かここに来たけど今年は初の来訪
ここは駅を出て目の前に看板が見えるくらい駅チカ中の駅チカなので、
アクセス的には正直神ってるくらいに素晴らしいですよ(笑
それと、
ステージが横長なので
どこに居てもステージが観やすいのも個人的に推しポイントですね
この日はソールドアウト!って事で順調にリスナーを増やしている様子でした。

一曲目は、
オルタナ風味のロックナンバー「無題」からスタート
ツインギターの絡みも心地良く、それぞれの鳴りが違うのでその対比も聴いてて楽しい
それと、あいさんのボーカルも絶好調で「走ってゆく~」の伸びやかな声がまた素敵に感じました。
 そこから、「ハク。でーす よろしくー!」と元気に挨拶してからの「直感way」
軽快なドラムの音色から始まり、楽しそうに演奏していた間奏もとても良かった
「有名じゃなくていい
 誰かに愛されたくて」
っていうフレーズにも感情移入しつつ、
ここで大好きな「君は日向」が挿入!
実は、
何気にハク。の曲の中で一番リピートしている曲だったりする。。
ザクザクしたイントロの演奏からよりタフになったアンサンブルの気持ち良さ、
懐かしさを憶えるメロディーラインに、更にこの曲は(この曲に限った事ではないけれど)
青春を言葉ではなく音で伝えるなずなさんのギターリフが本当に心地良い。
この日も生で聴くあのリフに胸を打ち抜かれました
ハク。は令和のロックバンドだけど、
どこか懐かしい感じもする。

そこも武器だと思う。

名曲は続き、ここでライブでは初めて聴く「ハルライト」が演奏される
サビの一発で景色を変える様なあいさんのボーカリゼイションに魅せられた一曲
その曲名の通り今、春という季節に似合うメロディと歌詞もまたのめり込みやすくて素晴らしかった
季節の好き嫌いは誰しもあると思うけど、春の素敵な部分に陶酔出来る様な楽曲でした。
それから、
この曲からメンバーがステージのフロントまで出て来て前のめりになって演奏する場面もあって
ああいうお客さんをアジテーションする演出が自分が観た限りではこの日が初めてだった様にも思い、
正に絶賛進化中なのを印象付けるパフォーマンスでもありましたね。
ああいうのは、テンションもアガる!!
 序盤のハイライトは、
「自由のショート」
この曲を聴いていて、
不意に泣きそうになってしまった。
多少センチメンタルな歌詞とあの水槽の中を漂ってる様なバンド演奏が重なって
自分が子供の頃に見た/居た光景がフラッシュバックして
感情移入して泣きそうになった。

あんまり具体性の無い感想で申し訳ないんですけど(笑
でもやっぱ、
この曲のあのアレンジはスゴいし、
生で聴くと余計にトリップ感ハンパなくて心酔してしまう...というのが本音
特に、サビ最後の「瞳の奥どこかで思い出すだろうか」って部分で涙が出そうになったのかな
そういう意味ではあの独特の演奏にも、そしてボーカルにも二重にK.O.されたって言える。
この曲もなずなさんのアルペジオのギターフレーズが逐一素晴らしいんですよね。


ここまでは、
割とライブの人気曲を中心に聴かせてた印象でしたが、
ここでコアな曲のゾーンに突入
「ame.」は勿論生で聴くのは初めて
のっけから「はああ~」とデカい声を音響系っぽく聴かせて、
その後は浮遊感のあるサウンドで観客を魅了していく
個人的に、ハク。のこういうディープ曲は❝輪廻感❞あるな。と勝手に感じてました
 これは鉄板曲だけど「僕らじゃなきゃだめになって」
やっぱり、
生で聴くとよりBメロの美しさに惚れ惚れする。。
そして「愛しい」の連呼にハートフルなキモチにもなりながら・・・更に、
重厚なオルタナロックにも感じられた「本物」と最初期の楽曲もしっかりと聴かせてゆく
「笑ったり泣いたり 忙しいのが嬉しい」という歌詞も心に残る"いい歌"っぷりもまたステキだった。
 
MCで
「こんなに沢山の人が来てくれてビックリ」
「色んな気持ちを持って帰って欲しい。」
とあいさんが語り、
力強いドラミングもインパクトがあったこれもまたライブで盛り上がる楽曲「なつ」を披露
この曲はどこか昭和のJ-ROCK.....それもインディーの方の匂いがあってこれまた堪らないヤツだった
アウトロのギターの異なる重なりも印象的(ジャカジャカ×綺麗)でそこもまた気持ち良く...。
更に、
半年ぶりくらいに生で聴いた「ナイーブ女の子」
この曲もサビメロがキャッチーでまるで毎回やってる定番曲かの様に盛り上がっていた
改めて、ハク。って良い曲多いな。という事実を改めて感じつつ、
その流麗なアンサンブルに夢中にもなった一幕でした
この曲は、
ギターの重なり、ハーモニーもまた美しくて魅了されてましたね。なずなさんのギターソロも!
 「このラブソングは青春の味なんて知らない」と告げる「アップルパイ」
若干ネガティヴな歌詞ながら演奏はアッパーに突き抜けててその対比もまた面白かった
なずなさんのギターもノリノリ、
そして間奏の一体感も素晴らしかった
かのさんはベース弾いてる時の攻めてる様な表情がまたロッカーっぽくて良かった。
 サビで、
あいさんとかのさんのボーカルの絡みがあってそれがまた新鮮だった「第六感」~と
去年のフルアルバム「僕らじゃなきゃダメになって」の楽曲をこの日は全曲披露してました
あのアルバムは個人的に去年の年間ベスト10に入る位お気に入りだったので正直嬉しかった。。
歌詞で、
「あぁ違う方がいいな、あぁ時々同じで
 あぁ惹かれあってゆく、あぁそれが人間」
ってフレーズが正直わかりみがあって頷きながら聴いてしまった。

MCで
「みんな大丈夫ですか?暑かったりせん?」
「みんなのお陰でソールドも出せて」
「ちょっとずつでも届いてるのが嬉しい。」
と誠実に語るあいさん
うむ、
関東にも届いてますよ。。と思いつつ、
自分がインフルエンサーだったらもっと力になれるのにな.....と悔しい気持ちもなくはない。
 でも、書く。
ここで「カランコエ」
サビの「ふふふ~」がまた昭和のポップスを想起させて実に楽しい
この曲ではドクンドクン来るベースラインも格好良くてね、加えて
サビのなずなさんの歌う様なギターも心地良かった
ドラムもリズミカルで、
演奏陣の技量も感じさせる一曲でもあった。そしていよいよライブもクライマックスへ、
ここで、
ずっとライブで聴きたい~と思ってた「ワタシ」が遂に聴けた!
イントロのなずなさんの素晴らしいギターフレーズ&フロントまで出て来て観客を煽る姿に
テンションがぶちあがりつつ、エモーショナルなあいさんのボーカルも激熱で
正にこの日の為にとっておいた!と言わんばかりの名演に仕上がってました
正直、
凄い格好良かった...
そして、本編最後は鉄板のキラーチューン「回転してから考える」で締め
この曲は生で聴く度に凄味を増している曲で、歌詞のテーマ性的にも転がる相様を描いているし、
ロックバンドという観点からしても名刺代わりの一曲に相応しい楽曲だと思います。
いや、
この曲もマジで良かった・・・
カクカクした刺激的なAメロのバンド演奏は更にタフに進化していて
イントロの段階から大歓声が沸いていた。
よりグルーヴィに、
より攻撃的に...
グングンとライブの中で育っているこの楽曲、
サビの歌声もいつも以上に力強く、
正に"ロックンロール"という形容がよく似合う一曲に仕上がってました

ラストの「しつこく踊ろう」の歌唱も感動的でバンドの充実っぷりを見事に表現している最高の締めでしたね
なんだろう、良い意味で刹那的で、ライブハウスの醍醐味も感じさせてくれる、、、
代表曲の一つだと思いますけど、
やっぱり今後も毎回聴きたくなる大事な一曲になっていく
そんな予感を受けた痛快な一撃でした。


アンコールも敢行。
ここで、
まさかの新曲!
現時点での集大成を見せる公演だと思ってたので、
新しい曲まで聴けるとは思わず、テンションも上がりましたね
変則的な要素も感じさせるAメロから「叫べ」と歌うストレートなサビに繋がる
これまた今までのハク。にはあまり無かった様な新境地に感じられたこの曲
早く音源でも聴きたいなぁ。と純粋に想いながら、
最後の最後は「BLUE GIRL」でフィニッシュ
青春色のギターリフから、
疾走感溢れるバンド演奏になだれこむこの曲
サビの裏声を駆使した歌唱も見事で。爽やかで、でもどこかセンチな空気を遺して心地良くライブはEND。
歌だけではなく演奏陣の脂の乗ったパフォーマンスにも痺れていたこの曲、
ハク。の良さ、個性
そして、
未来もしっかり魅せて終わった実にサイコーな初の東京ワンマンでした!
ありがとうございました!!!!














1.無題
2.直感way
3.君は日向
4.ハルライト
5.自由のショート
6.ame.
7.僕らじゃなきゃだめになって
8.本物
9.なつ
10.ナイーブ女の子
11.アップルパイ
12.第六感
13.カランコエ
14.ワタシ
15.回転してから考える

16.新曲
17.BLUE GIRL















記念の缶バッジ。



個人的に、
このライブが季節の変わり目に観た最後のライブでした
それに相応しい「心の底から楽しい!」と思えたライブで本当良かったです
ハク。は純粋に楽曲が良く、
どこか現代離れしている・・・というか、
初めて聴くのにちょっと懐かしい感覚が癖になるロックバンドで
それまでのライブもとっても良かったんですが、
より、
ライブバンドっぽくなってきた
ライブ運びが進化している印象も受けた
今回の公演でした
勿論、
良い意味でいなたい感じも健在で、
ハク。のまま変わっていこう。とする気概も感じられた会心のワンマンに思えましたね
で、9月には早くも次の東京ワンマンが決定、実はもう既にチケット確保済みなので、
またハク。の世界を存分に感じられるかと想うと実に楽しみです!
 正直、
比較的近年結成された~とは思えないくらい、
既にライブバンドっぽい風格があるので今後の変遷が楽しみでしか無い
なんか自分でも想像以上に好きなバンドになりつつあるのでマイペースに追い駆けてゆきます♬



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2024-04-18 19:44:34
「自由のショート」を聴いただけなのですが、ハク良いですね!
私も何だか懐かしくて切ない気持ちになりました。(言葉で表現できないのが非常にもどかしいのですが…)
いつも西京BOYさんのブログからは私の知らない音楽を発見させて頂き感謝です。
ライブ情報が今後も楽しみです。
返信する
ありがとうございます! (西京BOY)
2024-04-25 22:38:44
Unknownさん、コメントどうもです!

>「自由のショート」を聴いただけなのですが、ハク良いですね!
ありがとうございます~
自分の好きなものを他人が良いと言ってくれる事は
当たり前ではないからこそ、
本当に嬉しいです。

>私も何だか懐かしくて切ない気持ちになりました。
同感です!
「君は日向」って曲も、
聴いてると青春時代のきらめきを彷彿とさせて大好きな曲です♬

>いつも西京BOYさんのブログからは私の知らない音楽を発見させて頂き感謝です。
いやいや、
こちらこそ・・・!
正直、
文章力とかに自信があってやってる訳ではなく、
ただただもがきながら何とか書いている感じなので
そういう言葉がホントに救いになりますね。
 
これからも、
そういう感想を持ってもらえるように
ガムシャラに頑張ってゆきます・・・!
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