サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

正論と現実。/青年少女よ、春を貪れ。 第十話「でも、それだけやろ」

2021-03-21 | 山田シロ彦








水川さんの言ってる事は結構正論だとも思いました
確かに、
いつまでも死んだ彼女に固執せずに、
今の彼女を一番に想って行動した方が幸福だし正しい事なのかもしれない
ただ、
一方で、
旧友たちが「何か」を隠したがっている匂いがするのも現実なんですよね
結局、ハルの為に何も出来なかった~っていう後悔があるじゃないですか?
それが今の勝之を突き動かしてるんだと思うし、
最後のコマからは彼自身の“覚悟”も十二分に感じる事が出来ました。







それと同時に、
もしも罪が複数人によって隠蔽されていて、
未だにその秘密を貫き通してるんだとしたら・・・
故人的には報われない~という現実もありますよね
それは、
「悪」を許さない~的な少年漫画マインドとかではなく、
勝之自身の気持ちにケリを付ける為の大切な作業なんですよね
水川さんの言ってる事は最もなセリフだとも思うけど、
同時に強い言葉でここから立ち退かせよう~という「魂胆」も感じちゃうんですよ
勝之のやってる事は100%正しい事だとは思わないけど、
かといって、
100%間違っている事だとも思えない
そりゃ千鶴さんには悪いのかもしれないけど・・・
でも生じてしまった疑念を抱き続けてウソの感情を押し付けるよりは誠実だとも思う
ま、この辺ははっきりとした答えなんて誰も出せないでしょうね
ただただ運命のイタズラなんや、、、と納得して、今後読み進める事にします(笑






まあでも、
保身の想いも入ってたんじゃないか、とは言え、
多少大人っぽい仕草で大人っぽい正論を言う水川さんはちょっとドキドキしましたね
同じ場所に居ると思ってた同級生が、いつの間にか大人の階段登ってたような・・・・・
そういう感覚でした。ま、実際子供いるし、勝之よりも達観はしてるんでしょう
ただ、
勝之が想定以上に真面目で、恩義が深い人間だったのが誤算ではあったんでしょうねえ
読者としては千鶴さんも大切だけど、
いけないことした(?)方々が責任を負わずのうのうと暮らしてるのも正直引っ掛かるので。
そういう意味だと、物凄い絶妙なテーマ性の漫画、、、って言えますよね。



青春の終わり。/青年少女よ、春を貪れ。 第9話「変わったのは、おれや」

2021-03-05 | 山田シロ彦
眩しい。。










今週の内容、
途中までは羨望の目で読んでました
昔の同級生と再会、しかも、中学の頃のだから大分前・・・ですよね
自分も小学校の仲良かった友達に会いたい気持ちありますけど、でも現実的じゃないですよね
そういう点では正直読んでて物凄く楽しい回ではありました
特に仲良くなかった人ならアレですけど、
これくらい仲良かった人と再会したらそりゃ楽しいじゃないですか笑
結構、
漫画などの物語って「してみたいこと疑似体験出来ます」的な良さもあるので。

この話数をただ純粋に読むのならば、昔の頼れて気の置けない大切な友人との再会、
及び和解・・・なのかな。が素直に果たされていて素敵だな、と思いました
特に、
向こうからガッツリ絡んでくれる辺りは読んでて救われる感じがしたし、
勝之が疎遠になってしまった事を直に謝る辺りのシーンは青春の続きみたいで非常に綺麗でした
中でも夕陽をバックにする演出がドラマチックで、ここだけを切り取るならば、
本当ドラマみたいな写実性があって感動的なんですよね
もう一度ただの友達に戻れた瞬間・・・
またパピコっていうのも如実に少年時代を思わせるアイテムで素晴らしいですよね
そう、あの引きさえなければ、あの引きさえ・・・!(血涙)。




千鶴さん、尊い・・・。男子がめっちゃ好きな服ですなぁ😊



結論から言うと、
龍樹達は明らかに何かを隠しています
何かを隠しているって事は、大なり小なり・・・
いや、
ここまで入念に計画練ってるという事はやっぱ結構デカいことなんですかね
具体的に書くと4人ぐるみで「それ」を隠蔽しようとしている風に見える
風に見えるというか、
むしろそういう風に「しか」見えない~というのが本音ですかね
そう考えると今回の龍樹の行動も警戒心を失くさせる為の演出に過ぎなかったんでしょうか
でも、
中学時代は結構勝之の事庇ってくれたりしたんですよね・・・。
ドライブの全部が打算だったとしたら正直悲しい事ですが、
最終的には、
みんなで(冒頭の引用画像の様に)純粋に笑えるといいですなあ。


・・・いや、無理かも
だって、音無さんの存在があるから(諦め)
勝之が問い詰められなくても絶対に音無さんはガンガン攻めるでしょう
そうやってだんだん真実が明らかになっていったら勝之とて何かしらの行動に出るはず
そうなったら今ここにある友情とか消えちゃいそうな気もするんですよね
かといって、
千鶴さんも千鶴さんでフラストレーション抱えてそうだし、
そうなると勝之の未来って・・・?とか読んでて考えちゃうんですが、
YJには元気くんという前例があるので中々油断出来ない展開ですよ、はい。

ただ、
正直な話、
リアルな人間同士の「切ない軋轢」が拝めそうでそういう意味ではワクワクしてます・・・笑
それと、個人的には先々の展開で勝之は千鶴以外の「誰か」を抱くと予想します
これ、渾身の予想なんで是非憶えていて下さい。。
外れたら最後に文章で土下座します!
来週は休載なので、また再来週の「恐怖の飲み会」に期待です・・・・・!








でも、
オチはああいう不穏なものでしたけど、
やっぱ今週の龍樹とのシーンはどれも好きですわ。
漫画の中で蘇った青春を味わえてる感覚が個人的にはあった。
ただ、それが(もしかしたら)最後なのかもしれない、とも予感させる話数でもありました。
 今週はセンターカラーなのもありいつも以上に気合入れて感想書いたので、
アンケの方も読んでる皆様よろしくお願いしますね・・・!



尽くした分だけ。/青年少女よ、春を貪れ。 第八話「あの日、何があったん?」

2021-02-25 | 山田シロ彦








まあでも、
人間って基本的に(ある程度の)見返りは求めますよね・・・
千鶴さんは本気で結婚を意識させようと頑張ったし、
気合入れてデートにも誘ったし、
更に言えば愛情を求めてセックスも望んだ訳ですよね。
その全部が徒労に終わった・・・?となると最後のアレも納得出来る気がする

事情はある。
事情はあるけど、
千鶴さんはいつだって真剣だった
真剣だったからこそ、自分の想いに応えて欲しかった
っていうか、
もっと言えば、
自分優先で考えて欲しかったんじゃないかな?とは感じましたよね
今生きてるのは自分で、
今付き合ってるのも自分。
思えば先々週の行動はハッパ掛けてたのかもしれない?とかちょっと思いましたが、
ただ千鶴さんからすれば一世一代の大勝負しかけたのに死んだ恋人に夢中になってたら・・・
色々考えちゃうというか、
ちょっと気持ちが冷めてもおかしくはないよな。




悠長な事言ってると・・・?



もっと突き詰めると、
千鶴さんが欲しかったのは勝之の「本気の想い」だったのかもしれない
よくよく考えてみると結婚後回しにして死んだ彼女の尻追いかけてる時点で、
もう既に千鶴さんは敗北してたのかも
敗北を悟ったのかも
本当は、
過去なんて切り捨てて、
自分だけを愛して欲しかったのかも・・・と考えると、
冒頭に挙げたセリフもちょっと皮肉にも聴こえるような・・・そんな感じがします。

“感じの良い人”っていうのは、
軋轢を避ける為にそうしてるきらいも多々あって、
本当は心の底にドス黒い感情抱えてるパターンもありがちなので。
おみやげを全部かなぐり捨ててたのはビックリしましたけど、
本心では、
結婚を真剣に考えて欲しいと態度で示したのに、
平気で死んだ彼女のトコ行くんじゃねーよ。くらいの気持ちはあったのかも
それも全部想像ですが・・・
でも、
抱えてる感情は相当重い気がした8話目でした。

というか、
既に16話くらいいってる感覚でしたが、
まだ8話目なんですね。期待以上に濃密な作品に仕上がってていちファンとしては嬉しいです♪
次週はセンターカラーなのでもっともっと人気が出る様にプッシュしていきたいですね。








ただ、
勝之のやってる事も「正義」ではある
本当に隠蔽された事件があるなら暴く義務はあるとは思う
しかもそれが元彼女のことなら、尚更夢中になってしまうのも無理はない
現実的にマジであの4人には「何か」がありそうですし・・・
でも、
千鶴さんが「いつまでも」待ってくれるかどうかはまた別の話、、、な気がします、ね。



何の為の。/青年少女よ、春を貪れ。 第七話「千鶴さん、おれ」

2021-02-13 | 山田シロ彦








結婚・・・
そうですね
確かに今の勝之は「結婚の為の結婚」になってると思う
結婚の為の結婚と、
本当にしたくてする結婚っていうのは違うから・・・
そういう意味だとそれなりに深刻な問題ではあるかもしれない。

正直、
「結婚しなくちゃ・・・!」っていう感情があるじゃないですか
でも冷静に考えるとそれって結局世間的な体裁だとか最低限の自尊心の構築の為の作業というか。
個人の感情を考えると矛盾した行為ではあるんですよね
それに加えて、
勝之は優しいから、
自分の想いよりも他人への同情を優先させてしまうきらいがあったんですよね
それを見抜いて先んじて結論を出して来たのが今週の千鶴さんでした。







結局、
「その人にとって何が幸福か?」っていうのは、
その人次第な部分が強いですからね
結婚の為の結婚になるくらいなら、
本当にしたい事をした方が良い。
千鶴さんも、
半ば同情に近い気持ちで切り出されることを察したからああいう言葉が出て来たんだと思う

千鶴さん自身は、本当に勝之と結婚したくて自分から結婚を意識させる為に頑張ってたとは感じるけど、
「今の」勝之は、そうではないから。そうするには、あまりにも未練が強すぎるから。
それを勝之の中で消化しない限りはこの関係性に未来は無いんですよね
それと、
一度千鶴さんと離れる~という事が、
また新しい「何か」のきっかけになるかもしれないし・・・
という、
若干ポジり気味の結論でこの感想を締めさせて頂きたいと思います(笑)。
 でも、
離れて知るその人の良さ~もきっとあるから。
個人的には千鶴さんEDも全然あるとは思ってますけどね





ただ、
今週は後輩の女の子のセリフがあまりにキレッキレでした
あのセリフは結構な人に刺さるんじゃないですかね?
来週はお休みなので、
その間に何度も千鶴さんの素敵な表情をこの目に焼き付けたいと思う・・・!

でも、勝之にも罪は無い。
だって初恋の人が、
「本当に」故意に命を奪われてたとしたら、それが気になるのは“当たり前”だから。
非常に繊細で、誠実な物語でもあって・・・現時点で面白いので、アンケと感想も頑張ります!



疑心暗鬼。/青年少女よ、春を貪れ。 第六話「間違えてないよね?」

2021-02-04 | 山田シロ彦
元気出して。。








セックスを拒否されるって女性からしたらショックだよな
まあでも・・・
裏事情ですら素直に話してしまう勝之は正直偉いと思う
後ろめたさを感じて誤魔化してもおかしくない出来事ではありましたからね
そういう誠実な人柄に千鶴さんも惹かれたんだとは感じますけど、
しかし、
他の女性と会ってたのもまた事実。。
年齢も加味して不安になってもおかしくはないと思いましたね。

結婚、、、
そう、
結婚。
結婚ってワードを持ち出されると自分は弱いんですよね
何故なら30を越えてそこそこ経った今でも結婚は出来てないので。
年下ではありますが、同じ30代として結構気持ちが理解出来る部分も強い
しかも、
性格的にも明らかに合う相手な訳でしょ?
そりゃ「何が何でも」とか「大丈夫だったよね・・・?」みたいな、
そういう想いに駆られても不安じゃない
だから、
勝手にスマホを見ようとしてたのも許して欲しいです(笑
人間って常日頃100%正しい事「だけ」出来る生き物ではないので。
年代が近い・・・という事もあり、
個人的に千鶴さんの気持ちにシンクロする部分もあったりして、
そういう意味合いで中々に生々しくて興味深く面白味に溢れる6話目だったと思います。







勝之のパスコードがハルの誕生日なのと、
未だにお骨を後生大事に持っているのに関しては、
(同じ男性として)思い出を大切にする傾向があるからそれも個人的には許して欲しい
許して欲しいっていうか、それはもうしょうがないもんだとも思うけど。
ただ、
自分をもっと見て欲しい
自分を一番に優先して欲しい・・・という
そういう気持ちも個人的には理解出来るからなあ。
内心、
後回しにされた事はけっこーショックだったかもしれないですね
まあそれも仕方のない事情があったんですけどね。

勝之にとっては、
「救えなかった」という新しい感情も(たぶん)生まれてると思うので、
この先千鶴さんだけに集中する~っていう事も考え辛い
そうなってくると、
何かしらの軋轢が生じる可能性も高いと感じます
その時が(色々な意味で)楽しみでもあり、
恐怖でもあり・・・笑

それでも、
相手はあくまで「死んでる人間」ではある
普通に考えたらハルに勝ち目なんて最初からない
ない、
ない、けど・・・
演出が不穏なのでその意味合いでかなり心配なんだよな~笑
また容姿も性格も負けヒロインっぽいからな(汗)
今後も本ブログは千鶴さんを応援しつつ、物語の行方を見守りたいと思います。
まだ始まったばかりの漫画なので、好きな方は是非一緒にアンケ入れてくれると嬉しいです♪







ちなみに、
実は「ハルが生きてた説」も密かに予想してましたけど、
葬式とお骨の描写がはっきりとあったのでその線は無さそうですね
個人的には早く “例の4人”と勝之が会う?展開が楽しみですね・・・・・!!



君はストーカー。/青年少女よ、春を貪れ。 第五話「ごめん」

2021-01-29 | 山田シロ彦
千鶴さん、官能的。。








音無さんはかなりサイコなストーカーでした
勝之、正直「事件(?)」が気になって約束を先延ばしにするんじゃないか~って思ってましたけど
(っていうか自分ならそうしてしまうかも、という観点から)、
ちゃんと熟成肉迎えに行ったのには感心しましたね
しましたけど、
まさかその様子を音無さんが見てるとは思わなんだ。。
ハルにあまりに固執するあまり、
他人にマウントかけまくるモンスターと化してるなあ、とか感じましたが、
これが所謂「依存症」とかいうやつなんですかね。

個人的には、
今でも「昔好きだった友達に会いたい~」とか心の中で切望する事もあるっちゃあるので、
音無さんの感情も1ミリも理解出来ない訳ではないんですが、
しかし、
ここまで来るとちょっと異常な気もする・・・し、
完全に他人の家庭ブレイカーと化してる気もするけど、
でも、
そこまで強い想いがあった、、、という事の裏返しな気もする
そして、それほどまでに他人に狂ってしまう執着心は見てて面白くもありました
厄介だし多少ウザくはあるけど、ぶっちゃけ「悪」でも「敵」でも無いのが憎めない要因かも
死んで随分経った今でも思い続けて行動してる~のはある意味健気にも映るし・・・。







ただ、
どうなんだろう・・・
さっき家庭ブレイカーとか書きましたが、
彼女の言ってる事も的を得てる気もするんですよね
確かに、
ハルとは真逆の彼女をハルを忘れないまま何となくキープしてる気もするし、
勝之がどっちつかずなのも事実っちゃあ事実なんだと思う
何より、
件の疑念が「真実」だった場合、
彼女の無念を晴らさずに居ていいのか?という気持ちと
きちんと過去とケリ付けてから千鶴さんに向き合った方がいいんじゃないか?っていう気持ち。
そういう感情がいち読者としては消えないしモヤモヤとしては強く残りますよね
勝之が行為の最中に萎えたのも分かるけど、、、
罪悪感から、
「そういう気分」にはなれなかったんだと思う。

じゃあ、
ちょっと千鶴さんを待たせてまでも、
真相の追及に走るべきなのか~って言えば、
それはそれで傷付く気もしますね
だって、
それって、
「自分を見てくれない」と同義ですから。
今回でも正直“女性として”報われてないとも言えますしね
中々難しい・・・だからこそ、切なくて面白いドラマが生まれている、とも言えますが。
次週以降の千鶴さんの反応が凄く気になりますけど、
デート半分すっぽかしに加えてSEX拒否は結構ダメージ深いかもしれないです(汗
自分を大切にしてくれてない~と感じると離れちゃう可能性もありますからね
 
それと、
音無さんと会ってた事実をもし彼女が知ったら、
絶対にこじれてしまうでしょうし、、、
うん。
取り敢えず、
頑張れ、勝之・・・・・!!!!(俺も応援してるから!)








ところで、
情事のシーンは非常に艶めかしい印象ですっごく良かったです・・・!(ニッコリ)
「凛とチア。」が青春推しだった分、
今作は“オトナの恋愛”を中心に描いてる気がする
その変化もまたシロ彦さんファンとしては非常に楽しいですね
淫らに勝之にアプローチする千鶴さん、、、最高です
おっぱいだけじゃなく、
足がまたエロティックで、
表情も“オンナの欲望”に満ちていて素晴らしく・・・・・って、
平日の22時に何真剣に性欲全開の文章書いてるんでしょう、自分(笑
 でも、
千鶴さんの愛を求める姿勢が存分に伝わって来てホント質の良い行為のシーンでした
それだけに、勝之に迷いとかが生じて最後までイケなかったのはとても残念
しかしこういう風に登場人物の「本気の葛藤」が拝めるのも良さ、ですよね。



君のせい。/青年少女よ、春を貪れ。 第四話「きっと、あの4人は」

2021-01-22 | 山田シロ彦
正直、可愛いな。







わゆって名前も可愛いですよね・・・笑
でも、もうお子さんが居るんですね
なんかね、
こう・・・
(現実の世界でも)自分が結婚してないし子供も当然いないのに、
他の同級生とかフッツーに結婚してたり子供が居たりするじゃないですか?
ちょっとショック・・・
ショックかな?
どうですかね、、、
うーん。
ま、ただ一つ言えるのは、自分だけ取り残されてるって感覚ですかね笑
奇しくもそれを漫画から味わうっていう。まあでもこんだけ可愛けりゃしてっか。

先に結論だけ言いますと(前置き長すぎ笑)、
千鶴さんがめっちゃ落ち込んでるのは可哀想。だけど、
自分が主人公だったとしても同じ行動を取ってしまうと思いますね
だって、
昔の恋人の死因に関する事でしょ?
絶対に気になるに決まってるし、
重要度の高さで言えば・・・
否、
千鶴さんのお誘いも勿論大事ですけど、
ぶっちゃけしようと思えばいつでも出来る事でもあるので、
音無さんの「圧」が強い事も相俟ってこっちに夢中になってしまうだろうな、と思う。
自分でもそうする、と感じてるので、勝之を責められる事は何ら無いんですよね
結局、
誰も悪くない・・・
いや、
音無さんはちょっと悪いかもしんないけど(笑
明らかに圧掛けすぎだかんね。
でも、ハルの死が不可解なのも「揺るぎない事実」でもあるし。。
何とかして彼女の無念を晴らしてあげたい気持ちも一応解る部分もあるんだよな~。
 ぶっちゃけ、
本当に事故死でなく他殺だった場合、
その犯人がのうのうと生きてるのは許しがたい事でもあるしね。




すげー美人だが、コワイ(笑




勝之がキャンプに行ってれば、
ハルは死ななかった・・・これも正直的を得てるっちゃあ的を得てると思う
そして、
こういう発言がまた・・・
勝之のハルに対する想い、主に、「贖罪」という点で大きく作用しそう、とも。
そうなると、
千鶴さんとの事がおざなりになる、
それが、
関係性の崩壊に繋がるかも・・・と予想を立てると、
ホント地獄の予感がするな、、、と思いつつ、
それも一個人の予想でしかないんで、
実際どうなるかは来週以降に持ち越しって感じですな
 
しかし、
既に現時点でも、
登場人物の本気の想いがビンビン溢れ出てて、
個人的にはかなり面白く感じてます・・・!
お話の題材的にかなりギスギスした展開もあり得そうですが、
でもシロ彦さんの作風はそれだけじゃない事は前作で既に知っているので。
色々期待しながら連載を楽しみにしたい、って思ってますね♪
あ、それも今週もアンケ入れときました(ニッコリ)。








しかし、
今回オマージュされてた番組って、
おぎやはぎが司会?のアレでしょ?(片方だっけ?ビビる大木も居たような)。
なんか、
あそこから引用するの凄いリアルで良いな・・・!って思いました(笑
マッチングアプリの件もそうでしたけど、結構取り扱ってる内容が生々しいんですよね
そこが(前作も一部そうでしたが)シロ彦さんの漫画が好きな理由かもしれません。
写実的な作風というか・・・
それでいて絵柄はポップなのもイイですね
最近あの番組元オリコン編集長でオナマシのメンバーだったイノマーさんの回に見ましたよ
確かに寸分狂わずこういう感じだったので、その再現度の高さにも舌を巻く4話目でした・・・!
他の同級生の“今”も楽しみです。。



ハル狂い。/青年少女よ、春を貪れ。 第三話「なんで?」

2021-01-08 | 山田シロ彦







音無さん、
ルックスはかなりきれい・・・というか、
別人レベルにまで仕上がってますけど、
その分、、、
性格が残念な事になってますね(笑
マウント取りまくりな上に親友だったハルに強く依存するようになって、
勝之が引くレベルのハル狂いになってしまいました。。
別に、
音無さんが一人で勝手に(ハルの好きだった店に)週5で通うくらい依存してるのは構わないんですけど、
それを他人に強要するのはちょっと有り得ないって感じてしまいましたね
自分と他人が違う人間だって事を理解出来てないので、
ある意味勝之よりも子供っぽいかもしれません。







ただ、
見た目は抜群に美人なんですよね
前作と比べると作画が相当進化されたのが伺える・・・
勿論「凛とチア。」の頃から絵は上手かったと思うんですが、
より洗練されてる作画に純粋に感動したりもしました
これで、
性格がまともだったら・・・(泣)。
240ページ1コマ目の「本当に」の表情なんて可愛すぎて惚れちゃいそうになったくらいです
その後は、まあ、お察しなんですけど笑 
狂ってても美人には感じるのが尚更困りますね~。
 でも、
ハルの「真実」に関しては、
正直こちら側としても気になります
読者でも気になるんだから勝之はもっと気になるわな
だって初めての恋人の死、ですよ?
しかも、
同級生っていう比較的繋がりやすい人種が容疑者・・・
音無さんの狂気とか抜きにしてもきっと勝之にとっては絶対に気になる一件だとは思う。





千鶴さん可愛い・・・!(ほっこり)




千鶴さんがいるからいいじゃん。だと、
物語はそこで終わってしまう訳で、
2話で千鶴さんを出したのにはきっと意味があるはず
最初は再会からの(音無さんとの)浮気も考えたんですけど、なるほど、
勝之がまた過去に固執するようになる“きっかけ”として音無さんが登場し、
それが「今」であり「未来」でもある千鶴さんとの軋轢に繋がるのかな?って思いました
事実、
勝之はもう既に千鶴さんよりもハルを選んでいる・・・とも云える
人間の心理的に考えれば仕方のない選択と処置だとは思うけど、
過去に一切の未練が無いのなら、
最初からストレートに千鶴さんとの約束を選んでると思うので。

でも、
千鶴さん、
男心をくすぐる健気さがあって可愛いんだよなあ。。
料理にしたって気持ちが籠ってるから嬉しくない訳ないですよ
ただまあ、
ハルと比べると「美人」ではない
それでも「今」一番勝之を想ってくれてるのは間違いなく千鶴さんだから。
・・・どうなるのかなー。
浮気展開があればそれはそれで面白そうだけど
ほほほ、
連載はまだ始まったばかりなので、
気長に見守らせてもらいましょう!


あ、勿論シロ彦さんファンとしてアンケも忘れませんぞ♪



新章突入。/青年少女よ、春を貪れ。 第二話「近藤は、ずっと」

2020-12-25 | 山田シロ彦







まさか2話でもう新章突入とは思わなかったです。
確かに、
本作のタイトルは最初から凄く気になっていて
普通なら「少年少女」じゃないですか?でも、青年少女、、、って事は、
いずれ青年時代に移行するのかな。とは先週の段階でも何となく予想はしてたんですけど、
2話でもう青年時代とは。シロ彦先生攻めてますね・・・!
という印象ですね

で、
正直面白かった。
冒頭の、アプリの・・・
サクラのやつね!結構リアリティのある描写で凄く良かったです
あーゆーのはいかんですよね。ある意味ああいうのこそ真摯に取り締まって欲しいですな(真顔)
 ・・・話が逸れました(このブログではいつものこと←←)、
序盤は所謂ミスリードってやつでしたけど、
正直勝之は普通にハルの事を忘れられない未練がましい男に映ってました
そりゃそうだ、
回想でもハルは本当美しくて可愛くて、
ある種男の理想を絵に描いたような美少女だったんだから。







で、
何故かハルのアカウントから連絡、
そこからハルの旧友とやりとりしてハルの死の要因が分かる・・・!?ってところで、
それは次回以降に持ち越しになった訳ですけど・・・正直、かなり得体が知れない感じがする、
物語の目的も今はまだはっきりしてないのでどういう風に転がしていくかが非常に楽しみです
個人的には、
結構・・・
シリアスというか、多少ドロッとした作劇になるのかな?という気もしてますが、
前作「凛とチア。」でも基本爽やかですけど、結構そういう人間同士の軋轢~みたいな部分もあったんで。

ただ、
純粋に友人の話も気になるんですよね
お話の中では・・・この2話の中では「事故」の一言で片づけられてますけど、
もし自分が勝之だったら、こんな連絡貰ったら絶対にドキドキするでしょうし、
会わずにはいられないと思う
そもそも、
男が・・・
未練がましいっていうのも、
個人的には真実だと思ってるので。
やっぱり次回?は恵比寿に行っちゃうと思いますね。たぶん。




めっちゃ可愛い・・・!



ただ、
更にビックリしたのは、
勝之に普通に彼女が居た、ってこと・・・!
しかも、
ハルみたいな派手な美人ではないけど、
千鶴は千鶴でめちゃくちゃ性格良さそうな可愛い彼女じゃん!
その上、身体も相当イイ感じ
・・・いや、
なんでもないです、はい

うん、
それは置いといて(?)、
これもまた予想してなかったなあ
というか、
普通出来ないと思う
まんまとミスリードに騙されましたが、
物語の方向性としてはどうなるんでしょうね?
昔の彼女vs今の彼女みたいな構図にも(物理的に)出来ないでしょうし、
だとしたら・・・ハルの謎にこだわってばかりでジェラシー?それとも浮気?
それとも、ハルには実は隠し子が居たとか!?取り敢えず偏差値の低い自分の頭で色々並べてみましたが、
正直全部的外れな気はする・・・笑

でも、
千鶴さんの存在が物語の重要な要素になってくるのは間違いない、と思う
そして、この号実はクリスマスイブに出てたんで、ぶっちゃけ勝之が羨ましくて仕方なかった(笑)
千鶴さん純朴で一途っぽくて可愛いんじゃあ!と多少ジェラシーを抱きつつ、ニヤニヤもしつつ←←
微妙に地味系なのも何かの伏線っぽくてニクいなぁ、とか思ったりもしました
そんな謎だらけ、でも、きっちり面白い本作を来年も追い駆ける予定!です。。



山田シロ彦新連載「青年少女よ、春を貪れ。」第一話の所感

2020-12-22 | 山田シロ彦







前作(凛とチア。)の感想は初回から書いてたんですよね
振り返ってみたら28話までは書いてました
勿論最後まで読んだし、単行本も全巻所有している・・・んですけど、
多分ダイナーと同時進行だったから身体が持たなかったんじゃないかな?
でもぶっちゃけ前作は掲載順が途中からどんどん低くなっていったんで心が折れたのもあったと思う
よくよく考えれば28話まで書いてたのに途中で辞めちゃったのは凄くもったいないんですけどね
凛チアはたまちゃんが好きだった、、、けど、
本当に「途中」で終わってしまった感じがしていて、
でも兄のエピソードだけは完遂させる!って気概があったのは記憶に残ってます
その後の読切なども非常に良かったんですが、満を持して久々の新連載と相成りました。







凛チア連載当初のヤンジャンは、
割と恋愛系の作品が不利だった記憶があるんですが、
今はむしろそっちのが生き残りやすいんじゃないか、までなってるので、
そういう意味合いではシロ彦さんの作風にとっては結構チャンスだと思いますね
で、
この作品なんですが、
絵柄が変わったな?というのが第一印象でした
その間の単発の読切と比べても大分シャープな絵柄になっていて・・・
でも、
これはこれですっごく可愛い・・・
上に、美しさも感じられてとてもgoodだと思います
これは自分の想像ですが、恐らくより個性を出す為に今の絵柄になったのではないでしょうか
ただ、男子の絵柄に関しては自分が好きになった新人時代の読切からそこまで変わってない印象なんで、
その意味ではより美しくなった女の子と往年の良さがあるウブな男子と・・・って感じで、
全体的に正当進化されてるイメージでまずその“磨かれっぷり”に感銘を受けた初回でした。




正直、可愛い・・・!



内容としては、
未だこの1話では「こういうお話です!」って判断出来ない感じ・・・
まだ純愛ものなのかも分からないし、いや、結構、順当にニヤニヤ出来たりもするんですが(笑
ヒロインの心情だとか考えてる事が未知数な上に、最後にデカい爆弾が落とされるんですよね
恐らく、
今後「そこ」に向かっていくまでのお話になるんだとは思いますが、
そうなると益々切ない・・・というか、そういう類の漫画になる予感しかしないですね
あらゆる意味合いで前作とは真逆のアプローチで来たな、って個人的な印象でした

私的な予想ですと、
ハルは手当たり次第に運命の男性を探し、
とびっきりの恋をしたかった、
だけど、
どの相手も「違う」と思った
違うのなら引き摺らずに次へ・・・っていう判断だったのかなー、とか
SNS活動もそういう・・・所謂「その前に」証を残したかったのかな、、、とか。
ああ、
詳しく語ろうとするとどれもネタバレに結び付いてしまいますな(笑
ただ、個人的に本当は純粋な女の子、って感じはしましたし、
そんなハルはとっても魅力的に映りましたし、
そんで、
かっちゃんがハルにとって最高の人になって欲しい・・・とは「取り敢えず」思いました
今ヤンジャンには恋愛ものが多いんですが、その中でもまた違ったアプローチという印象です

ま、
ひと先ず、
良い具合に「青春」してる、
そんな二人の相様はシロ彦さんらしい甘酸っぱさがあって非常に素晴らしかったです・・・!
教室の窓のシーンだったり思わずときめいてしまう美少女の描写だったり、
1話の中でもハッとするシーン沢山で純粋に面白かったですね
夢のような展開から、
最後のオチで「???」となることうけあいですが、
凛チア以来の新連載って事で・・・個人的に追い駆けていくつもりです、押忍。



(ところで、タイトルも気になる。。
 少年少女ではないんですね。もしかして、「その後」も描くんでしょうか?期待大です!)