サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LOST IN TIME 『DOORS』Release tour 『TOURS』@千葉LOOK 15.9.19

2015-09-23 | LIVE
                                     
先週土曜はこれを観に千葉へ行ってました。








いよいよロストインタイムの新ツアーが開幕しました!
個人的に新譜「DOORS」は傑作だと日々感じているのでその意味でも待ち焦がれたツアー初日でした
先陣を切ったシネマスタッフの気合いの入りっぷりと激情っぷりに感化されて、
ロストもまた燃えて情熱を滾らせた、そんな風にも映ったツーマンでしたね
両バンドとも兎角熱量が高くて素敵な一夜だったと思いました。

ロストインタイムは、未だに「きのうのこと」近辺を中心に語られてるきらいがありますが、
個人的には今のロスト及び今作が本当に大好きで一皮剥けたロストも是非観て欲しいな~、なんて思います
今のロスト、めっちゃいい歌うたってます。心にグッと来るナンバーばかりです。っていうのを再確認した夜でもありました。
まだまだ続く今ツアー、そのスタートを飾る一発目としては随分充実感たっぷりの初日だったと感じましたね。
お互いのバンドに対する愛情もめいっぱい感じ取れて心がホクホクするような夜でした。感謝。












cinema staff

1.望郷
2.exp
3.tokyo surf
4.drama
5.地下室の花
6.君になりたい
7.YOUR SONG
8.制裁は僕に下る
9.Into the green
10.great escape
11.西南西の虹


あのー、シネマスタッフのライブはいつからこんなに良くなったんでしょうか?(笑
いや、ネストで観たZとの対バンとか「凄い良いなあ。」って思ったライブはあったんですけど、
なんというか、安定感と音の太さが以前よりもグッと増したな・・・と素直に思いました
特に最後に披露した「西南西の虹」なんかは辻さんめちゃめちゃ落ち着いた相様でバッキバキのギターリフを弾き倒すあたりに良い意味での“余裕”を感じましたね
よりテクニカルに、持ち前の「激しさ」をダイレクトに伝えられるバンドになってるなー、というか
純粋に楽器の腕前が上達されたのかもしれないですけど。激しい曲はより激しく、情感豊かな曲はより情感豊かに・・・とメリハリの付け方も上手くて
ちょっと観てない間に一皮も二皮も向けてしまったような感覚が個人的にありました。

勿論過去観たライブは過去観たライブで当時のレポにも書いてある通り全然良かったんですけど、
一曲目の「望郷」の時点で素直に「あっ、今までと違う・・・!」って相応のカタルシスを感じていたので
やっぱり自分が観てなかったこの2~3年に随分磨き上げて来たんだなあ・・・っていうのが
はっきりと分かる、感じ取れるライブだったのは自分の中では間違いなかった。
「君になりたい」のタイトなドラミングなんかも凄くて、
ドラムスの久野さん単純に技量上がってるよねえ。
そのよりパワフルになった感覚は最近の音源からもバシバシ伝わって来てたんですが、
それはライブでも変わらない、どころかその上を往く素晴らしくテクニカルで感情に訴える良い塩梅の演奏を披露してくれたなあ、と。

新曲の「YOUR SONG」っていうバラッドも良かったし、
「Into the green」の間奏で無茶苦茶に弾き倒す辻ギターも正直最高でした
最後の、先述の「西南西の虹」ではシネマのワンマンか!?ってくらい大盛り上がり&会場のボルテージも最高潮
あの盛り上がり方を観るに思ってた以上にロストファンにシネマが浸透している感触もあり、
そういう部分もまた嬉しかったシネマの熱演でした。それくらいに最後の「西南西の虹」のクオリティはヤバかったです。
もっともっとテクニカルにハードに進化して行きそうな感触もあり、これからのシネマも楽しみになりました。



LOST IN TIME

1.366
2.Synthese
3.列車
4.小さな隣人
5.ligarse
6.予知夢
7.No caster
8.26
9.手紙
10.希望
11.22世紀
12.燈る街
13.明け星

アンコール
14.30
15.hurry
16.home

Wアンコール
17.9月





一応ツーマンなのにワンマン並みの曲数ですね(笑
正直今メモしてあったセトリをタイピングしてて「こんなにやってたとは・・・」って思いました
新アルバムからは「呼ぶ」以外全曲、なんとインスト曲までもサービス精神旺盛に演奏してくれて嬉しかったです
個人的に「ligarse」とか「hurry」とかは当然のようにライブでは飛ばされる、とか思ってたんで
これは思わぬ収穫でしたねえ(笑

「366」「Synthese」とアルバムの核となるリードチューンを初っ端に2発、
心をグッと掴まれつつ、「列車」ではギターとドラムスの呼吸がとても良くアンサンブル的な意味でも楽しめました
個人的に大好きな「小さな隣人」は歌が丁寧に歌われてて感動、思ってた以上に生演奏にも向いててこの曲は是非ツアー後も聴きたいな、と
アルバムの流れと同じく「ligarse」から「予知夢」、
この曲は最後の「ラララ~」の部分が音源以上に物悲しく響いていて
それを聴いてるだけでも胸に来るものがありました っていうか今思い出していてちょっと泣きそうになってます(マジ)
この辺りのセンチメンタルな曲はツアー後定番化するかどうか微妙なのでその意味でも今ツアーは出来れば多く参加したいんだなあ。
まあ、都合上そんなには無理かも・・・ですけどね(笑

「No caster」は、なんとイントロを音源とは大幅にアレンジしていて(!)
正直出したばっかでもうアレンジ!?気合入りまくりだな~!!とそれだけでテンション上がったんですが(笑
元々不穏な曲が益々不穏な相様に変化していて聴いていてゾクゾクしましたし、やっぱり名曲だなあ。と
この良い意味で妙ちくりんなイントロのアレンジは今後もやるかは分かりませんが、
やるとしたら是非聴いてもらいたいのでファンの方は是非今後のツアー参加しましょう(笑
この曲と「明け星」は正に新機軸と言って差し支えない曲だなあ、なんて改めて。


熱いシンガロングの「26」、
その勢いを継続させるかのように「手紙」、
そしてこの間からこの曲を演奏する時の熱量が半端じゃない「希望」と畳み掛け、
新譜でもいつの間にかトップクラスに好きになっていた「22世紀」はもう激情レベルの熱唱に仕上がっていて正直堪らなかった
小ハコでがむしゃらになりながら歌うバンドマンはやっぱり絵になるから小ハコも良いなあ・・・なんて感じつつ
この曲に込められた切実な想いもしっかりと伝わって来て本当に良かったですね。

「燈る街」は、
やっぱり泣きそうになりました
だって海北さんが演奏する前に「これは千葉の歌でもあるし、あなたが住む街の歌でもあるから。」とか言うから・・・(笑
具体的に書くと、散々辛い事があっても、思い出の場所だったり大切な記憶があればいつだってまた立ち上がれる。
歌の中でそんな事を切々と感じてしまったのもあって泣きそうになったんだと思います(多分)

一口に「泣きそうになった」とか言っても、それだけじゃ伝わらないだろうから
もっと具体的に自分の感情を掘り返していきたいです。しっかり自分の気持ちが伝わるように。
やっぱり、何だかんだ言って自分が過ごして来た街、過ごしている街が好きなんだと思います。

そんな訳で、「明け星」でしっとり本編は終了。
シネマの熱が伝染したかのような激熱なステージ、お見事でした。拍手。


アンコールではまず「30」、
そしてシネマがロストが2年前公演した豊島公会堂で今度公演をやることにも触れてました
いや、これは、ぶっちゃけわざわざ豊島公会堂でやるって時点でロストからの影響だろうなあ、なんて思ってましたよ(笑
このストレートなリスペクトっぷりが実に良いですねえ。ちなみに「(やると決めたのは)ロストからのインスパイア系」だそうです(笑
あそこ音が結構良かったイメージなので色々と楽しみですね。海北さんはその日スケジュール空けておいてあるそうで、
途中からみんなで行きましょう!的なテンションになってましたが対バンの宣伝にここまで力を入れてくれるバンドも早々いまい(笑

でも、「ロストを潰す気マンマンで演奏してたね!」と馴れ合いでないガチンコっぷりを匂わす発言もしてたり、
全然ギラギラした部分も覗かせる塩梅もまた素敵でした。これは正直すっげえ嬉しかった「hurry」の演奏は
生で聴くと余計にフレッシュで海北さんのベースもブイブイ来ててインストで短いのにかなりの手応えを感じました
ロストのこういうみずみずしいインストって割と需要あると思うのでこの先も是非演って欲しいですね。
最後に渾身の想いを込めて「home」、激しいラストから感動的なラストへ―
先述した通り本当にワンマンっぽい曲数と流れでこの日は終了しました
初日にここまで完成度が高く、
またツアーファイナルっぽいライブを完遂してくれたのは正直感謝しかないです。
多少のベーストラブルがあったのが唯一初日っぽいと言えば初日っぽかったですかね(笑
シネマもロストも、気合いたっぷりで個人的に大満足でした。ありがとうございました。
















ダブルアンコールでは、ブッチャーズのカバー「9月」を演奏したんですけど、
これが原曲に負けないくらい情感豊かに、艶やかに鳴らされていて正直唸ってしまう出来でしたね
物寂しさ、物悲しさが胸を包んで満たすような、そんな強烈な効力があって渾身と呼べるカバーだったかと思います
何より、またブッチャーズの曲をこうやって、最高の形でライブで聴けるのが嬉しくてたまらなくて鳥肌が立ってしまいました。
このカバーは本当絶品なので、どこかで機会があれば、是非聴いてもらえたら・・・とか思いました。
 振り返っても二マニマしてしまうクオリティの初日でした。改めて2バンド、スタッフ、お客さん、ハコの皆さんに感謝を。
後は、秋に入りたてで、しかも9月に「9月」を生で聴けた、っていうのが最高過ぎましたね(笑






【足並み揃えて】Wake Up,Girls! 第11話「アイドル狂詩曲(ラプソディー)」 感想

2015-09-23 | Wake Up,Girls!(アニメ)
夏夜の表情がガチだなあ・・・(笑









漫画家とかでもそうですが、〇〇さんに認められた!って喜んでちゃダメですよね
そんな著名人だとか誰誰が好きだって言ってたよっていうのが生命体の生き死にに直結する訳ではないので
プロデューサーに認められても、お客さんに認められなければ意味がない。早坂さんは本当の意味で“プロ”なんだな、と思いました
大なり小なり何かを表現する人であれば、満点だとか完璧だとかは蜃気楼に近い、という概念も理解出来る
いつだって、どこだって、目指す先はきっと今の自分よりも遥か先のポイントなんですよね。
だから、頑張る。
必死で、頑張る。
みんなが文字通り一丸になってトレーニングや努力を重ねる姿は
本当に言い訳も譲り合いもしなくなってみんな成長したんだなあ・・・という印象で感慨深かったです
誰も置き去りにしない。その代わりに、誰も見くびらない。出来るって信じてる。
そんなタフな気持ちと繋がりが今の強いWUGちゃんを生んでるんでしょうね。





元々何の繋がりもなかったみんなが
意味のある衝突とその度に繋がる絆を携えてここまで“自力で”辿り着いたんです
もう負けたくない、
もう諦めたくない、
このメンバーで“何か”をその手に掴みたい。
今、WUGちゃんが目指せている方向はきっと同じなんじゃないかな、とかこの話数を観ていて感じる事が出来ました
これなら大丈夫、この7人ならきっと大丈夫・・・と、言いたいところですが、アクシデントが起こってしまうんだな。





過度の緊張による、足を挫くというミスをよしのがやらかしてしまいました
元々この新曲はよしのメインだったって事もあり、正直荷が重かった部分もあったのでしょう
イベント「アイドルの祭典」の東北ブロックを勝ち抜き遂に本戦決勝、ってところでよしのが初センターですもんね
でも多分、振り返ってみるとそこもまた早坂さんは織り込み済みできっとそういう雰囲気、ハプニングを乗り越えるWUGちゃんを観たかった
組織的なアイドルではなく人間力でもって乗り越えるようなアイドルが観たかったんじゃないか、なんて思います
それもまたアイドルの一つの側面、統制された存在ではなく、多少凸凹でも、
それがいいんだよ!って思える人間らしいアイドルの存在。
それを期待してたんじゃないかな・・・なんて
勝手に考察しつつも、
物語としては最大の山場、ですね。ここでまたバラバラになるようじゃ今までの作劇の意味なんかはない。次で最終回、最高の決着を見せて下さい。という所で。





いや、まあ、リアルタイムで観てた訳なんですけどね(笑
ちなみに俺はリアルタイムの時は1話で「ふーん・・・」って感じで2話目で「面白いジャン。」って感じでした
まあその反応が一般的であるかはともかく(笑)。確かにメンバーの危なっかしさというか、良い意味で垢抜けてない感じは魅力だったかもしれないですね
そういう子が頑張るから面白いっちゅうか、、、
後はやっぱ、生々しいところが好きだったかな。
ネガティブな一面もポジティブな一面も含めての作劇模様に「おおっ」ってなったし、
そんな世界を生きる大田たちの存在も頼もしかった。「流れ」だけが総てじゃない事を示してくれたと思います。
むしろ、流れを生み出すのはファンの手前の仕事なんじゃないかと。「世の中上手く行かない」をきれいに体現しているアニメだと思うので
そういうのがお好きな方は是非ご覧になってはいかがでしょうか。或いはシビアな物語が好きな方。
そして今週公開の新劇場版を観ればいい。本心からそう思います。そんな訳で、約2週間続いた毎日各話感想も明日で最後です!!
色々大変でして、神経もすり減らしながらの更新でしたが(笑 主に時間的な意味でね。
その分どの話数も気合いを込めたので振り返り等にこれからも是非。











まゆしぃのクラスメイト達はいつの間にかサインを求めて来るようになった
ある意味それもまたまゆしぃ達自身の力で認めさせた、って事なんでしょうね
それもまた、頑張ってれば、続けて行ければ、振り向いて貰える時はきっと来る。
そういう暗示なのかもしれません。

そして、相変わらず“応援してくれる人”の姿や気持ちも執拗に描いていましたね。
このアニメのそういうところが凄く好きです。アイドルは決してアイドルだけで成り立っているのではない。
応援してくれる人も、ファンも、確かに彼らなりの理念で動く血の通った存在なんだ・・・と。
そういう意味ではWake Up,Girls!というのは様々な観点からの想いの集合体なのかもしれませんね。
そんな想いも背負って、いざ“最高のステージ”へ―




余談ですが、あれほど仲間意識的な事を嫌がってたななみんがシュシュを付けているカットにもグッと来ました。